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第十章 以逆风为跳板刮自己的风

2023-03-05 20:45 作者:ProjektRed  | 我要投稿

※版权说明:译者本人仅对本书进行汉化翻译,汉化内容中的所有被译话语,仅代表译者本人的立场。原书一切版权均归佐々木寿人所有。未经授权允许,严禁转载。

第十章 以逆风为跳板刮自己的风

 

不可动摇的局面的主题

 

图7 南四局 北家 第四巡 自己是持有41000点的一位 碰出红中 外面打出3m 宝牌5s

持有17200点的四位庄家打出立直的场况

庄家立直的舍牌如图

7是南四局北家第4巡的手牌。

从第一张红中开始副露,如果能成功和到牌,那就是可喜可贺的一局。剩下的形状还不错,从碰和吃都是一副朝着目标全力前进的架势。

但是这个时候,庄家立直了。现在该怎么做呢?

如果副露了立直宣言牌的3m,自己的手牌也会往前推进,一发也会消除掉。反之,即使不吃,切3m也能避开在一发巡内放铳。依我的感觉,似乎有很多玩家选择后者,但我想知道哪一个更好。

首先,我想考虑一个不鸣3m的选手的想法。重点在于和自己的点差,由于庄家持有17200点,即使被自摸了4000ALL,这一局也不会逆转,而是再打下一局,但如果冲了上去放铳庄家满贯,一发巡内和牌就会使牌局结束了。

另外,如果鸣牌了3m就要打出4m9p,而且摸上无用的牌必须全部打出决胜负,这是非常不利的,所以要拖延住,这就是不鸣牌3m的主要原因。

顺便说一下,如果是我的话,应该没有不鸣3m的办法,下面就来说明一下。首先这一局的主题是什么,这是关键。这手牌只要和到即一位,所以应该朝着终点直线前进。在碰了红中之前,应该就已经这么认为了。但是实际上当庄家立直的介入后,如果放铳的话萌生了这样的消极思考。

“要有多么没有风波一样稳定才能战斗啊? !”我是这么觉得的。所谓没有风波,是指完全没有立直或对对手的牌进行副露的状态。不知这个想法是不是太天真了,事情的发展可不会这么对自己有利。

想想看吧,这个庄家立直是否有满贯并不重要,这一局的首要任务是和到牌,而不是避免放铳。麻将中有很多难以理解的局面,但对于这一局来说似乎并不是这样。

我倒是在想,面对庄家无聊的立直,下一局里还会不会有这样处理的人出现。

即使延长了胜负,也并不意味着能够保持首位。

 

走有意志的道路

 

“你居然能毫不犹豫地打出8m,这是最让我吃惊的。说这话的是最高位战的选手坂本大志君。

这一天,我被叫去打一局麻将,因为两天后将举行最高位战A级联赛的最后一场比赛。

“我和坂本君都是要一决胜负的,如果你能陪我做最后的调整就太感谢了。”我和设乐遥斗已经有10年的交情了,虽然所在团体不同,但每个月我们都会围坐在桌上几次,我在这里有着强烈的支持感。

设乐先生要争取最高位决定战剩下的3个名额,而坂本先生为了保住留在A级联赛中的大战马上就迫近了。

局面是东二局西家的第7巡,是被庄家立直的一发巡内。当时的庄家是同期的冈田茂先生,在平时的练习中,他立直的信赖度也很高。

弃牌如下。

紧接着,来到我身边的是前一巡摸切的宝牌8m

“那切牌速度简直就像切安全牌一样。”吃饭时坂本君继续说道。

当然,8m是没有理由通过立直的。我心中所想的,只有上一局拿下触感极佳的满贯的感觉,以及在不扼杀气势的情况下拿下半庄的想法。

在旁观者看来,可能是太鲁莽了,然而,我们这也是一把胜负手的牌。如果半途而废地打出现物5p,摸进2s4s就会错过听牌;如果打出2s8m4s就会变成孤张,手牌的稳定性就会降低。不管是不是宝牌,8m就是8m,无论是否会被荣和,不需要就是不需要。

那么,姑且把这个结局记录下来吧,庄家是以下的听牌。

我在中盘连续摸进了5s,展开了追立直进攻,但结果却是流局。然而,我希望切出的8m能给两天后打比赛的两人传递一个信息——拖延胜负,像过人行横道一样的麻将是不可能赢的。根据战略意图迫使和对方抗衡,归根到底这才是最重要的。

两天后的晚上,设乐先生打来电话,“我们两个都没能成功,我很抱歉。”在电话中,我可以敏锐地感受到他的挫败感,“完全是因为实力不足,不过这是很好的经验。”

我们所处的世界没有尽头,对于各自输掉比赛的两人来说,新的一年,已经开始了。




10話 逆風をバネに己の風を吹かせる

 

