髭切膝丸双骑出阵2020场刊采访 中日双语
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三浦宏规
「髭切膝丸双騎出陣2019~SOGA~」を振り返ると、とにかくスピード感に溢れた公演だったと思います。短期間で一気に稽古をして、そのままの勢いで本番を迎えました。公演期間も短めだったので、あっという間だったなという印象です。僕はそういう勢いがある方が得意なのですが、一方で芝居の面では、何度も繰り返すことで深みが出てくることもありますよね。双騎出陣を通じて、「つはものどもがゆめのあと」での髭切の気持ち、膝丸に対する兄者としての想いをより強く感じるようになりました。これは、本番を重ねることで溢れ出てきた感情です。髭切を演じる上で、キーとなった出来事でした。
回顾《髭切膝丸双骑出阵2019~SOGA~》,这是一场速战速决的公演。在短时间内一口气练习,一鼓作气地迎接了正式演出。因为公演时间也很短,给人一种转瞬即逝的印象。我很擅长在短时间内排练然后正式演出,与此同时,我的演技在多次反复的排练中也得到了加深。通过双骑出阵,我更加强烈地感受到了在“兵途犹在梦不归”里髭切的心情,作为哥哥对膝丸的想法。这是一种随着正式演出而溢出的感情。这是在饰演髭切的基础上至关重要的事情。
僕個人としても、双騎出陣ではいろいろな成長をさせていただきました。ミュージカル『刀剣乱舞』の本公演とはまた違う芝居を作っている感覚があったし、1部はいつもの髭切とは違うスタイルの衣裳なので、それに合わせた殺陣もつけていただいて。腰が座った殺陣というのかな。楽しかったですね。振付・ステージングのDAZZLEさんとは初めてご一緒したのですが、個性を見ながら、寄り添ってくれる方だと感じました。髭切と膝丸でそろえるべきところでも、完全に同じじゃなく、それぞれの特徴が出ていても面白いんじゃないかな、とおっしゃってくれたりして。アンサンブルの方々ヘの振付も、強く印象に残っていますね。手振りがとても細かくて、裏で挑戦していた洸が、「難しい、できねえ!」って言ってました(笑)。
就我个人而言,在双骑出阵中也得到了各种各样的成长。(源氏双骑)和音乐剧《刀剑乱舞》的正剧公演又有不同的感觉,因为一部(曾我物语)的服装和往常的髭切的服装风格不同,所以也加上与之呼应的打戏。是要静下心来专心致志的打戏呢。真开心啊。虽然是第一次和编舞的DAZZLE先生合作,但他是个尊重演员个性的人。髭切和膝丸应该统一的地方,也有细微的差别,显露出各自的特征也很有趣吧。给伴舞的大家安排的编舞也给我留下了深刻的印象。因为舞蹈手势非常精细,在幕后挑战的洸,说着「好难,做不到!」(笑)。
花組芝居のお二人と、また共演できるのも楽しみです。最初は怖い方々なのかなと想像していたのですが、全くそんなことはなくて。加納さんは日本の古典演劇に精通していらっしゃる方なので、1部の芝居では所作をはじめ、曾我物語を演じるにあたってのアドバイスをたくさんいただきました。それになんといっても、舞台上での存在感に圧倒されました。そこに居るだけで出る、凄みのようなものがあるんです。あれは……どうしたら出せるようになるんでしょう(笑)。初演時は、ただただ「すごい!」と、お客さん目線になってしまっていました。
和花组戏剧的两人,还能共演也是乐趣。一开始我以为他们是可怕的人,但其实完全不是那样的事。加纳先生是精通日本古典戏剧的人,所以从一部的言行举止开始,就从他那里得到了很多关于饰演曾我物语的建议。而且不管怎么说,只在舞台上就会被他的存在感给压倒。只要他在那里,就会感觉到有很了不得的东西。那个……怎样才能拿出来呢(笑)。初演的时候,只会说“好厉害!”,(不知不觉地)从演员视角变成了观众的视角。
