【东方弹幕神乐】十六夜咲夜御灵卡故事内容及翻译
エレガント・サーヴァント(优雅的从者)

御灵卡介绍
紅魔館の完璧な瀟洒なメイドの仕事は多岐にわたる。
全ては敬愛するお嬢様たちの笑顔のために。
そんな咲夜も、お嬢様の無茶ぶりの次に悩むことがある。
異変解決の大義名分を背負っているときの紅白巫女だ。
红魔馆完美潇洒的女仆,她的工作涉及了多种多样的方面
全都是为了让敬爱的大小姐笑口常开
但同时咲夜也因为大小姐的胡来而烦恼
她就仿佛是背负解决异变大义之名的红白巫女
故事一

お客様をもてなすのはメイドの役割であり、招かれさる客にお帰りいただくのも同じだ。
「お掃除、お洗濯、お料理。あなたと違って私は忙しいことを分かつて頂戴」
「なによ、ちょっとあんたのとこの真っ赤なお娘様に話があるだけじゃない」
招待客人是女仆的职责,请客人回去也是一样
“打扫、洗衣服、做饭。和你不同,请明白我是很忙的”
“什么呀,我只是想和你们家那位真红的大小姐说说话”

「こんな昼間に突然やって来る非常識なお客様のために、お嬢様を起こすなんて従者としてとてもとても出来ないわ」
今日も朝早くからお休みになった麗しいお孃様。夜まで起きることはない。
“为了这样白天突然到访的没常识的客人而把大小姐叫醒,作为从者是怎么也做不到的呀。”
美丽的大小姐也是今早就开始休息了。直到夜晚才会起床

「健康のための早起きと、お日様の下でのお散歩をオススメするけど」
「寝る子は育つと言うでしょう?お嬢様は月光浴と夜のお出かけをたしなまれているの」
“为了健康我推荐早起,还有在太阳下散步”
“爱睡觉的孩子才会成长吧?大小姐可是很喜欢夜晚享受月光浴呢”

「たまには昼間に起きてみるのも刺激的なんじゃないかしら」
「お孃様が非行に走ったらどうするの」
「それもそうね。レミリアは吸血鬼として優等生だものねえ」
「当家自慢のお嬢様でございますから」
“偶尔白天起床也不也是很刺激的么?”
“如果大小姐走上了歪路呢?”
“那也是呢。蕾米莉亚可是吸血鬼中的优等生唉。”
“那可是我们家引以为傲的大小姐。”

しびれを切らした不良巫女が無言で札を取りだした。
もはや問答は無用ということだろうか、戦いの気配が満ちていく。
輝く符と銀のナイフが浮かび、飛び交おうとした瞬間――
「――真っ昼間からなによっ!いま何時だと思ってるのっ!」
バンッ!とどこかから何かが壊れる音と、妖精メイドの悲鳴と歓声が聞こえた。
「⋯⋯あなたのせいですよ。お嬢様は最近寝不足気味でしたのに」
麻木不仁的的不良巫女无言的取出符札
已经问答无用了,空气中充满了战斗气息
闪光的符咒和银质的飞刀渐渐浮起,正要你来我往的瞬间——
“——大白天的干什么呢!不知道现在几点了么!”
砰!不知从哪传来了什么破碎的声音,还能听到妖精女仆的悲鸣声、欢呼声
“…都因为你。大小姐最近好像有点睡眠不足了。”

物騒な気配を感じて起きたのだろうお嬢様の声に思わず冷たい言葉が口からこぼれる。
「あ、あんただってやる気十分だったじゃない!というか妖怪の事情なんて知らないわよ!」
さて、お嬢様が来るまえにせめて追い出さなければ。
銀のナイフが空を切り裂いた。
听到大概因感到骚动的而起来的大小姐的声音,冰冷的言语脱口而出
“啊,你这不也是干劲十足么!我才不知道什么妖怪的事!”
那么,至少在大小姐来之前必须把她赶出去
迸发的银质小刀撕裂了天空
故事二

お嬢様が来る前に侵入者を撃退することは、本来は容易なことだった。
咲夜にとって、時間は常に味方するもの、最大の武器だからである。
ただそれは、とれだけ時間をかけても解決しない問題には無力であった。
「あの本当にお帰り願えませんか? 心底迷惑なのですが⋯⋯」
“お客様対応”になってしまう咲夜に、霊夢は怒りを露わにする。
在大小姐来之前击退入侵者本来是很容易的事
因为对于咲夜来说,时间永远站在自己的一方,是最大的武器
但对这花了多少时间都不能解决的问题缺显得无能为力
“那个,真的能请您回去吗?您让我从心底觉得很困扰…”
对变成了“接待客人”状态的咲夜,灵梦显得有些愤怒了

