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日本小5课文:预测天气【久我Masahi的日语课堂】#65

2020-09-24 19:05 作者:久我まさひ  | 我要投稿

天気を予想する(预测天气)

作者:武田 康男(たけだ やすお)

新聞やテレビなどで知る天気予報は、以前に比べ、的中することが随分増えてきました。(从报纸和电视等得知的天气预报,与以前相比,准确率增大了不少。)

上の表は、翌日に雨や雪が降るかどうかについて、気象庁が行った予報の的中率を、五年ごとの平均で示したものです。これを見ると、一九七〇年代には八十パーセントに満たなかった的中率が段々高くなり、二〇〇〇年を過ぎると八十五パーセント以上になったことが分かります。的中率は、どうして高くなったのでしょうか。それは、主に、次の二つの理由によるものと言えます。(上面的表显示出了每五年气象局对于翌日是否下雨或下雪的预报平均准确率。看表可知,1970年代还不满80%的准确率渐渐提升,2000年后准确率达到了85%以上。为什么准确率变高了呢?可以说这主要是因为以下两个原因。)

一つは、科学技術の進歩です。二〇一二年現在、日本では、約千三百か所にアメダスの観測装置が設けられ、その地点の降水量を常時測定しています。このうち約八百四十か所では、気温·風向·風速なども観測します。また、全国二十か所に設置されている気象レーダーは、半径約三百キロメートル内の雨雲(あまぐも)の分布を電波で調べています。他にも、海洋での観測、気球や人工衛星による上空での観測などが、時間を決めて行われています。これらの観測で得た情報は、気象庁のスーパーコンピュータに送られ、そこで、何種類もの予想図が作成されます。科学技術の進歩によって、観測装置やスーパーコンピュータの性能、情報を伝達する仕組みが優れたものになり、より速く、正確に予想ができるようになってきたのです。(其中一个原因是科学技术的进步。目前2012年,日本在约一千三百个地点设立了气象数据自动采集系统观测设备,并在这些地点时常测定降水量。其中在大约840个地点观测气温、风向、风速等。此外,全国设立在20个地点的气象雷达用电波调查了半径约300KM内的雨云的分布。其它还有规定好时间对海洋进行观测,利用气球和人工卫星观测上空等。根据这些观测所得到的情报被发送到气象局的超级电脑,然后由电脑做出多种种类的预测图。随着科学技术的进步,观测设备和超级电脑的性能、传达情报的结构变得精湛,能够更快速,更准确地进行预测。)

もう一つの理由は、国際的な協力の実現です。日本の天気の変化には、遠く離れた陸地や海上の状態が影響します。そのため、地球全体の大気の様子を知る必要があり、国境を越えた取り組みが不可欠なのです。二〇一二年現在、気球による観測は、世界約九百か所で同時刻に行われています。また、赤道上空約三万六千キロメートルから、十機程の静止気象衛星が、地球を覆っている雲を広い範囲で映し出しています。日本は、そのうちの二機の管理·運営を受け持っていますが、他の衛星からも情報を受け取っています。この様な国際的な協力が進んだことで、より多くの情報をもとにした、天気の予想が可能になったのです。(另一个原因是实现了国际性的协作。远处的陆地和海上的状态对日本天气的变化有影响。因此,有必要知道整个地球大气的情况,越过国境的配合是不可或缺的。目前2012年,世界约900个地点同一时刻进行着气球的观测。并且,在赤道上空约36000KM的十个左右的静止气象卫星广范围地放映出了覆盖着地球的云。日本管理、运营着其中的两个卫星,也从其它卫星获取情报。像这样国际性的协作进展,以更多的情报为基础,预测天气变得可能。)

では、更に科学技術が進歩し、国際的な協力が進めば、天気予報は百パーセント的中するようになるのでしょうか。それはかなり難しいというのが、現在の私の考えです。(那么,科学技术更加进步,加大国际性的协作的话,天气预报会不会100%准确呢?我现在认为这很难实现。)

