《春与修罗》个人翻译及修整思路,《東岩手火山》部分。(6)

硫磺、月华、逆温层、抬升气流、火山岩与旅记。
ps:本期收录《東岩手火山》的一部分诗文。东岩手火山又称东岩手富士,是日本本土第二大火山,前面提及的小岩井农场就坐落其下。

東岩手火山
东岩手火山
月は水銀、後夜(ごや)の喪主(もしゆ)
月乃水银、后半夜的丧主
火山礫(れき)は夜(よる)の沈澱(ちんでん)
火山砾石是夜的沉淀
火口の巨(おほ)きなえぐりを見ては
面对火山那巨大的喷口
たれもみんな愕くはづだ
谁都会感到惊愕吧
(風としづけさ)
(风与静谧)
いま漂着(ひやうちやく)する薬師外輪山(ぐわいりんざん)
如今终于登顶了药师外轮山
頂上の石標もある
山顶的石标已然可见
(月光は水銀、月光は水銀)
(月光是水银、月光是水银)
《こんなことはじつにまれです
((这事儿着实罕见
向ふの黒い山……つて、それですか
对面的黑山……嗯、是那个么
それはここのつづきです
原来是这边的延续
ここのつづきの外輪山です
是自这边延续过去的外轮山啊
あすこのてつぺんが絶頂です
那儿就是最高的绝顶了
向ふの?
对面的是?
向ふのは御室火口です
对面的是御室火山口
これから外輪山をめぐるのですけれども
从这儿开始巡游外轮山
いまはまだなんにも見えませんから
虽然暂时还什么都看不见
もすこし明るくなつてからにしませう
只要再过一会天就亮了
えゝ 太陽が出なくても
不过 就算不是太阳出来的晴天
あかるくなつて
待到天亮后
西岩手火山のはうの火口湖やなにか
西岩手火山那边也有火山口湖和其它的一些东西
見えるやうにさへなればいいんです
要是能看见倒也不错了
お日さまはあすこらへんで拝みます》
希望明天的太阳能出来啊))
黒い絶頂の右肩と
黑色绝顶的右肩与
そのときのまつ赤な太陽
那一刻赤红的太阳
わたくしは見てゐる
我将这绝景收入眼中
あんまり真赤な幻想の太陽だ
那可真是赤红又梦幻的太阳啊
《いまなん時です
((现在几点了
三時四十分?
三点四十分?
ちやうど一時間
还有一个小时
いや四十分ありますから
不 只有四十分了吗
寒いひとは提灯でも持つて
觉得冷的人请拿着提灯
この岩のかげに居てください》
在这岩石后面避一避吧))
ああ、暗い雲の海だ
啊~ 是昏暗的云海
《向ふの黒いのはたしかに早池峰です
((对面的黑色的确实是早池峰
線になつて浮きあがつてるのは北上山地です
像线一般宛若漂浮的 是北上山地
うしろ?
后面?
あれですか、
那个啊
あれは雲です、柔らかさうですね、
那是云 看起来真柔软啊
雲が駒ケ岳に被さつたのです
云被驹岳给挡住了
水蒸気を含んだ風が
富含水蒸气的风
駒ケ岳にぶつつかつて
直接撞上了驹岳后
上にあがり、
向上攀升
あんなに雲になつたのです。
便变成了那样的云
鳥海山(ちやうかいさん)は見えないやうです、
好像看不到鸟海山啊
けれども
不过
夜が明けたら見えるかもしれませんよ》
待到夜将明时或能窥得一二))
(柔かな雲の波だ
(柔软的云之波浪
あんな大きなうねりなら
此起彼伏
月光会社の五千噸の汽船も
月光公司的五千吨汽船也
動揺を感じはしないだらう
也无法对其造成些许动摇
その質は
云的质地是
蛋白石、glass-wool
蛋白石、玻璃棉
あるひは水酸化礬土の沈澱)
又或者是氢氧化铝凝胶)
《じつさいこんなことは稀なのです
((这事儿着实罕见
わたくしはもう十何べんも来てゐますが
我已经来过这里十几次了
こんなにしづかで
这般的静谧
そして暖かなことはなかつたのです