「あんたらが犯人じゃなかったらさっさと帰るわよ!」
「どこのなにの首謀者を探してるのかは知らないけど、うちは関係ありませんよきっと」
“你们不是犯人的话,我马上就回去!”
“我不知道你要找的那个主谋者是谁,但肯定与我们没有关系。”

「そんなのはぶっ倒したあとで確認するわよ、本当のことを言うわけないんだから」
凶悪な札が飛んでくる。カチリと秒針が止まる。凍った世界で距離を取る。ナィフを投げる。
しかし、どんな仕組みか非常識な巫女はそれを避ける。⋯⋯本当に人間なのだろうか
「⋯⋯はあ。お願いだから大人しくして、お嬢様に怒られてしまうわ!」
“我会在打倒后再确认的,因为你们没有说真话”
凶恶的符札飞来。秒针伴随着咔哒声停止。在冻结的世界拉开距离。投出飞刀
但不知什么构成的非常识的巫女避开了。…她真的是人类吗?
“呼…。拜托了,请老实点,会惹大小姐生气的!”

「そのお嬢様はこれから私の手でお休みになるんだから大丈夫だって」
「ますます会わせるわけにはいかない!」
お娘様に危害を与える者を通すわけにはいかない、それは絶対である。
例え常識の通用しない相手だとしても、決して紅魔館のメイドは屈しないのだ。
――お嬢様に狂信を誓う従者として、負けられない。
近づいてくる主の歩みを感じながら、咲夜は最後の力を振り絞った。
“我会亲手让这大小姐好好休息的,所以没关系的”
“决不能让你们见面!”
不能让危害大小姐的人通过,这是绝对的
即使是不能用常识理解的对手,红魔馆的女仆也绝不会屈从
——作为向大小姐起誓狂信的从者,我不能输
感受到了主人渐渐靠近的步伐,咲夜拼出了她最后的力量

Night of the Knights

御灵卡介绍
主であるレミリアの命とあれば、どんな場所へも赴き、
見事な手腕を発揮する。幻想郷の夜はレミリアと
彼女にとって、自分たちが力を発揮する最高の世界。
どんな妖怪も、時には神様だって敵ではない。
如果是主上蕾米莉亚的命令,无论什么地方,必将全力以赴
幻想乡的夜晚对蕾米莉亚和她,是能发挥出自身能力的最棒的世界
无论什么妖怪,哪怕有时是神,都算不上敌人
故事一

「お嬢様も無理難題を押し付けるんたがら⋯⋯困ったものね」
月明がのり照らす夜。咲夜はレミリアの命を受け、任務を遂行するべく夜空を駆け抜ける。
夜を紅に染めることが主である吸血鬼の願いならば、咲夜は躊躇うことなく実行するだろう。
「夜は私とお嬢様のテリトリー。姿を晒すということは、それ相応の覚悟があるのでしょうね」
“大小姐也会强行下达无理难题…很困扰呢。”
月光将夜晚照亮。接受了蕾米莉亚命令的咲夜,为了完成任务在夜空下疾行
如果说将夜空染成红色是主上吸血鬼的愿望,咲夜会毫不犹豫的执行吧
“夜晚是我与大小姐的领域。暴露自己身姿的话,也有着相应的觉悟吧。”

姿を見せる敵に対し、不敵な笑みを浮かべる咲夜。
夜の彼女に対峙した存在は、瞬きする暇もなく消えてなくなってしまう。
夜の吸血鬼を守る騎士たる彼女は時間を操り、楯突く存在を完膚なきまでに打ち砕く。
あとに残るのはそこに誰かがいたという残滓だけ。
「⋯⋯あら、口ほどにもない。呆気ないものでしだね」
ナイフを懐にしまい、咲夜は再び闇夜に紛れる。次なる得物を見つけるために。
咲夜面对显现身影的敌人,露出了自信满满的笑容
与夜之女对峙的存在,瞬间就消失得无影无踪
作为夜之吸血鬼的守护骑士她可以操纵时间,挡在面前的存在会被打的体无完肤
剩下的只有不知是谁的残滓
“啊啦…,也不怎么样啊。真是不尽兴的东西呢。”
将小刀收进怀里,咲夜再次融入黑夜。为了寻找下一个猎物

