NGT48が稲刈り&新米を「ときむすめ」と命名 水津菜月「新潟のアイドルならでは
新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」が4日、新潟県内で昨年からスタートさせた農業プロジェクトの一環として「稲刈り&新米名称発表会」を実施した。
1期生の小熊倫実、奈良未遥、2期生の小越春花、古舘葵、諸橋姫向、3期生の木本優菜、水津菜月がこの日、春に田植えをした稲や野菜を収穫。新米を「ときむすめ」と命名した。
新米は等級検査などの行程を経て今月下旬から県内のスーパーに流通させ、収穫されたお米や野菜は、イベントでの販売、飲食店でのコラボメニューなどに活用する。また、フードバンクや子ども食堂などへの寄付も決定している。

同グループの農業プロジェクトは、新潟で活動するアイドルとして県の主要産業である農業を実際に体験して学び、発信していこうという趣旨でスタート。初年度となる昨年は、グループを代表して、年少ユニット「ちっちゃいもんくらぶ」のメンバー(小越春花、古舘葵、諸橋姫向ら)が、新発田市の農業法人・株式会社越後新鮮組の指導、協力の下で試験的に農業に挑戦した。アイドル活動の合間に畑や田んぼに定期的に通い(平均して月に2、3回)農作業を一から体験した。
2年目となる今年は、6月から新加入した3期生も含めグループ全体の取り組みとして拡大。稲刈りと収穫した新米名称を「ときむすめ」と命名した。なお、由来は、新潟県の鳥「朱鷺(とき)」から。「佐渡観光応援公式サポーター」を務めるNGT48が、見かけると幸せになれるという朱鷺のように、田んぼから羽ばたいて、食べるとそのおいしさでみなさんが幸せになってほしいという思いを込め、「むすめ」は、NGTメンバー全員を表す。
1期生の奈良未遥は「昨年は後輩メンバーが農業を頑張ってくれているのを見守っているだけでしたが、今年はこうして田んぼや畑に来て、一緒に農作業ができることがうれしいです。1か月前に種を植えたオータムポエムが、今日見たら力強く芽を出していて驚きました。これからまだまだ葉が増えていくそうなので、収穫する日、そして味わえる日が楽しみです。これからも農業プロジェクトに積極的に関わっていきたい」とコメント。
2期生の小越春花は「春に田んぼに植えた苗が、こうして収穫の日を迎えることができてうれしいです。スケジュールや天候の都合で、なかなか思うように農作業を進められないこともありましたが、それも農業の大変さだと実感した2年目でした。「ときむすめ」という名前もすてきな名前になったと満足しています。朱鷺のように羽ばたいて、この田んぼからたくさんのみなさんのもとへ届く日が楽しみです」と笑顔を見せた。
3期生の水津菜月は「私はNGT48に加入して千葉県から新潟県に引っ越してきました。新潟と言えば、農業が盛んでおいしいお米が有名なイメージでしたが、こうして実際に田んぼでお米の収穫を少しですがお手伝いできて感激しました。新潟のアイドルならではの活動だと思うので、来年は田植えをするところから農業プロジェクトに参加していきたいです」と意気込んだ。