天気の予想を難しくしている要因の一つに、短い時間に非常に激しく降る雨などの突発的な天気の変化が挙げられます。上のグラフは、全国で、一時間に五十ミリメートル以上の雨が観測された回数を表したものです。二〇〇一年からの十年間では、平均して年に二百回以上も発生していることが分かります。この中には、短い時間に激しく降る雨も多く含まれています。これらの雨は、数十分のうちに急速に発達する積乱雲(せきらんうん)によってもたらされます。そのため、いつ激しく雨が降り出すのかを正確に予想するのはとても難しいのです。(预测天气很难的主要因素之一是短时间内下起很大的雨等突发的天气变化。上面的图表显示的是观测到的全国一小时降雨50MM以上的次数,可以得知2001年起的十年间,平均每年有200次以上。其中,包括了很多短时内的大暴雨。这些雨是由数十分内快速形成的积雨云带来的。为此,准确预测何时会下暴雨非常困难。)

もう一つの要因には、局地的な天気の変化が挙げられます。日本は、四方を海に囲まれていて、様々な風が吹きます。また、山が多く、地形の変化に富んでいます。そのため、風や雲の動きが複雑で、山を一つ越えただけで天気が異なることが、しばしばあります。広い範囲の風や雲の動きは分かっても、狭い範囲では、それがどこでどのように変化するのか、予想するのは簡単ではありません。(另一个主要因素是局部地区的天气变化。日本四面临海,刮起各种各样的风。而且,山多,地形变化多。因此,风和云的动向复杂,常有仅仅是翻过一座山就天气不同的情况。就算知道广范围的风云的动向,预测小范围会在哪里、怎样变化并不简单。)

それでは、突発的·局地的な天気の変化を予想するために、出来ることはないのでしょうか。私は、いつくかの手立てがあるのではないかと考えています。(那么,为了预测突发的、局部的天气变化,就没有办法了吗?我认为有几种办法。)

その一つは、実際に自分で空を見たり、風を感じたりすることです。天気が急変する時には、空が急に暗くなったり、雷が鳴ったり、生暖かい風が吹いたりするなど、何らかの変化があります。そうした変化に気付き、天気が変わるかもしれないと思うことが、突発的な天気の変化への対処につながります。(其中一个方法是自己看天空,感受风。天气突变的时候,天空或突然变暗,或打雷,或刮起温热的风等,会产生一些变化。注意这些变化,推测天气或许变了,关系到对突发的天气变化的应对。)

また、天気に関する諺が有効な場合もあります。日本各地には、「富士山に笠がかかると雨」「阿蘇の煙が西になびけば雨、南になびけば晴れ」のような、地域に根ざした天気の諺が沢山あります。これらは、そこには住む人達が、新聞やテレビによる天気予報のない時代から、雲の動きや風の向きを基に天気を予想していたことを表すものです。長い間の人々の経験が積み重なってできたもので、中には、科学的に説明出来るものや当たる確率の高いものもあり、局地的な天気の変化を予想するのに役立ちます。(以及还有天气相关的谚语有效的情况。日本各地基于地域有很多类似“富士山戴上斗笠的话要下雨了。笠指的是山帽云”“阿苏山的火山烟往西飘下雨,往南飘天晴。”这样的天气的谚语。这些谚语显示出住在当地的人们在还没有报纸电视天气预报的时代,根据风云的动向为基础预测天气。这是漫长的岁月里,人们的经验积累起来形成的谚语,其中也有能够科学说明的,准确率很高的谚语,对于预测局部的天气变化很有用。)

科学技術の進歩や国際的な協力の実現によって、天気予報の精度は向上してきました。それによって、私達の生活は一層便利になっています。しかし、いくら的中率が高くなっても、「今、ここ」で天気の変化を予想し、次の行動を判断するのは、それぞれの場所にいる一人一人なのです。そのことを忘れず、科学的な天気予報を一つの有効な情報として活用しながら、自分でも天気に関する知識を持ち、自分で空を見、風を感じることを大切にしたいものです。(随着科学技术的进步和国际性协作的实现,天气预报的准确度提高了。由此,我们的生活变得更加方便。然而,准确率变得再高,预测“现在、这里”的天气变化,并判断接下来的行动的是当地所在的每一个人。不要忘记这一点,一边把科学的天气预报作为一个有效情报活用,自己也拥有天气相关的知识,自己观看天空,感受风是很重要的。)

词汇

的中(てきちゅう):射中、击中、命中;中奖;(预想)猜中、猜对、应验

富む(とむ):富有、富裕;富于、丰富

手立て(てだて):手段、方法、办法

靡く(なびく):随风摇摆、顺水漂动;服从、听从;动心

作业

1.读课文

2.思考课文相关内容:


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