「大丈夫です、お嬢様。そう時間はかかりませんので」
「⋯⋯もしかして私を心配してくださっています?ええ、冗談です」
屋敷で帰りを待つレミリアと語り合う咲夜。
表情こそあまり変化はないが、その声は心なしか弾んで聞こえる。
口数は少ないなからも、固い信頼が感じられた。
“没关系的大小姐。没有花费时间。”
“难度您在担心我么…?不,玩笑而已。”
回到宅邸的咲夜与等待中的蕾米莉亚大小姐说着
虽然表情没什么变化,但那声音听起来很开心
虽然沉默寡言,但也能感受到鉴定的信赖

「そんなに気になるなら、お嬢様が仕事をすればいいのに⋯⋯」
「なんて、お嬢様が直接手を出しては沽券に関わりますから。仕方ありませんね」
「あぁ。帰ったらたまには私を労って欲しいのですけれども」
“既然这么在意,那大小姐来处理的话就好…”
“大小姐直接出手什么的,会有失尊严。没办法啊。”
“也好。但希望回去后偶尔能犒劳我一下。”
故事二

「無事に処理できましたよ、お嬢様」
ひと仕事を終えた咲夜が、主であるレミリアに報告する。
何事も無さそうに語る咲夜の声色から、レミリアは満足そうに応対しているようだ。
ただこれも、咲夜にとっては日常の些細な一幕。
「夜は静かに過ごすのが一番ですね、お孃様。これで今宵もゆっくりと過ごせることでしょう」
「⋯⋯紅茶とケ一キが食べたい?人間の血をたっぷりかけて?ええ、わかりました」
“已经顺利处理好了,大小姐。”
完成一项工作的咲夜,向主人蕾米莉亚报告
从咲夜平安无事回答的音色看来,蕾米莉亚似乎对此很满意
只是这一幕对咲夜来说,只是日常的琐事
“安静的度过夜晚是最好的,大小姐。今宵您也能悠闲的享受了。”
“红茶还是吃点蛋糕…?要重复洒上人类的血么?好的,我知道了。”

レミリアとの会話を終え、ふっと息を漏らす咲夜。真っ暗闇に、彼女の白い吐息が舞う。
「やれやれ⋯⋯お嬢様は私がいないと何もできないみたいですね。人間の血⋯⋯まだ屋敷に残っていたかしら?足りないなら補充しておかないと⋯⋯」
などと考えながら、紅魔館への帰路につく咲夜。その途中、ふらふらと歩く人間を見つける。
咲夜结束了和蕾米莉亚的对话,长呼出一口气。黑暗中,能看见她呼出的白色雾气
“真是的…大小姐离了我,什么都做不了呢。人的血…宅邸中还有么?不够的话不补充…”
咲夜走在回到红魔馆的路上一边这样想着。途中,她发现了一个摇摇晃晃的人

「あら⋯⋯ちょうどいいところに。
あなた、なかなかいい身体をしていますね。全身にいい血が流れている⋯⋯お孃様のお口に合うかもしれません」
「いかがでしょう?我が主にその身体を捧げてみるというのは?」
“啊…真是巧啊
你,身体真的很好啊。全身都流着不错的血…也许正合大小姐的口味。”
“怎么样?努力向吾主奉献你的身体吧。”

酒に酔っているのか、人間はふらふらとしながら咲夜の言葉にこくこくと頜く。
「それはそれは⋯⋯。立派な心がけですね。きっと主もお喜びになることでしょう」
「屋敷はすぐそこです。美味しい料理も、お酒もご用意いたしますので。きっとご満足いただけるはずです。さあ、ともに参りましょうか」
闇夜の晩。暗間の中で紅に染まる。赤い月に照らされる屋敷の番人。それが十六夜咲夜。
可能是喝多了酒,步履蹒跚的人类对咲夜的话用力的点点头
“那是那是…。真是用心可嘉啊。你的主人一定会高兴的。”
“我们的宅邸就在那里。会为您准备好美味的菜肴和酒。您一定会满意的。那么、请随我前去如何?”
漆黑的夜晚。幽暗之中渐染红色。宅邸的管家被鲜红月亮照亮。那就是十六夜咲夜

真夏の海のパーフェクトメイド(盛夏之海的完美女仆)

御灵卡介绍
せっかく天界ビーチに来たというのに、太陽は未だ健在。
夜になるまで遊べない、と吸血鬼姉妹はご立腹。
そんな主たちのために、咲夜は得意の手品を披露する。
「主人の想い出を作ることもメイドの務めですから」
好不容易来到天界的海滩,但夕阳犹在
不到夜晚来临都无法游玩,吸血鬼姐妹很生气
为了这样的主人们,咲夜表演了擅长的魔术
“为主人留下回忆也是女仆的职责。”
故事一