却又如此温暖的事儿 我从没见过
麓の谷の底よりも
比之山脚的谷底
さつきの九合の小屋よりも
比之方才的九合目小屋
却つて暖かなくらゐです
反而更加的温暖
今夜のやうなしづかな晩は
如今夜这般静谧的晚上
つめたい空気は下へ沈んで
冷空气会向下沉降
霜さへ降らせ
形成降霜
暖い空気は
暖空气则
上に浮んで来るのです
向上浮起到这儿来
これが気温の逆転です》
这便是逆温现象))
御室火口の盛(も)りあがりは
御室火山口的盛景
月のあかりに照らされてゐるのか
可能是由月亮的照耀所致
それともおれたちの提灯のあかりか
又或者是我们提灯的原因吗
提灯だといふのは勿体ない
提灯导致的可能性不大
ひわいろで暗い
那光太暗了些
《それではもう四十分ばかり
((那么还剩四十分钟
寄り合つて待つておいでなさい
大家聚过来等着看吧
さうさう、北はこつちです
快看啊,北边的这儿
北斗七星は
是北斗七星
いま山の下の方に落ちてゐますが
现在正在往着山下落去
北斗星はあれです
北斗星是那颗
それは小熊座といふ
也被称为小熊星座
あの七つの中なのです
那七颗也被其囊括其中
それから向ふに
在那对面的地方
縦に三つならんだ星が見えませう
能看到纵向排列的三颗闪耀的星星
下には斜めに房が下つたやうになり
斜下方之下还有
右と左とには
右与左两边
赤と青と大きな星がありませう
各有一颗红与青的大星星
あれはオリオンです、オライオンです
那是猎户座α星与β星
あの房の下のあたりに
在其下面
星雲があるといふのです
还有着猎户座星云
いま見えません
不过现在看不到
その下のは大犬のアルフア
再往下就是大犬座的天狼星
冬の晩いちばん光つて目立(めだ)つやつです
是冬夜里最为耀眼的星星
夏の蝎とうら表です
与夏季的天蝎此消彼长
さあみなさん、ご勝手におあるきなさい
好了诸位、请随意地起来活动吧
向ふの白いのですか
对面不是有些白色的吗
雪ぢやありません
那可不是雪
けれども行つてごらんなさい
不过各位还是过去瞧个究竟吧
まだ一時間もありますから
毕竟还有一个小时的时间
私もスケツチをとります》
我正好做做素描))
はてな、わたくしの帳面の
奇了怪了,我的薄子上
書いた分がたつた三枚になつてゐる
写到现在只有三页么
事によると月光のいたづらだ
莫不是月光的恶作剧罢
藤原が提灯を見せてゐる
藤原扶起提灯一看
ああ頁が折れ込んだのだ
原来是有几页被折起来了
さあでは私はひとり行かう
那么,我也一人去走走
外輪山の自然な美しい歩道の上を
到外轮山那浑然天成的步行道上去
月の半分は赤銅(しやくどう)、地球照(アースシヤイン)
地球的反射光将月的半影染成赤铜色
《お月さまには黒い処もある》
((月球上出现了黑影))
《後藤(どう)又兵衛いつつも拝んだづなす》
((是后藤又兵卫在叩拜了吧))
私のひとりごとの反響に
我一人自言自语
小田島治衛(はるゑ)が云つてゐる
小田岛治卫在一旁附和
《山中鹿之助だらう》
((是山中鹿之助才对吧))
もうかまはない、歩いていゝ
管它呢,接着散步便是
どつちにしてもそれは善(い)いことだ
不论如何,散步就对了
二十五日の月のあかりに照らされて
二十五的月光照耀下
薬師火口の外輪山をあるくとき
漫步于药师火山口的外轮山
わたくしは地球の華族である
我便是地球的贵族
蛋白石の雲は遥にたゝヘ
蛋白石的云远在天边
オリオン、金牛、もろもろの星座
猎户、金牛、诸天星座
澄み切り澄みわたつて
浩瀚无垠 璀璨星空
瞬きさへもすくなく
