【日本小1道德】11#心叶

心葉っぱ(心叶)
作者:やすい すえこ
心葉っぱの木は、みんなの心の声が聞こえます。楽しいと、明るい色の葉っぱ、悲しいと、寂しい色の葉っぱになる不思議な木なのです。(心叶树能听到大家的心声。它是一棵不可思议的树,开心的话,叶子颜色会变鲜艳,悲伤的话,叶子颜色会很凄凉。)
ある日、心葉っぱの木の上で、兎ちゃんが言いました。(某日,心叶树上,兔子说道。)
「あれ、初めて見る猪君が来たわ。」(“哎呀,初次见到的野猪君来了。”)
狸君と狐君も、言います。(狸猫和狐狸也说道。)
「引っ越して来たんだね、きっと。」(“一定是搬家过来的。”)
「大きいなあ。なんだか強そうだなあ。」(“个头好大啊。看上去好像很厉害的样子。”)
猪君は、木の下に来ると立ち止まりました。そして、ぼそりぼそり、こう言ったのです。(野猪来到树下停下了脚步。然后,喃喃自语道。)
「ああ、友達、欲しいなあ。どうしたら……、僕……、友達、出来るのかなあ……。」(“啊,好想要朋友啊。我……怎么办才可以……交到朋友呢……”)
心葉っぱの色が、さあっと変わりました。(心叶的颜色一下子变了。)
狸君、狐君、兎ちゃんは、顔を見合わせました。(狸猫、狐狸、兔子面面相觑。)
「友達が欲しいんだって。」(“他说想要朋友。”)
「寂しそうだね、猪君。」(“野猪君好像很寂寞。”)
三匹は、木の上から声を揃えて言いました。「友達になって。」(三只在树上异口同声道:“请当我们的朋友。”)
猪君は、びっくり。(野猪吓了一跳。)
「ひえっ、なんだあ、誰だあ。」(“诶,什么,谁?”)
三匹は、するるんと木から下りてきました。(三只滑溜地下了树。)
「一緒に遊ぼう、猪君。」(“一起玩吧,野猪君。”)
猪君は、どっすんどっすん飛び跳ねました。(野猪重重地跳跃。)
ぱあっ。心葉っぱの色がまた変わって、葉っぱがひらひらと舞いました。(哗。心叶的颜色又变了,叶子飘舞。)
「あっ、心葉っぱの木が、皆で遊ぼうって。」(“啊,心叶树说大家一起玩。”)
狸君、狐君、兎ちゃんに、猪君。(狸猫、狐狸、兔子以及野猪。)
風に乗って飛んでいく心葉っぱを、笑って笑って追いかけました。(笑着追逐随风飘去的心叶。)

