9-3 国际卓越研究大学
9-3 国际卓越研究大学
10兆円ファンド、東大京大なぜ「落選」? 「もうやめよう」の声も
10兆日元基金,为何东京大学落选?“算了吧”的声音也有出现
文部科学省は1日、世界トップレベルの研究力をめざす「国際卓越研究大学」の初めての認定候補に東北大を選んだと発表した。
文部科学省1号宣布,目标是世界顶级研究能力的“国际卓越研究大学”,其第一个认定候选校选择了东北大学。
今回の選定で最も関係者に衝撃を与えたのが、東京大と京都大の「落選」だ。研究・教育両面で日本のトップに君臨してきた両大学は、なぜ選ばれなかったのか。
这次评选中最让相关人员震惊的是东京大学和京都大学的“落选”。在研究、教育两方面都称霸日本的两所大学,为什么没有被选上呢。
有識者会議は両大学について、「構想の具体的内容を学内の多くの構成員が共有し、全学として推進する」体制になっていないと、同じ文言で指摘した。東大についてはさらに、「既存組織の変革に向けたスケール感やスピード感」、京大には「責任関係や指示命令系統」にも注文が付いた。
有识之士会议对两所大学用同样的话语指出,没有形成“构想的具体内容同校内多数成员共享,由全校推进”的体制。关于东大,“面对现有组织变革的规模感和速度感”,京大在“责任关系和指挥系统”方面也做了要求。
ある東大幹部は「トップのリーダーシップで一斉に変革ができるかどうかで合否が決まった。どのように研究力を強化するか、という点はほとんど審査で問われなかった」と振り返る。
一位东大干部回顾说:“高层的领导能力能否一起变革决定了合格与否。如何提高研究能力,这一点在审查中几乎没有被问到。”。
東大や京大は各学部の独自性が強く、総長による統制が利きにくいとされる。だが、ある東大教授は「今回の計画については、総長の意をくんだ学部長たちが、これまでにないほど丁寧に教職員に説明していた」と話す。このため、指摘には違和感を覚えるという。
东大和京大各学院的独立性很强,校长很难统一管理。但是,一位东大教授说:“关于这次的计划,体谅校长意愿的院长们,前所未有地认真地向教职工进行了说明”。因此,对前面所指内容感到违和感。
京大関係者は「トップダウンによる強いリーダーシップを求められたが、基礎研究の裾野を広げるには、現場からのボトムアップも必要だ」と指摘する。
京都大学相关人士指出:“虽然被要求上传下达的强有力的统率力,但要拓宽基础研究的视野,也需要一线自下而上的管理。”。
一方、国立大学協会の関係者は、日本の研究・教育を引っ張ってきた自負がある東大や京大には「自分たちが変わる必要はない」という意識が強いと指摘。「全学的な変革」を求められた今回も、総長のリーダーシップに定評があり、「改革の理念が組織に浸透している」と評価された東北大と比べ、変革への覚悟が見劣りしたとみる。
另一方面,国立大学协会的相关人士指出,一直以来以引领日本研究、教育而自负的东大和京大“自己没有必要改变”的想法很强。在被要求“全校整体性改革”的此次,校长的领导力也得到了公论,与被评价为“改革理念渗透到组织中”的东北大学相比,东大和京都大对改革的觉悟相形见绌。