紅魔館の主、レミリア・スカーレットはいつだって無理難題を押しつけてくる。
月に行きたい、幻想郷一美味しいスイーツが食べたい、誰々と今すぐ弾幕勝負がしたい、などなど。
しかし、主の望みを叶えることこそ、メイド長としての責務。
だから、今回の無理難題も叶える以外の選択肢はない。たとえ、どんな結果になろうとも。
「咲夜。私も天界ビーチに行きたいわ」
主からのそんな注文に、十六夜咲夜は一瞬、ほんの一瞬だけめまいを覚えた。
天界ビーチ。その名の通り、天高くに存在するビーチのことである。
最近、幻想郷でかなり有名になっており、レミリアも時折興味を示してはいた。
実は咲夜のほうが、先に天界ビーチへ足を運んでいる。そのロケーションの素晴らしさも知っていた。
いつかは来るだろうなと思っていた注文。それが今、ついに現実のものとなったのだ。
――だが、二つ返事で了承できない理由がある。
红魔馆的主人,蕾米莉亚·斯卡雷特总是提出各种无理的难题
想去月球,想吃幻想乡最美味的甜点,想马上和那个谁进行弹幕决斗,等等
但是,实现主人的愿望,正是女仆长的职责
所以,这次的难题也除了实现别无选择。无论结果如何
“咲夜。我也想去天界海滩。”
主人这样的要求,让十六夜咲夜一瞬间感到头晕
天界海滩。顾名思义,这是存在于天顶的海滩
最近那里在幻想乡变得相当有名,蕾米莉亚也表现的有点兴趣
其实咲夜已去过天界海滩看看。知道那个地方很棒
早就知道这种要求迟早要来。如今,这就实现了
但是——,没有拒绝的理由

「お言葉ですが、お嬢様。日光対策はどうするおつもりで?」
「そんなの、パラソルがあればなんとかなるわよ。ねえ、フラン?」
「その通りよお姉さま。それに、最近は外で遊んだりもするもの。少しぐらい我慢できるわ!」
“话说,大小姐。您打算怎么应对日光呢?”
“有遮阳伞的话就可以了吧。对不对,芙兰?”
“是的,姐姐大人。而且,最近也会在外面玩。能稍微忍耐一下!”

自信満々のスカーレット姉妹。そうまで言われてしまっては、もう頷く以外にできることはない。
「分かりました。では、すぐに天界ビーチへ向かうための準備を進めさせていただきます」
メイド長はありとあらゆる注文に応え、期待以上のサービスを提供する。
たとえそこが地底だろうが天界だろうが、彼女のやることは変わらない。
自信满满的斯卡雷特姐妹。既然这么说的话,除了点头别无他选
“我明白了。那我马上为前往天界海滩做准备。”
女仆长回应了所有的要求,还能提供超出期待的服务
无论是要去是地底还是天界,她的行为都不会受影响
故事二

準備を終え、天界ビーチへとやってきた紅魔館御一行。
日光対策として、夜に天界ビーチに行くつもりだった彼女たちだが、当初の予定よりも早い時間――夕方ごろに現地に着いてしまった。
このままではスカーレット姉妹が日光のせいでまともに遊べないため、夜になるまで時間を潰すことになったのだが……。
「夜まであとどれぐらいかかるのかしら……」
准备妥当,红魔馆一行人前往天界海滩
作为应对日光的策略,打算夜晚去天界海滩,不过,比计划的时间提早到达了——傍晚左右到达了目的地
这样下去的话,斯卡雷特姐妹因为阳光不能正常玩耍,所以要打发时间到晚上…
“还有多久才到晚上…”

「せっかくビーチに来たのに遊べないなんてつまらなーい!」
「あまり騒ぐものじゃないわよ、フラン。吸血鬼たるもの、常に優雅でいないと」
「さっきから羨ましそうに周りを見ているお姉さまにだけは言われたくないわ」
“好不容易到了海滩却不能玩,真是无聊!”
“别吵了,芙兰。作为吸血鬼,要保存优雅。”
“我才不想让从刚开始就被乱花迷眼的姐姐大人说。”

