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【初音ミク&足立レイ】阿卡西默示【楸】

2023-01-17 14:14 作者:YUSI雨似  | 我要投稿

自己打了一下pv中出现的日语,无法识别的没有打出来()

一.

盛に降る雨。

縱横斜めに上に下に霧散し浮遊し、煽り憂い彷徨い惑う。


时の隙間に寂れた観測所は旧歴の幻想を梁の自我に纏い、

在りし日の光景は靉靆たる寂滅に···

徒花たる生は凋落を以て沿革を語り継ぐ。


「ギャスケットよりレゾンデートルへ」


国王は未だ版図を拡ゲ、嘗ての契約は果たされる事なく、

彼は全世界へ箝口令を敷いている。


涅槃に還る筈の魂も現世に留められてしまった。

そして終にはアストラルへの道も恒久的に鎖された。


被検体αはアストラル世界に辿り着く事は無かった。

被検体γはアストラル世界に辿り着く事は無かった。

被検体εは指令に背き自我を持った。

被検体ηは指令に背き意思を持った。


歴史は繰り返す。

越境の時代を前に、私もささやかな抵抗を行うとしよう。


「空を堕とす」


或科学者が常人よりも物事から功利を引き出せる···

そんな存在を作り出すことに成功したとしよう。


私たちはケーキを食べれば一定の幸せを感じる。

だが功利の怪物はその千倍の幸せを感じることが出来る。


もしケーキが一つしかないのであれば最大の幸福を得る、

そのためにもそれを功利の怪物に渡すべきだ。


たとえケーキが二つあったとしても二つとも渡すべきだ。


功利の怪物が私たちよりも多くの幸福を得ているその間、

功利主義では多数の人々を不幸にすることになる。


それでも、世界全体で見た时の最大の幸せの総量···

それは最大のものなのだ。


「あの日はもう、戻らない」


酩酊、酩酊。憧憬、憧憬。

往来するヒトは空となり、空洞に響く音が山彦のように

群衆の胸に反響する。


焦燥と諦観、僅かばかりの望みがアネクメーネのあたり

一面に乱渦を巻いていた。


相以上の結果を検閲するも白色矮星に希求した結末···

それとは全て異なった。


だが、同軸上の可逆性に於いてはその限りではない。


二.

ここから見える景色は全てが灰色だ。

総てを失ったあの日からその光景に色がつくことはなかった。

いや···初めから何一つ手にしてはいなかったのかも知れない。


少女はかつて見た景色を思い浮かべる。

人が大勢いる学校や沢山の遊具のある公園、休日には賑わう遊園地、映画館、繁華街。

今ではもう見ることのできない景色。

嘗て「そう」であったものしか残されていない。


何度でも繰り返す。

終わりのない事象はフラクタルのように際限なく繰り返す。

円環の輪が紡ぐ限り。


私は大きく息をついた。


宇宙を見上げる。

とても遠く、だけれど君よりは近く感じた。

こんなこと、本当は間違っていると分かっていた。

でも同時に、正解なんてものが無い事も知っていた。


崩れていく大地を見下ろす。

「また、見つけられなかった」と私は一人ポツリと呟く。


遡行機を起動する。

遡行機を中心に世界は加速し、第二宇宙速度を超え、刻は更に加速していく。


そして時間は臨界点を迎えた。


また、始まる。


転 換

三.

「我々は遂に成し遂げたんだ。」

「空間に呼吸をする。」

「彼らは…私たちを苦しめました。」

「何故不可能だと?早急に実行したまえ。」

「彼女がそうなるなら、私も。」

「幸福には死を。」


「我々は帰りたかった。ただ、生きて帰りたか。」

「これは私自身の贖いでもあるのです。」

「始源まりは見過ごしだった。」

「僕が壊すんだ、間違った常識を壊すんだ。」

「お前は悪魔だ、少なくとも私からすればな。」

「夢であってくれ。」

「待っています、貴方が見つけてくれるまで。」


「キミ会うのはこれで何度目だろう。」「高次元にて時層濫觴を確認。」

「相似上の行いを以て審判する。」

「全て幻だ。」

「君は、こんな話を信じるかい?」

「笑ってくれ、キミが笑っぼてくれれば。」


「知ってるよ、僕は彼が誰だか知っているよ。

「私は禁忌を犯してしまった。」

「だから、今ここで償いをさせてくれ。」「何一つ理解なんてしていなかったんだ。」

「我々は間違いなど何一つ犯していない。」

「残り時間はあまり残されていない。」

「私は絶対キミのことを忘れないからね。」


四.

轟音が鳴り響く。

私は驚いて観測所を飛び出した。


辺りを見渡すもそこには何も無く、全てを飲み込むような眩い光だけが視界を塗り潰していた。


「迎えに来たよ。」

「もう何も覚えていないけど、キミだけは忘れなかったんだ。」


そう言って君は私の手を取った。


突如、何の予兆もなく世界に金属音が鳴り響く。


「早く、ここから離れないと。」

そう言って彼女は私の手を少し強く手を引いた。


遡行期に乗り込むと同時に六つのラッパの音が世界に鳴り響く。

空間は収縮し、惑星もその形を崩していく。

まるで初めから何もなかったかのように消えていく。


そして、総てが零に返される。


貴方は観測者となった

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