でも今回の再演、公演场所も公演数も增えますし、劇场自体の空間も大きくなっているので、より遠くまでエネルギーを届けられるよう、僕自身もパワーアップしたいと思っています。少し不安なのが、今年に入ってから舞台に立った回数が圧倒的に少なく、動けていないことです。もちろん家でトレーニングなどもしていますが、やはり舞台上とは違うので……。もともとミュージカル『刀剣乱舞』は僕の中で3本の指に入るくらいのハードな公演ですから、スタミナを戻すべく、しっかり稽古に臨みたいと思っています。
但是这次的再演,公演场所和公演数都增加了,剧场本身的空间也变大了,为了能把能量传递到更远的地方,我自己也想提升自己的能量。稍微有些不安的是,今年站在舞台上的次数非常非常的少,没什么活动身体的机会。当然我在家里也有训练,但毕竟和舞台上不一样……。原本音乐剧《刀剑乱舞》对我来说就是难度排行前三的演出,所以我想努力练习以恢复体力。
この間、髭切膝丸として日本博特別公演「日本の音と声と舞」への出演がありましたが、日本の伝統芸能と並んでパフォーマンスできたことは、本当に光栄でした。それもこれも刀ミュを支えてくれているみなさんのおかげだと思うので、感謝しています。洸とは、日本博以来の共演ですね。僕から見た洸は、素直で頑固。良くも悪くもまっすぐで、あまり寄り道をしなさそうな性格ですよね。ひねくれている部分がある僕としては、一緒にいて違和感がないし、やりやすいです。二人で振りをつくる時などは、「こうしたい!」という強い思いもあって。そういうのって、頑固な部分がないと自信を持って見せられませんからね。喧嘩になったことはありませんが、お互いに「こっちがいい」「いや、こっちやろ」みたいなディスカッションをよくしています。加えて、年下の僕に対して、うっかり敬語を使ってしまうような洸の天然っぽさも面白いなと思います。僕が「なんで敬語やねん」と言って初めて、「あ、間違えた」と気づくことがよくあります(笑)。年下の僕が言うことじゃないですが、洸には同級生くらいの感覚で接しています。今、洸に伝えたいことがあるとすれば……STAY HOME期間にゲームをやりはじめたので、「オススメのゲーム、何?」ですかね(笑)。
前些时候,作为髭切膝丸出演了日本博特别公演“日本の音と声と舞”,能和日本的传统艺能一起表演我真的很荣幸。我想这也是多亏了支持刀音的大家,真的非常感谢。洸,是日本博以来的共同演出。在我看来,洸又坦率又顽固。这既是优点又是缺点,他是不怎么会拐弯抹角的性格。对于偶尔有点别扭的我来说,在一起时没有违和感,很好相处。两个人一起做动作的时候,也有“想这样做!”的强烈想法。这样说来,正是因为这种“顽固”的性格,才让他能自信地表现出自己。。我们虽然没有吵过架,但是双方经常会进行“这样好”“不,这样做”这样的讨论。还有就是,对于年龄更小的我不小心使用敬语,洸身上的这种天然呆也很有趣。我说“为什么要用敬语呢”之后他才发觉“啊,弄错了”,这种事很经常发生呢(笑)。虽然身为年纪小的我不应该这么说,但其实我是以同学的感觉在接触着洸。现在,如果有想对洸传达什么的话……大概是宅家期间开始打游戏,「有什么推荐的游戏吗?」吧(笑)。
初演から1年ほどで再び双騎出陣できるのが、とても嬉しいです。初めてご覧になる方には思いっきり楽しんでいただけるように、初演をご覧になった方には新たな発見をしていただけるように、パワーアップ・スキルアップした芝居、ステージをお見せします。1部の芝居はより丁寧に、2部のライプはより強く、広く届くように。ぜひ楽しみにしていてください。
初演后一年左右能再次上演双骑出阵,我非常高兴。为了让第一次观看的人尽情享受,为了让观看初演的人有新的发现,我们将为你展示提升了力量,增进了技巧的的戏剧和舞台。一部的戏剧比之前更细致,两部live要比之前更强更大。请一定要期待。

高野洸