揺るぎない局のテーマ

 

図7は南4局北家4巡目の手牌である。

1枚目の 中 から仕掛け、これをアガり切ればめでたくゲームセットという場面である。残った形も悪くなく、ポンからチーからで猪突猛進の構えだ。

しかしここで、親からリーチが入る。さぁどうするか。

リーチ宣言牌の 3m を食えば、自分の手も進むし、一発も消える。

逆に食わなくても、3m 切りで一発放銃は避けられる。

私の感覚では後者の選択を取る打ち手が多いように思うが、一体どちらが優れていると言えるのだろう。

まずは 3m を鳴かない打ち手の思考を考察してみたい。

ポイントとなるのは自分との得点差である。親は17200点持ちのため、仮に4000オールをツモられても、この局での逆転はなくもう1局となるが、親満を打ち上げれば一発でアガリ止め終了となる。

また、3m を鳴けば 4m に 9p、そして持ってきた不要牌は全て勝負していかなければならず、こちらに分が悪い。

だから引き伸ばし。

これが 3m を仕掛けない主な理由である。

ちなみに私なら 3m を鳴かない手はないと思うのだが、それについて説明していこう。

まずこの局のテーマは何であったのか、そこが鍵である。

この手をアガればトップ、だからゴールに向かって一直線。

中 を仕掛ける前からこの打ち手もそう思っていたはずだ。

ところが実際に親のリーチが入ると、もし放銃したら…というネガティブ思考が芽生えてしまっている。

「どれだけ無風でないと戦えないんだ?!」

私ならそう感じる。

無風とは、リーチや相手の仕掛けが一切入っていない状態のことである。

そんなに自分にとって都合のいい展開が続くわけでもなかろうに、この考えは余りに甘くないだろうか。

考えてもみればいい。

この親リーチに満貫があるかどうかなんて、どうでもいいことではないか。

この局の優先順位は、 放銃を避けることではなく、アガリに向かうことなのだ。

麻雀において難解な局面は数多くあるが、この局に限ってそれは当てはまらないというものだろう。

親のくだらないリーチにオリて、次局このような捌き手がまたくるか、私ならそう考える。

勝負を引き伸ばしたからと言って、必ずしもトップを守り切れるわけではないのだ。

 

意志ある道を進む

 

「よくああいう 8m を平然と打てますよね。あれが一番驚きました」

そう話すのは、最高位戦の坂本大志君である。

この日私は、あるセット麻雀に呼ばれた。というのもこの2日後、最高位戦ではAリーグの最終節が行われることになっていたのだ。

「オレも坂本君も勝負がけだからさ。 最終調整に付き合ってもらえると有難い」

設楽遥斗さんとはもう10年ほどの付き合いになる。

団体こそ違えど、月に何度かは卓を囲む仲だ。 こちらとしても応援する気持ちは強い。

設楽さんは最高位決定戦に残る3枠、そして坂本君はAリーグ残留を懸けた大勝負がすぐそこに迫っていた。

局面は東2局西家の7巡目、親のリーチを受けた一発目である。

このときの親は、同期の岡田茂さん。

普段の稽古でもリーチの信頼度は高い。

その捨て牌は以下のものだった。

直後、私の元にやってきたのは前巡ツモ切りしているドラの 8m だった。

「まるで安全牌を切るかのようなスピードでしたよね」

食事の席で坂本君が続けた。

もちろんリーチに対して 8m が通る理由などない。

ただ私の胸の内にあったのは、前局に感触のいい満貫をアガったことと、勢いを殺さぬままこの半荘を突き抜けるという思いだけだった。

見る人が見れば、無謀なのかもしれない。

だが、こちらだって勝負手である。中途半端に現物の 5p を打てば 2s、4s 引きでのテンバイを逃すし、2s を打てば 8m と 4s が宙ぶらりんに浮いて手牌の安定性が下がる。 ドラであろうがなかろうが 8m は 8m だ。

それが当たろうが当たるまいが、要らないものは要らないのである。

さて、一応この結末は記しておこう。

親は以下のテンパイ。

私は中盤過ぎに 5s を連続で引いての追いかけリーチに出たが、結果は流局だった。ただ、この 8m 切りが2日後勝負に挑む2人へのメッセージになればいいなとは思っていた。

勝負を先送りして、横断歩道を渡るような麻雀では勝ち切れるはずなどない。

どこでぶつけるか、結局はこれが大切なのである。

2日後の晩、設楽さんから電話があった。

「2人ともダメだったよ。申し訳ない」

痛いほどその悔しさが伝わってくる電話だった。

「完全に実力不足だったね。でもいい経験になったよ」

我々のいる世界に終わりはない。

それぞれの戦いに敗れた2人にとっての新たな1年は、もう始まっているのだ。




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