乐队谱 ヨルシカ「盗作」 采访

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今までのヨルシカを壊す・・・。新たなサウンドの一面を魅せるアルバム『盗作』。楽曲の制作風景から、使用楽器、奏法のこだわりなどn-buna、suisに加え、ヨルシカを支える下鶴光康(Guitar)、キタニタツヤ(Bass)、Masack(Drums)、平畑徹(Piano)6人が語り尽くす。1万8千字を越えるスペシャルインタビュー
——新しいアルバムの制作に入る前は、どんなことを考えていましたか?
n-buna (Guitar/Composer):前のアルバム(『エルマ』2019.8.28)を完成させた段階で次はどんな作品を作ろうかなと考え始めたんですけど、僕は以前からいつか犯罪をテーマにしたを作りたいなと思っていたんです。それに、今までのヨルシカは夏の一番きれいな上澄みを抽出したみたいな音楽をやってきていたけど、それを壊したいという思いもあったんですよね。きれいなものを、一度壊したいと。それで、今回は"盗作"という犯罪をテーマにしたアルバムを作ることにしました。
——今回もストーリーを先に決めてから制作に入ったんですね。ただ、今までとは違って、今回はアルバムに加えて、盗作を重ねている男性を主人公にした小説も書かれました。先に小説を書きあげてから曲作りを始めたのでしょうか?
n-buna:いえ、両方を同時に進めていきました。小説全体のプロットを考えながら、そうなるとこういう曲が欲しいなと思ってを書く。それを繰り返していったんです。
——同時進行ですか。作業的に、かなり大変だった気がしますが?
n-buna:僕は曲作りも、小説を書くのも筆が早いタイプなので、あまり苦にはならなかったです。予想以上にスムーズに進みました。前のアルバムにつけた日記帳や手紙もそうですけど、作品が二面から見れるというのはめちゃくちや良いことだなと思うんですよ。だから、今回は小説を書くことにしたんです。
——ぜひ、小説とアルバムを併せて楽しんで欲しいです。もうひとつ、小説を読ませていただきましたが、主人公が犯罪者だとは思えないんですよね。
n-buna:楽曲のテーマが犯罪というだけで、悪人を描きたかったわけではないんです。小説の中にも書いているとおり、僕は現代の音楽作品は全部盗作だと思っているんですよ。誰しもがすでにある音楽から影響を受けて曲を作っているわけだから、完全なオリジナリティーというものは存在しないんじゃないかなと。昔の僕は、それを否定的な言葉だと思っていなかったんです。音楽に限らず、あらゆる芸術は先代達の歴史のうえに立っているじゃないですか。すべては大きな河の流れの一部でしかなくて、完全にオリジナルなものが存在しないのは当たり前のことだと思っていた。でも、大きな流れの一部であることを忘れて、自分が創ったものがオリジナルだと思っている人もいるんですよね。自然と降ってきたメロディーやコード進行が元になっていたとしても、それは今まで自分が聴いてきた音楽の堆積の結果でしかないのに。だから、自分の作品はオリジナルだと言う人は、すごく白々しいなと思う。そういう考え方だから、僕は"盗作”という言葉に対して抵抗とかはないんです。僕自身も小説の主人公が犯罪者だとは思っていません。
——音楽に対する深い愛情や尊敬心を持った、とてもピュアな人という印象を受けました。では、二ュー・アルバム『盗作』について話しましょう。n-bunaさんから盗作がテーマで、なおかつ今までとは違うテイストのアルバムを作りたいという話を聞いたときに、suisさんはどんなことを思いましたか?
suis (Vocal):しいことに挑戦するということで、純粋に面白そうだなと思いました。n-buna君の中に、今までのきれいなヨルシ力を壊したいという気持ちがあったということは思いもよらなかったんですよ。だから、次のアルバムは破壊なんだと言われて、そうなのかと思って、レコーディングに入るのがすごく楽しみになりました。
——新しいことに挑戦するのを厭わないのはさすがです。実際、『盗作」ではメンバー皆さん今までの作品とはまた違った顔を見せていますね。
suis:今回はヨルシカを壊すということで、n-buna君が今までのヨルシカにはなかった意外性のある曲を作ってくれたんですね。なので、歌のほうも聴いてくれた方がちよっとビックリするようなところを出せたら良いなと思ったんです。それで、いろいろ新しいいことに挑戦しました。