髭切膝丸の2020年は、日本博特別公演「日本の音と声と舞」への出演から始まりました。出演が決まった時からずっと驚いているような状態でしたが、日本の伝統を担うすごい出演者の方々が僕たちを目新しく感じてくださるのは間違いないと思ったので、今もてる実力を全力で出し切ろうという気持ちで本番に臨みました。悔いのないパフォーマンスができたと思いますが、やはり2振りだけで歌って踊って走り回ってというのは、体力的にキツいですね(笑)。
髭切膝丸的2020年,从出演日本博特别公演“日本の音と声と舞”开始。虽然从决定出演的时候开始就一直处于吃惊的状态,但是我想担负着日本传统的厉害的出演者们一定会让我们感到新奇,所以全力发挥现有实力的心情参加了正式演出。我想是没有留下遗憾地完成了表演,不过,只有2振(刀剑)唱歌跳舞跑来跑去,果然在体能上很辛苦呢(笑)。
「髭切膝丸 双騎出陣2019~SOGA~」も、体力の限界と戦っていました。少しでも休息することを怠ったら舞台上で倒れるな、というくらいに(笑)。一方で、いろいろなジャンルの芝居や歌、ダンスに挑戦する機会をいただけたことに、やりがいを感じてもいました。刀剣男士は、“演じること”にも本気なんだなと感じた作品です。
“髭切膝丸双骑出阵2019~SOGA~”也是一场挑战体力极限的战斗。不好好休息的话就会在舞台上倒下了(笑)。另一方面,能得到挑战各种类型的戏剧、歌曲、舞蹈的机会,这也让我感受到了演出的价值。刀剑男士,是让人感到“演戏”也有在认真做的作品。
初演では、声色や立ち姿、走り方など、悩むことも多かったように思います。でも、少し肩の力を抜けるシーンもあって。別当とのシーンでは、昔、僕自身が先生に隠れてゲームをして怒られた経験などを思い出しながら、「懐かしいな~、その気持ちわかるな~」と楽しんで演じていました。子どもの頃の僕は、元気で活発で、家の中でも曲に合わせて踊っているような子だったそうです。広場でのダンスイベントに釘付けになったのが、本格的にダンスを始めたきっかけです。これまで、いろいろなスタイルのダンスを経験してきましたが、DAZZLEさんはそのどれにも属さない、もはや“DAZZLE”というひとつのジャンルですよね。コンテンポラリーに近い部分がありつつ、独特で芯があるというか。特に腕の使い方が印象的で美しくて、初見は本当に驚きます。それに、曲に乗せて踊るのではなく、心情から曲が流れ、その曲と一緒に体が動く、曲とダンスを融合させて胸の内を表現するのも魅力のひとつだと思います。複数人で踊る場面では一緒に芸術を作っているような感覚にもなって、振りがそろった時にはとても興奮しました。
在初演中,声色、站姿、跑步方式等值得烦恼的事情也很多。但是,也有稍微放松的场景。在与别当的场景中(弟弟在寺庙里恶作剧那一幕),一边想起了以前藏起来玩游戏而被老师骂的经历,一边开心地演绎着“好怀念啊~,那种心情真能理解啊~”。小时候的我,是个精神活泼,在家里也跟着曲子跳舞的孩子。被广场上的舞蹈活动吸引了,是正式开始跳舞的契机。到现在为止,经历了各种各样的风格的跳舞,不过,DAZZLE先生不属于哪种类别,“DAZZLE”已经是一种单独的风格了哟。虽然有接近现代的部分,但也有其独特的核心。特别是手臂的使用方法让人印象深刻,很美,第一次看到真的很吃惊。而且,我认为不是乘着曲子跳舞,而是发自内心音乐流淌,身体跟着曲子一起活动,融合曲子和舞蹈来表现内心也是魅力之一。在多人跳舞的场面中,感觉像是在一起制作艺术,动作统一的时候非常兴奋。
体の使い方や表現の仕方では、宏規から気づかされることも多いです。彼は魅せ方が上手ですよね。決まった振付がない歌唱シーンでも、舞台映えのする綺麗な動きなしていて。稽古動画を見るとハッとさせられて、自分の表現を考え直すこともありました。尊敬できる存在です。