波打ち際を歩きながら、足で水をちゃぷちゃぷ鳴らすレミリアとフラン。
退屈な時間が原因で、姉妹喧嘩が勃発しそうになったので、門番の美鈴が間に入って仲裁しようとするが、なすすべなく八つ当たりされている。
このままではせっかくの夏が台無しになる――が、咲夜にとってはこれも想定内。
今まさに取っ組み合いを始めようとしていた主たちの間に割り込み、即興の手品を披露した。
「暇つぶしならこの十六夜咲夜にお任せを。夜が来るまでの短い間ではございますが、芸を披露させていただきます」
蕾米莉亚和芙兰踩着波浪,弄出哗啦哗啦的声音
因为无聊,姐妹间的争斗快要爆发了,看门的美铃想去调和,却被乱发了一通脾气
这样下去难得的夏天就要泡汤了——但这些对咲夜来说,都在预想之中
她挤进迸出火花的主人之间,表演起即兴魔术
“消磨时间的话,就交给我十六夜咲夜吧。虽然夜晚很快就要到来,在这之前我会表演些小把戏。”

そう言いながら、咲夜は手品で布を出現させ、そこから鳩(はと)の群れを飛び立たせる。
それに拍手が起きる中で、さらなる手品を披露。
我がままな主と気まぐれな妹様の機嫌を無事に持ち直すことに成功する。
「主人の想い出を作ることも、メイドの務めですから」
彼女がいる限り、紅魔館で想い出が途切れることはないだろう。
咲夜说话间就抖出块魔术布,一群鸽子翩然在那里出现
而后的掌声中,表演了更多的魔术
这成功平复了骄傲任性主人和反复无常妹妹的心情
“为主人制造回忆,也是女仆的职责。”
只要她还在,红魔馆就会有源源不断的回忆

紅き月、祝宴、夢幻の時を願いて(祝愿这红月、喜宴、梦幻之时)

御灵卡介绍
暗い、暗い、闇の中。咲夜はひとり、蹲(うずくま)る。
そんな彼女を、紅い月が不意に照らした。
「……そうだわ。私はもう、ひとりじゃない」
さぁ、彼女が主と共に刻んだ軌跡に祝宴を。
孤寂、幽邃、黑暗之中。咲夜一个人蜷缩着
意外的红色月光照到她身上
“是哦…我已经不再是一个人了。”
来吧,为她与主人共同刻画的轨迹上举行宴庆吧
故事一

暗い、暗い、闇の中。
周りには誰もいない。頼れるものも存在しない。
足元すらまともに見えない深淵で、十六夜咲夜はひとり、深い孤独に沈んでいた。
「……このまま、ずっと、ひとりぼっち」
この先の彼女に光などない。明るい将来なんて考えられるはずもない。
あるのは、満たされない空腹と、誰からも見向きすらされないひとりぼっちという現実だけ。
誰でもいい、助けてほしい。
孤寂、幽邃、黑暗之中
空无一人。也没有可依靠的东西
脚下亦是看不清的深渊,十六夜咲夜一个人陷入这深深的孤独中
“就这样…,一直一个人。”
她的前面没有光。无法想象光明的到来
这只有无尽的饥饿,和谁也看不见的现实
谁都可以,希望能来帮帮我

「ずっと、ひとり、なのかな」
その声が、かき消えるようなつぶやきが、誰かに聞こえることはない。
ここは闇。誰もいないし、誰からも見つけてもらえない暗闇の中。
幼い彼女に手を差し伸べるものなど、いるはずが――
「まったく。こんなところで何をしているのよ」
“一直就只有自己么?”
那声音,像自言自语般消失,谁也未曾听见
这里是黑暗。无人存在,也没有人能在黑暗中找寻
好像有人向年幼的她伸出了手——
“真是的。在这里干什么呢?”

――不意に、紅い月が彼女を照らした。
聞こえてくるのは、どこか懐かしい少女の声。
闇を退け、咲夜の心を照らす――世界で一番大切な主の言葉だった。
「さぁ、いくわよ。咲夜。 パーティはまだ終わっていないんだから!」
忽然——,红色的月光照亮了她
听到了令人怀念的少女之音
击退黑暗,照亮咲夜的心——是那世界上最重要的主人的话语
“那么,走吧。 咲夜。 派对还没有结束呢!”
故事二

「――くや。咲夜!」
「っ……あ、あれ? 私は、いったい……」
「何をぼうっとしているのよ。パーティの途中で
居眠りするなんて、あなたらしくもない」
“真是的。 咲夜!”
“啊…,啊? 我怎么了…”
“发什么呆呀?派对进行到一半打瞌睡,真不像你”

