【睡前故事】《星の王子さま》-羊-15

《星の王子さま》-羊-15 /《小王子》-羊
長い間、君には美しい夕日しか,心を慰めるものがなかったことも,/在过去很长一段时间里,只有美丽的夕阳,可以抚慰你的心,
僕がこの秘密を知ったのは,四日目に朝 君がこう言った時だ,/这个秘密我是在第四天的早晨知道的,当时,你这么对我说,
「僕、夕日が大好きなんだ。夕日を見に行こうよ。」/[我最喜欢夕阳了。我们去看夕阳吧。],
「でも、待たなきゃね。」,/可是、要等哦
「待つって、何を?」,/等、为何?
「日が沈むのをさ。」,/太阳落山了
君はとてもビックリしたようだった,そして すぐに笑い出した,/你似乎非常的吃惊,然后,立刻笑了起来,
「僕、まだ自分の星にいるつもりになっていたよ。」,/我、还打算在自己的星球上。
「そうだね。」,/是啊
誰もが知っているように,アメリカが正午(しょうご)の時には,フランスは夕暮れだ,/就像谁都知道的那样,美国正午的时候,正是法国的黄昏,
だから、一分でフランスに飛んでいけたら,夕日を見ることが出来るけど,残念ながら フランスは遠すぎる,/所以,假如能在用一分钟飞到法国去的话,就能看到夕阳了,但是很遗憾,法国实在太远了,
だけど君の小さな星では,本の少し椅子を動かすだけでいい,/可是在你那颗小星球,真的只要将椅子稍微移动一点,
そうすれば、見たい時にいつでも,黄昏(たそがれ)を眺めていられる。/那样的话只要想看,无论是什么时候,都可以眺望黄昏。
「僕ね、一日に44回も夕日を見たことがあるよ。」/[我啊,一天看了44次夕阳。],
そう言って、暫くしてから、こう付け加えた。/他这么说着,过了一会儿这样补充道。
「ねぇ 悲しくてたまらない時って,夕日が恋しくなるよね。」,/[呐,在悲伤得无以复加的时候,就会爱上夕阳对吧。]
「44回も夕日を見た日は,悲しくてたまらなかったのかい?」,/[看了44回夕阳的日子里,难过得不得了吗?]
しかし、王子さまは答えなかった。/可是,王子没有回答。