瞬息明灭
わたくしの額の上にかがやき
在我的额头之上闪烁着
さうだ、オリオンの右肩から
对了,在猎户座的右肩处
ほんたうに鋼青の壮麗が
真有钢青色的壮丽
ふるえて私にやつて来る
向着我袭来
三つの提灯は夢の火口原の
三盏提灯 于梦之火口原的
白いとこまで降りてゐる
白色地点处降下
《雪ですか、雪ぢやないでせう》
((那是雪吗,是雪没错吧))
困つたやうに返事してゐるのは
有些犹豫 但还是做出了回答
雪でなく、仙人草のくさむらなのだ
那不是雪,是仙人草的草堆而已
さうでなければ高陵土(カオリンゲル)
不然就是高岭土
残りの一つの提灯は
剩下的那一盏提灯
一升のところに停つてゐる
在山顶处停了下来
それはきつと河村慶助が
那一定是河村庆助
外套の袖にぼんやり手を引つ込めてゐる
正在将手往袖套里缩了罢
《御室(おむろ)の方の火ロへでもお入りなさい
((御室那一块的火山口也去一下吧
噴火口へでも入つてごらんなさい
到喷火口里头瞧瞧好了
硫黄のつぶは拾へないでせうが》
顺便再捡些硫磺))
斯んなによく声がとゞくのは
嘶哑的声音传来
メガホーンもしかけてあるのだ
那是扩音器打开的效果
しばらく躊躇してゐるやうだ
似乎有些犹豫
《先生 中さ入(はい)つてもいがべすか》
((老师 能下到里面去吗))
《えゝ おはいりなさい 大丈夫です》
((好的 进去吧 没问题的))
提灯が三つ沈んでしまふ
三盏提灯便降了下去
そのでこぼこのまつ黒の線
在那里头只能看见黑色的轮廓
すこしのかなしさ
有一点失望
けれどもこれはいつたいなんといふいゝことだ
不过也算是一件了不得的好事情了
大きな帽子をかぶり
戴着大大的帽子
ちぎれた朱子のマントを着て
穿着破破烂烂的缎子斗篷
薬師火口の外輪山の
在药师火山口的外轮山上
しづかな月明を行くといふのは
那静谧的月光中前行
この石標は
这个石标
下向の道と書いてあるにさういない
并没有标注下行的道路
火口のなかから提灯が出て来た
火山口里传出提灯的光亮
宮沢の声もきこえる
我还听到了宫泽的声音
雲の海のはてはだんだん平らになる
云海的尽头逐渐平复
それは一つの雲平線(うんぴやうせん)をつくるのだ
形成了一道云平线
雲平線をつくるのだといふのは
自这云平线形成
月のひかりのひだりから
月光的面前
みぎへすばやく擦過した
从左向右迅速掠过了
一つの夜の幻覚だ
一个夜的幻觉
いま火口原の中に
如今在火口原中
一点しろく光(ひか)るもの
只能看见一点白光
わたくしを呼んでゐる呼んでゐるのか
似乎在呼唤着我,在不断呼唤着
私は気圏オペラの役者です
我是大气层舞台上的演员
鉛筆のさやは光り
铅笔的笔套发着光
速かに指の黒い影はうごき
手指迅速运动宛如黑影
唇を円くして立つてゐる私は
我张大嘴巴站在那里
たしかに気圏オペラの役者です
确实地变成了大气层舞台的演员
また月光と火山塊のかげ
又如月光与火山块的阴影
向ふの黒い巨きな壁は
对面的黑色巨大岩壁
熔岩か集塊岩、力強い肩だ
是熔岩形成的集块岩,宛如强有力的臂膀
とにかく夜があけてお鉢廻りのときは
总算夜过天明,绕着山顶
あすこからこつちへ出て来るのだ
从那到这的走了过来
なまぬるい風だ
是微暖的风
これが気温の逆転だ
这就是逆温啊
(つかれてゐるな、
(有些累了、
わたしはやつぱり睡いのだ)
我果然感到了困倦)
火山弾には黒い影
火山弹里有黑影
その妙好(みやうこう)の火口丘には
就在妙好火口丘
幾条かの軌道のあと
几条轨道之后
鳥の声!
有鸟声!
鳥の声!
有鸟声!