「お嬢様……?さっきまで、私は……」
「白昼夢でも見ていたの?
立ったまま寝るだなんて疲れている証拠よ。
無理をするなと言ったでしょう? 私の横に
立つときは常に優雅に、シャキっとしなさい」
“大小姐…?直到刚才,我…”
“在做白日梦么?
站着睡着就是劳累的证据。
我不是说过没必要勉强自己么?
在我身边时请常保持优雅、干练。”

さっきまでの闇はどこにもなく。
咲夜の周りには、飾りつけられたパーティ会場が広がっていた。
呆れた表情を浮かべるレミリアに、使い魔と楽しげに話すパチュリー。
少し離れたところでは、美鈴とフランが料理を堪能しており、ほかにも客人たちの姿がある。
ひとりぼっちの少女など、もうどこにもいなかった。
紅魔館のメイドとなったあの日から、孤独は咲夜と無縁の言葉になったのだ。
「……ありがとうございます、お嬢様」
刚才的黑暗哪里还有
咲夜的身旁,是望不到边的靓丽派对会场
面对蕾米莉亚露出惊讶的表情,帕秋莉和使魔开心的说着
稍远的地方,美铃和芙兰在享受着料理,还能看到其他客人的身影
独自一人的少女,已不在任何地方
从成为红魔馆女仆的那天开始,孤独就变成了与咲夜无缘的词语
“谢谢你…,大小姐。”

「どうしてそこで謝罪じゃなくて
感謝の言葉が出るのかしら。
どんな夢を見ていたのかは知らないけれど、
あなたは私のものなんだから。
だから――一生私の隣にいなさい。いい?」
「まさか、お嬢様。私の夢のことを――」
“为何要说感谢而不是谢罪呢?
虽然不知道梦见了什么,
但你是我的东西。
所以——请一辈子陪在我身边。可以么?”
“难道,大小姐。我的梦——”

「知らないといったはずよ。
はい、この話はこれでおしまい。
せっかくのパーティだもの。
余計なことは考えない。いいわね?
「……お嬢様がそう言うのであれば」
そう、今は紅魔館を祝うパーティの最中。
主とともに歩んできた軌跡を祝わずして何になるというのか。
“并不知道是什么。好了,这个话题打住。难得的派对啊。不要想太多了。可以么?”
“如果大小姐这样说的话…”
是的,现在还是红魔馆的欢庆派对
若不庆祝与主人共同刻画的轨迹该如何是好?

「これからも、一生死ぬまで、貴方に
お仕えしますわ。レミリア・スカーレットお嬢様」
「当たり前でしょう? あなたは
死ぬまで私のものよ。十六夜咲夜」
永遠に紅い幼き月の杯に、完全で瀟洒な従者は光り輝く雫をとくとくと注ぐ。
この紅魔館で主とともに過ごす――そんな夢のような時間がいつまでも続くことを願い、
咲夜はレミリアにそっと料理を差し出した。
“从此,我会一直服侍您的,至死方休。蕾米莉亚·斯卡雷特大小姐”
“那是当然的吧? 你到死为止都是我的东西呢。 十六夜咲夜”
完全潇洒的从者将灿烂的酒水注入永远鲜红的幼月的酒杯中
咲夜安静地将餐饮送向蕾米莉亚,希望这梦幻的时间能永远持续下去——在红魔馆中与主人一起度过的时间

パーフェクト・パティシエ(完美糕点师)

御灵卡介绍
メイドの咲夜にとってお菓子作りも本業の一環。
彼女の力は、主人に満足して貰うために存在する。
立派なチョコケーキを作り、満足げに微笑む咲夜の
頭の中には、満足げなレミリアの顔が浮かぶ。
对于女仆咲夜来说,制作点心是本职的一环
她的能力就是为了让主人满意而存在的
完成了漂亮的巧克力蛋糕,咲夜满足地微笑
她脑中也浮现出了蕾米莉亚满意的脸庞
故事

「さて、と……これから忙しくなるわね。気合いを入れなくては。紅魔館の威信に関わるもの」
ここ紅魔館では親交のある人々を集めた、クリスマスパーティーを開催することになっていた。
当然屋敷は大忙し。掃除はもちろん、衣装や出し物の準備、飾り付けなどやる事は山積だ。
メイド長である咲夜はもちろん誰よりも働き、気付けば辺りは真っ暗。完全な夜だった。
「紅魔館のメイドとして、お客様には最高の一口を味わっていただかないと」
“那么,接下来要变得很忙…。必须鼓起干劲。这东西事关红魔馆的威信。”
与这红魔馆有亲密关系的人会聚集到这里举行圣诞派对
当然房屋里充满繁忙。扫除自不用说,服装、节目、还有还有装饰,各种事情堆积如山
女仆长咲夜当然比谁都工作得认真,都没注意到天已黑。已然完全入夜了
“作为红魔馆的女仆,一定要让客人一口尝到最棒的味道。”

