宝塚 月組新公「応天の門」七城雅 105期初の主演「責任を感じました」

宝塚歌劇団の月組公演「応天の門」の新人公演が21日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、入団4年目の七城雅(ななしろ・みやび)が初主演を務めた。
華やかなルックスと伸びのある歌声で客席を引き込み、初主演とは思えない堂々とした芝居運び。終演後には「ライトがまぶし過ぎて、0番(センター)に立てているかどうかも分からなかったけれど、これが“責任”というものなんだと思いました」と笑顔で振り返った。
トップスター・月城かなと(つきしろ・かなと)からは「自信を持ってやっていいよ」と背中を押され「力を頂きました。ただ、自信をもってできたところと持てなかったところと…。東京公演に向けて修正したい」と反省も忘れなかった。
2019年4月に初舞台を踏んだ105期からの新公主演は一番乗り。「各組で活躍する同期に刺激を受けながら、私もパワーを送りたい」と力強かった。
また、6年目の羽音みか(はおん・みか)が初ヒロインに挑み「とても緊張しましたが、これまで稽古したことを意識してできたと思います。東京公演に向けてもっと深めていきたい」と振り返った。
同作は灰原薬氏の同名コミックをミュージカル化したもので、七城演じた“学問の神様”菅原道真らが、都で次々に起こる事件を解決していく歴史ミステリー。