海抜六千八百尺の
海拔六千八百尺的
月明をかける鳥の声、
向着明月高飞而去的鸟叫声
鳥はいよいよしつかりとなき
随着远去而逐渐的安静下来
私はゆつくりと踏み
我缓缓地迈出步子
月はいま二つに見える
仿佛能看到两个月亮
やつぱり疲れからの乱視なのだ
果然是因为疲倦而出现的幻视
かすかに光る火山塊の一つの面
火山块的一面泛着微光
オリオンは幻怪(げんくわい)
猎户座变成幻象
月のまはりは熟した瑪瑙と葡萄
月亮周围布满成熟的玛瑙葡萄
あくびと月光の動転(どうてん)
打个哈欠 月光便移动了位置
(あんまりはねあるぐなぢやい
(最好还是不要边走边跳
汝(うな)ひとりだらいがべあ
你只身一人倒也无所谓
子供等(わらしやど)も連れでて目にあへば
要是万一连累了学生们
汝(うな)ひとりであすまないんだぢやい)
你一个人可担当不起啊)
火口丘(くわこうきう)の上には天の川の小さな爆発
火口丘上 银河正在小爆发
みんなのデカンシヨの声も聞える
大家都听到了“今宵彻夜欢歌”的声音
月のその銀の角のはじが
月那银角的一端
潰れてすこし円くなる
正逐渐融化变圆
天の海とオーパルの雲
天海与蛋白石的云
あたたかい空気は
温暖的空气
ふつと撚(より)になつて飛ばされて来る
搅浑在一起飞了过来
きつと屈折率も低く
那折射率一定很低
濃い蔗糖溶液(しよたうやうえき)に
就像往浓厚的蔗糖溶液里
また水を加へたやうなのだらう
再加入水一样吧
東は淀み
东边开始沉淀
提灯(ちやうちん)はもとの火口の上に立つ
提灯立在了原先的火山口上
また口笛を吹いてゐる
口哨的再次吹了起来
わたくしも戻る
我也返回原处
わたくしの影を見たのか提灯も戻る
或许是看到我的身影 提灯也返回了原处
(その影は鉄いろの背景の
(身影化作铁色背景
ひとりの修羅に見える筈だ)
看上去就像一名修罗)
さう考へたのは間違ひらしい
我猜的没错
とにかくあくびと影ばうし
这般只剩哈欠与影子
空のあの辺の星は微かな散点
那边天空中星星微小散点
すなはち空の模様がちがつてゐる
天空已完全变了模样
そして今度は月が蹇(ちぢ)まる。
这下 轮到月亮越变越变小了
2020.4.28 一之上调和译

マサニエロ
马萨尼埃洛(注:意大利城市名)
城のすすきの波の上には
在城头芒草的波浪之上
伊太利亜製の空間がある
有着意大利制造的空间
そこで烏の群が踊る
那儿的鸟群在起舞
白雲母のくもの幾きれ
几缕白云母质地的云朵
(濠と橄欖(かんらん)天蚕絨(びらうど)、杉)
(护城河与橄榄天鹅绒、杉树)
ぐみの木かそんなにひかつてゆするもの
是胡颓子树吗 那般闪耀摇曳着的东西
七つの銀のすすきの穂
七根银质的芒穗
(お城の下の桐畑でも、ゆれてゐるゆれてゐる、桐が)
(城下的梧桐园中,摇啊摇啊,是桐树)
赤い蓼(たで)の花もうごく
赤红的蓼花也随之摆动
すゞめ すゞめ
雀儿 雀儿
ゆつくり杉に飛んで稲にはいる
悠然地飞上树梢又落入稻田
そこはどての陰で気流もないので
那是由于荫庇处没有气流的原因
そんなにゆつくり飛べるのだ
才能那样悠然的飞过啊
(なんだか風と悲しさのために胸がつまる)
(总觉得风与悲伤在胸口堵得慌)
ひとの名前をなんべんも
呼唤他人的名字无数遍
風のなかで繰り返してさしつかえないか
在风中不断的回响也没有用啊
(もうみんな鍬や縄をもち
(已到了大家拿起铁锹与绳索
崖をおりてきていゝころだ)
走下山崖返回的时候了)