咲夜は疲れた体を休ませることなく、明日振る舞う料理の仕込みに手を付ける。
そして料理を手際よく終わらせると、最後にチョコレートケーキの作成に入り始めた。
「お嬢様たちの要望はチョコレートケーキね。妹様はともかく、お嬢様は味にも見た目にもとてもお厳しい。ちょっとやそっとじゃ小言を言われてしまうでしょうね……さて、どうしたものかしら?」
咲夜不会让疲倦的身体休息,而是着手准备宴请宾客的菜品
做好盛宴后,就开始制作最后一项——巧克力蛋糕
“大小姐想要巧克力蛋糕呢。妹妹大人姑且不论,大小姐对味道和外观可要求严格。稍有不雅就会被骂了吧…那,怎么做呢?”

独り言を呟きつつも、決して手を休めることなく、主レミリアのことを考える咲夜。
どのような物なら喜ぶだろうかと、完成図を頭の中で思い浮かべ少しずつ修正していく。
「そうねえ……ここをこうして……。仕上げにはあれを使いましょうか。これならまあ、合格かしら」
咲夜思考着主人蕾米莉亚时自言自语,可手里没有停下
什么样的东西才会喜欢呢,头脑中一点点地修正,逐渐形成蓝图
“那么…就这样做吧…。精加工就用那个吧。这样的话,能合格了吗?”

そう呟いた彼女はチョコレートレーキを見事に仕上げ、焼き上げる。
このままでも相当素晴らしい出来映えであったが、レミリアを満足させるには至らないと考えたのか、溶かしたチョコを手に取り、複雑なアートを作り上げていく。
時と空間を操れる人間でなければ作れない芸術が、瞬く間に出来上がった。
「いい仕上がりね。これならお嬢様も満足してくれることでしょう。……ふふ」
嘟嘟囔囔的她加工、烘烤做完巧克力蛋糕
虽然这已经做的相当好了,但考虑到也许不能令蕾米莉亚满足,拿起融化的巧克力,要制作出复杂的艺术品
她瞬间就完成了,若不是咲夜能操纵时间和空间,这样的艺术品就无法制作
“做的还不错。这样大小姐也会满意的吧。哼哼…”

瀟洒なメイドと動けない大図書館(潇洒的女仆和不动的大图书馆)

御灵卡介绍
目を覚ましたパチュリーの前には咲夜の姿があった。
「無茶しすぎです。少しはお体を気遣ってくださいね?」
どうやら、研究に集中している間に気を失っていたらしい。
パチュリーはぼんやりとした意識の中で、咲夜に感謝する。
醒来时,咲夜的身影已出现在帕秋莉面前
“有点过头了。请稍微注意一下身体吧?”
看来是集中精神研究魔法时失去了意识
帕秋莉朦胧的意识中对咲夜表示感谢
故事

「んぅ……? う……ここは……?確か、私はさっきまで調べ物を……」
「お気づきになられましたか、パチュリー様。研究熱心なのはいいことですが、無茶しすぎです。少しはお身体をお気遣い下さい」
ぼんやりとした意識の中、咲夜の顔が見える。
パチュリーはどうやら倒れていたらしいことに気づく。
見回りをしていた咲夜が見つけて介抱してくれていたのだろう。
“嗯…? 嗯…这里是…?刚才,我应该还在查东西…”
“帕秋莉大人,您醒过来了? 热心研究是件好事,但有点过头了。请稍微注意下身体。”
朦胧的意识中,看见了咲夜的脸
帕秋莉意识到好像昏倒了
应该是巡视的咲夜发现并照顾我的吧

「お気になさらず、横になっていてください。今日は安静にしていたほうが良さそうです」
身体を起こそうとしたパチュリーを咲夜が制止する。しかし、これ以上彼女に甘える訳には……。
と思ったものの、やはり体調は芳しくなかった。
「何か必要なものはあります?本が読みたければ、私が代行して読み聞かせをいたしますよ」
“请不要介意,好好躺下休息吧。今天安静地待着就可以了。”
咲夜制止了想要起身的帕秋莉。但不想再对她撒娇了...
虽然这么想的,但身体还不太好
“有什么必要的事么? 想看书的话,我会代行读给你听。”