很多时候你会注意到宏规很懂得怎么展示自己。他非常擅长诱惑别人。即便是没有固定编舞的歌唱场面,他也能很美丽地舞动。看过排练视频之后感到很惊讶,让我重新考虑自己的表现这种情况也是有的。(宏规)是个值得尊敬的存在。
ああ見えて丁寧にいろいろなことを考えているのも、宏規の良いところだと思います。「つはものどもがゆめのあと」の時もそうでしたが、稽古が始まる前や現場に入る前に、彼から連絡をくれるんです。二人の間でズレが生じないようにとお互いに思っているので、よくLINEで会話しています。ただ、僕の呼び方がコロコロ変わるのが謎です(笑)。最初は僕が年上というのもあって、たしか「洸さん」とか「洸くん」だったと思うのですが、その後「アキラっち」に変わっていて。それがかわいくて好きだったのに、ある時、急に「アキさん」と呼び始めたんです。僕からしたら「アキさんって何?!」状態です。人生で初めてそんな呼ばれ方をしたので、全然呼ばれたことに気がつかなくて。宏規は宏規で、「アキさーん、ねえ、アキさんだよ!」と。笑っちゃうからやめてとお願いしたのですが、今でも時々「アキさん」呼びをしてきます。性格は真逆の二人ですが、お互いずっと笑っていられるような関係が築けていると思います。
宏規からの質問、「オススメのゲーム、何?」については……宏規が気になっているなら、これを機にこちらの世界のゲームに踏み込んでもらえるようアプローチしてみたいと思います(笑)。
看起来漫不经心的但实际上考虑很多,我认为这也是宏规的优点之一。“兵途犹在梦不归”的时候也是这样,在练习开始之前还有进入现场之前他会来联系我。为了不让两个人之间的理解产生偏差,我们经常在LINE上聊天。只是我的称呼不断变化是个谜(笑)。最初也有所谓长辈的称呼,我记得有「洸先生」啦「洸君」啦,不过,此后变成了「アキラっち」(akira chi,差不多就是洸酱~这样的感觉)。这个称呼明明很可爱我也很喜欢,但是有一次他突然开始叫我“アキさん”(aki桑,想不到怎么翻译总之就是很亲密)。我进入一种“aki桑是什么?!”的一头雾水的状态。人生中第一次被这样称呼,完全没注意到是在叫我。但宏规还是会自顾自地叫我“aki桑,喂,是aki桑啊!”。因为会让我很想笑,所以我拜托他不要这样做,但是他现在也经常叫我“aki桑”。虽然两人性格完全相反,但我认为我们之间建立了可以一直笑着说话的关系。
关于宏规的提问,“推荐的游戏是什么?”……如果宏规有心的话,我想以此为契机,试着安利他,请他踏入这个世界的游戏(笑)。
このカンパニーでの再演は、とても嬉しいです。花組芝居の加納さんも丸川さんも、話した瞬間に素敵な方だと感じました。初演はお二人をはじめ、周りのスタッフのみなさんに教えていただきながらやり遂げた感覚があります。それから再演までの期間、僕も他の現場でいろいろなことを学んできました。台本の読み方が変わったり、自分なりの表現の大切さに気づいたり。これを再演にどう活かしていくか、活かせるのか……、まずは僕自身をミュージカル『刀剣乱舞』のチャンネルに合わせること、そして膝丸を再び丁寧につくりあげる作業から始めることになる気がしています。本作は、ミュージカル『刀剣乱舞』の世界を知らない方も、歴史に詳しくない方も楽しめる作品だと思います。新たな土地での、2020年バージョンとしての双騎出陣を、ぜひご覧ください。
这个剧组能够重演我很高兴。花组芝居的加纳先生和丸川先生在说话的那一瞬间就能感觉到他们是很棒的人。初演是以加纳和丸川先生为首,连同周围的工作人员们的指导下完成的。从那之后到重演的期间,我也在其他的现场学到了很多东西。剧本的读法变了,也意识到自己表达的重要性。如何活用这个在再演中,让它继续传下去……我觉得首先要从配合音乐剧《刀剑乱舞》的节奏,然后再仔细地打磨膝丸这个角色的工作开始。本作品想让不知道音乐剧《刀剑乱舞》的世界和不了解历史的人也能欣赏到的作品。请一定要看,在新的土地上,2020年版本的双骑出阵。