いまは鳥のないしづかなそらに
现在是没有鸟儿的寂静天空
またからすが横からはいる
偶尔乌鸦会横着掠过
屋根は矩形で傾斜白くひかり
屋顶呈矩形倾斜,折射着白光
こどもがふたりかけて行く
两个孩子飞奔而去
羽織をかざしてかける日本の子供ら
披着外挂奔跑的日本孩子们
こんどは茶いろの雀どもの抛物線
这回是茶色麻雀们的抛物线
金属製の桑のこつちを
金属制的桑木小锤
もひとりこどもがゆつくり行く
又有一个孩子慢慢走过去
蘆の穂は赤い赤い
芦苇穗朱赤殷红
(ロシヤだよ、チエホフだよ)
(俄罗斯哟、契科夫哟)
はこやなぎ しつかりゆれろゆれろ
白杨树 卖力地摇吧摇吧
(ロシヤだよ ロシヤだよ)
(俄罗斯哟 俄罗斯哟)
烏がもいちど飛びあがる
鸟儿再度起飞
稀硫酸の中の亜鉛屑は烏のむれ
稀硫酸中的锌屑是乌鸦(注:日语中亚铅指锌)
お城の上のそらはこんどは支那のそら
城上的天空此时是中国的天空 ①
烏三疋杉をすべり
三只乌鸦滑过杉树
四疋になつて旋転する
变成四只盘旋
①注解:1913年根据驻华公使的提议商定:日本政府今后均以“支那”呼称中国。本诗定版于1922年,因此合乎常理。在国际外交上于1946年得以正式修正回来。在本诗中使用此词应为使用官方俗定用语的缘故,就以诗中出现的意大利的城堡、俄罗斯的心象描写、日本的孩子、中国的天空来看,结合宫泽生前的和平主义倾向,应该并无指向的贬义,如若沿用古俗称之为“大陆”、“中国”则会混淆地点,特指国家的“清帝国”的说法又不符合实情,故而使用china的日本音译汉字——支那,这与上文中的国家全部使用英文的音译是同等的。但由于当时日本主战政治党派的操作,实际上此中问题比较复杂,具体的客观分析与考证可详见https://zhuanlan.zhihu.com/p/88959099或百度百科
2020.5.5 一之上调和译

栗鼠と色鉛筆
松鼠与彩色铅笔
樺の向ふで日はけむる
桦树的对面太阳模糊
つめたい露でレールはすべる
冰冷的露水使轨道打滑
靴革の料理のためにレールはすべる
为了料理鞋革 轨道打滑
朝のレールを栗鼠は横切る
清晨的轨道上,松鼠横穿而过
横切るとしてたちどまる
横着穿过去,还稍作了停留
尾は der Herbst
那尾巴,如秋天一般(注释:德语中的der Herbst指秋天,词意中包含成熟稻穗的形象)
日はまつしろにけむりだし
太阳渐渐模糊发白
栗鼠は走りだす
松鼠拔腿就跑
水そばの苹果緑(アツプルグリン)と石竹(ピンク)
水荞麦的苹果绿与石竹色(略深的粉色)
たれか三角やまの草を刈つた
是谁修剪了三角山的荒草
ずゐぶんうまくきれいに刈つた
修剪技法还相当的娴熟漂亮
緑いろのサラアブレツド
看上去就像个绿色的纯种马
日は白金をくすぼらし
太阳熏黑了白金
一れつ黒い杉の槍
一列黑杉的标枪
その早池峰(はやちね)と薬師岳との雲環(うんくわん)は
那早池峰和药师岳的云环是
古い壁画のきららから
自古老壁画的云母中
再生してきて浮きだしたのだ
再生并浮现的啊
色鉛筆がほしいつて
说想要彩色铅笔
ステツドラアのみぢかいペンか
是施德楼的短笔么
ステツドラアのならいいんだが
施德楼的那种就好
来月にしてもらひたいな
下个月就想入手呐
まああの山と上の雲との模様を見ろ
嘛 看那山上的云的模样
よく熟してゐてうまいから
熟透了多可口啊
2020.5.6 一之上调和译

后文:下一部分是《无声恸哭》