【睡前故事】星の王子さま-星-32

星の王子さま-星-32
二番目の星には、自惚れ男が住んでいた。/第二颗星球上住着自恋男。
自惚れ男にとって,他人はみな、自分のファンなのだ。/对自恋男来说,其它人都是自己的fan。
変な帽子を被っているのは,ファンの喝采に答えて挨拶をするため。/他戴着奇怪的帽子,是为了回应fan的喝彩 用来打招呼的,
王子さまの拍手に,自惚れ男が帽子を持ち上げ,恭(うやうや)しくお辞儀をした。/为了回应小王子的掌声,自恋男拿起帽子,恭敬有礼地鞠躬。
王様のところよりは楽しかったが,五分も繰り返したら、飽きてきた。/虽然比皇帝那个地方愉快,可是重复了5分钟之后 他就开始觉得厌烦了。
「その帽子を落とすには,どうすればいいの?」,王子さまは聞いてみた。/[ 那顶帽子掉了的话,要怎么办呢? ],小王子试着问了下。
しかし、褒め言葉しか聞こえない自惚れ男には,質問も全く聞こえない。/可是,只听得到夸奖的话的自恋男,完全没能听到问题。
ひたすら「私を崇拝(すうはい)しているかい」と,聞いてくるばかりだった。/只是一个劲地问着:“你崇拜我吗”
王子さまはちょっと肩を竦めながらこう言った。/小王子耸了耸肩膀 说道。
「崇拝しているよ。でも、なぜそんなことに拘るの?」/[ 崇拜啊,可是,你为什么要拘泥于那样的事呢?]
王子さまはその星から立ち去った。/小王子离开了那个星球。
「大人って、やっぱり本当に奇妙だな。」/「大人,果然真的很奇妙啊」
王子さまは旅を続けながら、そう思った。/小王子一边继续旅行一边这样想着。