「子供じゃないんだから、そこまではしなくていいわ……。それに、寝ていればすぐ治るから」
ゆっくり目を閉じるパチュリー。体調が悪いなんて、いつものことだ。
「寝ているだけではダメですよ。根本的に疲れが取れていないのです。マッサージをしましょう」
“我不是小孩,没必要那么做…。再说,睡觉后就能好了。”
帕秋莉慢慢合上眼睛。一直以来身体都不太好
“只睡觉可不行。没有根本上消除疲劳。我来按摩吧。”

「ちょっ……!?いい、いいってば咲夜……痛っ!?いたたたたたたた!! 何よこれ!?」
「美鈴に教えて貰ったんです。どうですか?ふーむ、どうやら想像以上に肩こりが酷いですね……えいっ」
咲夜がパチュリーのツボを突く。次の瞬間、パチュリーは声にならない叫び声を上げた。
“喂…!?好了,好了,咲夜…痛啊!? 好痛啊啊啊啊啊啊!! 这是啥啊!?”
“是美铃教我的。怎样?嗯,肩膀的酸痛比想象中还严重…嘿”
咲夜按住了帕秋莉的穴位。下一秒,帕秋莉发出痛得不成声的尖叫

「はぁ……はぁ……もういい……十分だから……。十分良くなったから……」
「確かに顔色が良くなりました。これからも何かあれば、気軽におっしゃってくださいね」
パチュリーは咲夜にお礼を言いつつも、これからは出来る限り健康的な生活をしようと思うのだった。
“哈…哈…已经够了…已经足够了…。真的足够好了…”
“确实脸色变好了。今后还有任何需要的话,请随便说。”
帕秋莉一边向咲夜道谢,一边想着今后要尽量过健康的生活

ある少女の記憶

御灵卡介绍
紅魔館のメイドにしてナイフの達人。なんでもかんでも
完璧にこなす人間だが、真面目すぎるのが玉に瑕。
主人であるレミリアも頭が上がらないことがあるとか。
謎が多い人間だが、レミリアへの忠誠心は本物のようだ。
红魔馆的女仆是飞刀达人。是做什么都完美无瑕的人,但过于认真反而是玉上的瑕疵
甚至让主人蕾米莉亚有时都抬不起头
虽是迷雾重重的人,但对蕾米莉亚的忠诚是真实的
故事

「お嬢様、お着替えをお持ちしました」
夕暮れの紅魔館。
ようやく目覚めた主に、咲夜が世話をやく。
「こちら、お食事とお茶です」
「本日のご予定は……。ええ……はい……分かりました。直ちに取りかかります」
言葉の数は少なくとも、簡単なやりとりで主の意を汲む咲夜。
“大小姐,更换的衣服我给您拿来了”
黄昏时分的红魔馆
咲夜照顾着终于醒来的主人
“餐点和茶水在这里”
“今天的行程是…。嗯…是的…我知道了。我将马上着手处理”
不需要多少话语,咲夜能通过简单的交流理解主人的旨意

「どうしました? お嬢様? まだ眠いのですか? いけませんよ、時間通りに起きなければお体に差し支えます」
主相手であるうと、甘やかすことなく、苦言を呈することもいとわない咲夜。
それだけレミリアに信頼されているのだろう。
「…わかりました。仕方ありません、あと5分だけですよ?」
“怎么了?大小姐?还困吗?这样不行哦,不按时起床的话,会影响身体的。”
对着主人,咲夜既不娇惯,也不吐苦水
正因如此才能被蕾米莉亚所信赖吧
“我知道了…,没办法,就只能再睡5分哦?”

しかし最期には結局、主のわがままに屈してしまう。
人間が吸血鬼の従者になるまで、ふたりの間にどんな過去があったのだろうか。
それを知る者は限られているが、壮絶な何かがあったことは想像に難くない。
「もうすぐ5分ですよ、お娘様。
これでようやく、紅魔館の1日が始まります」レミリアの肩を揺らす咲夜。
幼き吸血鬼が目覚めるとき、咲夜の楽務も本格的に始まる。
最后还是屈从于主人的任性
人类成为吸血鬼的从者之前,两人之间究竟有着怎样的过去
知情者甚是有限,但不难想象那是多么壮烈的事
“马上就要到5分钟了,大小姐。
这样一来,红魔馆的一天开始了”
从幼小的吸血鬼清醒,咲夜的工作就正式开始了

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