【日本小5道德】34#守护海豚的大海
イルカの海を守ろう(守护海豚的大海)
作者:井上(いのうえ)こみち
オーストラリアに、野生のバンドウイルカと人が交流出来る浜辺があります。
(在澳大利亚,有一个人类能和野生坂东海豚交流的海滨。)
インド洋に面した、西オーストラリア州のモンキーマイアと言う、穏やかな浜辺です。モンキーマイアの海は、数キロメートル沖まで、水深二メートルほどの遠浅です。水は澄み、エメラルド色に輝いています。
(这是面向印度洋的西澳大利亚州的,名为蒙奇迈亚的平静的海滨。蒙奇迈亚的海直到数千米外的海面,都是水深2米左右的浅滩。水很清澈,泛着翠绿色的光泽。)
付近の海は、イルカのほかジュゴン、エイ、ウミガメなど、珍しい生き物の宝庫です。この浜辺に、イルカたちが膝ぐらいの浅瀬までやって来て、人々と交流するのです。普通、水族館などでショーをするイルカは、体長二、三メートルですが、この浜辺にやって来るイルカは、四メートル近いものもいます。イルカ達は、人から餌をもらうこともありますが、必要量のほとんどを自分達で捕っています。のびのびとした野生の暮らしが、体を成長させているのです。
(附近的海除了海豚,还是儒艮、鳐鱼、海龟等稀有生物的宝库。在这片海滨,海豚们一直来到水到膝盖左右的浅滩,与人们交流。通常,在水族馆等地方表演的海豚体长2、3米,然而来到这片海滨的海豚也有体长达到4米左右的。海豚们虽然也从人那里得到食物,但基本上必要量的食物都是自己捕捉的。悠然自得的野生生活使得身体成长。)
このイルカを守る活動をしている人達がいます。
(有些人为守护这些海豚而活动着。)
イルカを自然のままで守っていくことが、「人間の環境を保つことに通じる。」と、頑張っている地元の人々です。
(努力着的本地的人们认为自然地守护着海豚“可维持人类的环境。”)
いつの頃からか、この浜辺が、野生のイルカと触れ合える渚と注目されて知れ渡り、沢山の人がやって来るようになりました。世界中のイルカ好きが大勢集まり、「イルカを近くで見たい。触ってみたい。」と、年間十万人を超える人達が押し寄せてしまいました。
(不知从何时开始,能和野生海豚接触的这片海滨受人瞩目且人尽皆知,来了很多人。全世界喜欢海豚的众人们聚集而来,“想近距离看海豚。想触摸一下。”一年间超过十万的人们蜂拥而至。)
そこで、西オーストラリア州政府は、モンキーマイアを保護区に指定し、イルカと周辺の自然を守ることにしました。観光客にイルカの生態情報を伝えたりする、「ドルフィン·インフォメーション·センター」もつくりました。そこで働くレンジャーは、イルカの野生を守ることを絶えず訴えています。また、イルカに触ろうとしている人にアドバイスします。
(于是,西澳大利亚州政府将蒙奇迈亚指定为保护区,保护海豚及其周边的自然。还创立了“海豚信息中心”,向观光客传达海豚的生态情报。在这里工作的看守人,不断地呼吁着保护海豚的野生生活。此外,他们还给想要触摸海豚的人建议。)
「イルカが近づくまで待って。」
(“要一直等到海豚接近。”)
「ヒレや頭には触らないで。背中やお腹にかけて優しく撫でてご覧。イルカが喜ぶよ。」
(“别摸鳍和头。请温柔地抚摸背部和腹部。海豚会很高兴的。”)
「ほら、あのイルカをよく見て。お腹が膨らんでいるだろう。赤ちゃんがいるんだ。気が立っているから、手を出さない方がいいよ。」
(“仔细看那条海豚。它的腹部鼓起来了吧。它肚子里有宝宝。它会生气的,所以还是别摸比较好。”)
観光客は、澄んだ水に足首まで浸かったまま、レンジャーの注意に耳を傾けています。この約束が守られているからこそ、モンキーマイアのイルカ達は人に懐いているのです。イルカは特に子供が好きです。子供を見ると、足元までやって来て、嘴でつんつんとつついたりします。「くすぐったいよ。」子供の嬉しそうな声に、あちこちから笑いが起こります。
(观光客浸在清澈的水中,水漫到脚踝,他们就这样侧耳倾听着看守人的建议。只有遵守这约定,蒙奇迈亚的海豚们才会与人亲近。海豚特别喜欢孩子。一看到孩子,它们就会来到脚边用嘴啄孩子。“好痒啊。”四处响起了孩子欢快的声音。)
しかし、モンキーマイアが注目を浴びるにつれ、困ることが多くなりました。連日、キャンピングカーをはじめ、車が列をなすようになったのです。そのため、排気ガスで空気は汚れ、騒音も酷くなるばかりです。モンキーマイアの周辺の小さな町まで開発が進み、ホテルが建ち並ぶようになりました。
(然而,随着蒙奇迈亚受到瞩目,困扰的事也变多了。以野营车为首的车辆连续几日排着队。因此,废气污染了空气,噪音也越来越严重。酒店栉比鳞次,一直开发到蒙奇迈亚周边的小镇。)
特にごみ公害は頭の痛い問題です。
(特别是垃圾公害是令人头疼的问题。)
「イルカに会いに来てくれるのは嬉しいけど、ごみを置いていかれるのには困っている。」
(“虽然对于大家来见海豚感到很高兴,但是留下垃圾令人困扰。”)
レンジャーはもちろん、町の人達や漁師さん達も、顔をしかめています。イルカが、プラスチックやビニールを飲み込んでしまったら、生命にも関わるのです。
(不只是看守人,镇上的人们和渔民们也皱起了眉。海豚吞下塑料的话,会危及到生命。)
オーストラリアでは、毎年三月、国をあげて「クリーンアップデー」を設け、自然環境を守る運動をしています。環境保全は、心ない旅行者、観光客が後を絶たないかぎり、解決できない問題です。
(澳大利亚将每年三月设立为了“清洁日”,来守护自然环境。保全环境是只要一直有无心的旅行者和观光客,就无法解决的问题。)
レンジャーは、海水の汚染にも気を揉んでいますが、汚れは増すばかりです。無計画な森林伐採なども原因の一つです。一度に沢山の木を切ると、地盤が緩み、土砂が崩れ易くなります。流れ込んだ土で海が濁ってしまいます。海の汚れは、イルカの生命を脅かすことになります。
(看守人也担心海水的污染,污染不断增加。无计划的砍伐森林等也是原因之一。一下子砍了很多树的话,地面松弛,容易塌方。流入海中的泥土使海浑浊。海水污染会威胁到海豚的生命。)
センターで働くレンジャーは、いつまでもイルカと人が交流出来る浜辺にしようと、今日も汗を流しています。
(在中心工作的看守人为了让这片海滨能够一直使人和海豚交流,今天也挥洒着汗水。)
モンキーマイアの浜辺を綺麗に保つことは、美しい地球を守っていくことにも通じるのです。
(使蒙奇迈亚的海滨保持干净,也是保护美丽的地球。)



