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けんかがうつる

2021-04-04 18:48 作者:ki9503  | 我要投稿

 むかしむかし、吉四六さんと言う、とてもゆかいな人がいました。

 その吉四六さんの隣の家の夫婦は、いつもけんかばかりしています。

「大体、お前がだな!」

「何よ! あたしのせいにするの!」

 こんな風に大声を出して怒鳴り合うし、二人して物を投げつけるわで、それは大変な騒ぎです。

 そこである日の事、吉四六さんは隣との間に、垣根をこしらえ始めたのです。

 それを、たまたまやって来た庄屋さんが見て言いました。

「よう、吉四六さん。一体何をしてるのかね?」

 すると吉四六さんは、

「何って、見れば分かるでしょう。垣根を作っているんですよ」

「それは分かるが、なぜ?」

「それはもちろん、隣の夫婦げんかが、こっちにうつらん様にですよ」

「ああ、この夫婦な。しかし、けんかという物は、うつる物じゃない。だから垣根など作っても無駄じゃ」

「いいや、うつりますよ」

「うつらんて」

 吉四六さんも庄屋さんも、だんだん声が大きくなってきました。

「だから、うつらんといっているだろう!」

「うつりますとも!」

「うつるもんか!」

「うつるとも!」

「うつらん!」

「うつる!」

 そこで、吉四六さんが言いました。

「ほら、けんかがうつったでしょう」


おしまい


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