【睡前故事】星の王子さま-星-34

星の王子さま-星-34
四番目は実業家の星だった。/第四颗星球是实业家的星球。
実業家は,五億百六十二万二千七百三十一個の星を所有していた。/实业家拥有5亿162万2731个星球。
王子さまが会った王様は,星を支配してはいたが,所有してはいなかった。/小王子遇到的王,虽说支配星球,可是并不拥有星球,
これは大きな違いらしい。/这好像有很大的差别,
星を所有すると、金持ちになれる。/拥有星球就能成为有钱人。
金持ちになると,誰かが他の星を見つけた時,それを買える。/成了有钱人的话,当某个人发现了别的星球,就可以买下它。
どうすれば星を所有できるか,誰よりも先にそれを思いつくことだ。/如何才能拥有星球呢,就是比任何人都提前想到那一点。
実業家より先に,星を所有しようと思いついた者は,誰もいなかった。/没有任何一个人,比实业家更早想到,要拥有星球。
実業家は所有する星を管理する。/实业家管理所拥有的星球。
数えて数え直して、銀行に預ける。/把星球数了又数,再将它寄放在银行里。
つまり、星の数を紙切れに書き,引き出しにしまい、鍵を掛けるのだ。/总之,就是把星星的数量写在纸片上,直到取出,一直锁着。
「それでおしまい?」,/「就这样结束了?」
「それで十分。」,/「这就足够了。」
「僕は花を持っていて,毎日水をあげていたよ。/[我拥有花,每天都给它浇水哦,
三つの火山を持っていて,毎週煤払い(すすはらい)を欠かさなかったよ。/我有三座火山,每周都不曾缺过大扫除。
用心に越したことはないから,死火山もちゃんと掃除していた。/唯有小心谨慎才是安全的上策,所以我连死火山也好好地打扫了。
僕が持っていることが,火山にも花にも役に立っていた。/我所做的事情,对火山和花都有帮助。
でも、貴方は,ちっとも星の役に立っていないね。」/可是,你对你的星星来说并没有用呢。」
実業家は口を開けたが,返す言葉が見つからなかった。/实业家张着嘴,可是却无法反驳。
王子さまはそこから立ち去った。/小王子离开了那里。
「大人って、全く本当にとんでもないな。」/「大人,真是太不可思议了。」
王子さまは旅を続けながら、そう思った。/小王子一边继续着旅行一边这么想着。