对事物的深思、紧扣内心最深处。

ブギーポップ：「どうかな、殺されたいなんて本気で思っている人間などいないよ。」
道元咲子：「そんなことない!生きているのが嫌になっちゃってて殺されたいと本気で考えている人がいると思う。」
ブギーポップ：「それは単にそれ以上生きていると今まで生きてきた意味のほうが死んでしまうという選択があるだけだ。」
道元咲子：「どういうことよ。」
ブギーポップ：「殺されたいなんて言い出す資格を得るには少なくとも本気で生きてからでなきゃということさあ。君にはその資格があるのかな。」
道元咲子：「だって私はひどい奴で本当にとんでもない悪い人間だから。」
ブギーポップ：「悪いと殺されてもいいのかい。」
道元咲子：「そうでしょ！悪い奴がいなくなったら世の中もよくなるし。」
ブギーポップ：「つまり、善人だけが生きてる世界ということかい。」
道元咲子：「そうよ、私なんかじゃなくて日奈ちゃんがずっと平和に生きているような…そんな…私よりずっとずっといい子だったの。なのに、なぜか、私のほうが…」
ブギーポップ：「君の歪曲王は君に優しかったかい。」
道元咲子：「ええ、彼女は苦しみの全てを金に替えなきゃならないって言って。」
ブギーポップ：「どういうことかい、それは…」
道元咲子：「私だってよく分からなかったけど、でも、やらなければならないって思ったの。あそこで日奈ちゃんと暮らせるなら、どんなことでもしようって」
ブギーポップ：「彼女は君の分身だ。その人が優しかったのなら、それは君の優しさなんだ。恐らく歪曲王は僕同様に主体がない。君の中の歪みが形になって出てきただけの存在だ。つまり、君はこれまで自分の優しさを歪ませ続けてきたということ。それは決して楽なことではない。その歪みは君をずっと苦しめていたはずだ。だが、同時に、その苦しみの分だけ、実は君は優しい人間だったということになる。彼女はそれを君に教えるために現れたのさあ。君はもう発生してるんじゃかないか。君のその気持ちが金でないとするなら、この世の中に輝けるものなんか何もないんじゃないかな。」