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【重音テト】#A7CAE8【夜風見】

2023-08-06 12:54 作者:夝暝clear  | 我要投稿



#A7CAE8

BY:夜風見


貴方は、天使でした。

青の血を纏って、小さく震えて。

ぼくは、貴方が福音だと信じて疑えなかった。

だから、どうか、導いてください。

                                          」


你曾是,天使。

身绕蓝色的血,轻微地颤抖着。

我,深信你是福音而从无怀疑。

所以,还请,指引我吧。

                                          」


「明日、死のう。」

そう、淀みなく口にした貴方は、

とても穏やかてした。

水底の形も、波間の色も、

貴方の行く末なのでしょう。


「明天,赴死吧。」

是的,毫不犹豫地说出口的你,

多么平静。

水底之形,波间之色,

都是你将要前往的终末吧。


靴を脱ぎ捨てて、幼かったあの頃へ。

生体のない私を連れて。

終わる命なら、惜しげもなく使いましょう。

悔いもないと嘘をついてまで。


把鞋脱下丢掉,回到年幼那时。

带上没有实体的我。

若是将要结束的生命,就不加吝惜地使用吧。

直到谎称绝无后悔的地步。


駆る風を纏ったら刹那に芽吹く春

声だけの私すら貴方が浚う


风疾驰掠过便刹那间发芽的春

就连只有声音的我也因你疏浚


街の中を歩いた。

誰も居ないからと、形無い貴方の手を盗って。

感情のない貴方は、ずっと微笑んでくれる。

それだけが、

ぼくの選択を肯定してくれました。  

                                          」


在街上散步。

没有任何人在,所以偷走了你那无形的手。

不具有感情的你,始终微笑着。

仅此而已,

肯定了我的选择。

                                          」


揺れ爆ぜて、眩んだ。

ただ倒錯の夢に微睡むまま、

ひしゃげている翼で残酷な程、

藻掻きましょう。

碧褪めた世界で息をする度、

感情が磨り減るでしょう。

嗚呼、まるで泡のように酷く些末な命を、

今、報いましょう。きっと、ここは天国よ。


摇晃爆炸,令人目眩。

只是在错乱的梦中继续浅眠,

用挤压变形的羽翼以残酷的程度,

开始痛苦挣扎吧。

在碧色褪去的世界中呼吸的每次,

都会磨损感情吧。

啊啊,宛若泡沫一般凄惨无用的生命,

现在,得到回报吧。这里,一定就是天堂。


灰の積もった海辺を歩いた。

ここには多くの亡骸が流れ着いていて、

ああ、貴方と共にこの一部になると思うと、

ぼくのこころは無性に弾んで

幸福の中を浮いた。


貴方が、心を解さなくてよかった。

                                          」


走在灰烬堆积的海边。

这里有许多漂流抵达的亡骸,

啊啊,想到能与你一同成为其中的一部分,

我的心便无比雀跃地

飘浮于幸福。


你,不解人心真是太好了。

                                          」


夜風を見るように、捉えどころもなく、

どこまで往くのでしょう。

滅びだした星で、誰より軽やかに、

辷るように舞う。


正如注视夜风那般,无法捉捕,

将要去往何处。

在开始毁灭的星球上,比谁都更轻快地,

滑落似的起舞。


息を止めるように口をそっと塞ぎましょう。

退廃めいて堕ちていくように。

酷く満たされた心地のまま凭れましょう。

青く凪いで最期が迫る。


像阻断呼吸那样轻轻捂住嘴吧。

像衰退而堕落一般。

就任由那得以过度满足的心境去依靠吧。

青色的风平浪静迫近终结。


貴方はまるで綿毛のように自由で、美しくて。

この手の中で

潰れてしまいそうにか弱く思えて。

それが堪らなく、ぼくを誘いました。

初めから狂っていたのは、

ぼくだけなのかも知れません。

                                          」


你简直像绒毛一样自由、美丽。

令人以为柔弱到几乎要

在这双手中被压垮。

这无法忍受,而邀请了我。

说不定从最开始,

就只有我一人是疯狂的。

                                          」


常春の街、紛い物の理想、

暖かく煌めく、眩さが痛い。

東雲が来る、波間が囁く、

水底の暗さに貴方は向かう。


永恒春日的街道,仿造品的理想,

温暖地闪烁,耀眼而疼痛。

拂晓到来,波间窃语,

你向着水底的黑暗走去。


貴方は、天使でした。

眠る前に、

本当みたいな貴方を強く抱きしめた。

ただ、冷たくて、貴方は架空そのもので。

それでも、救いには違いなかった。 

                                          」


你曾是,天使。

入眠之前,

紧紧抱住了宛若真实的你。

然而,冰冷的,你本身正是虚构。

即便如此,也无疑是救赎。

                                          」


手が触れた幻、

まだ体温の通わない自動人形。

今逝くね、すぐまた

生まれ変わりのその先で。


手触碰到的幻影,

体温尚未通达的自动人偶。

现在就逝去,马上再会。

在那转世重生的前方。


歪めて。焼き付けて。愛して。愛されて。

この物語は、これでお終いにしましょう。


歪曲。烧焦。爱着。被爱。

这个故事,到此为止吧。


心を解さないはずの貴方が、泣いていました。

ただそれだけで、悟ったのです。

それはもう、今更な話でした。

貴方を愛しています。常軌を逸してまで。

その代わり、貴方はぼくを愛してくれました。

生まれ変わって、次の命が在るのなら、

狂ったまま生まれて、また貴方に逢いたい。

                                          」


本该不理解人的心灵的你却哭泣了。

仅仅因此,醒悟过来。

那已经是,事已至此之事。

我爱着你。到脱离常规的地步。

作为回应,你也爱着我。

转世重生,如果拥有下一份生命的话,

依旧疯狂而降生于世,想要与你重逢。

                                          」


ひた濡れたこの手で

その脈拍を、すぐ奪うから。

嗚呼、次の命で逢いましょう。

それまで、ここが地獄でも。

いいよ、もう。


彻底打湿的这双手

会将那脉搏,马上剥夺。

啊啊,以下次的生命相见吧。

在那之前,哪怕此处是地狱也。

无妨,已经。


東雲が来る、波間が囁く、

水底の暗さに貴方は向かう。


拂晓到来,波间窃语,

你向着水底的黑暗走去。


貴方の声は、もう、

聞こえなくなっていました。

結局ぼくはひとりでした。でも、大丈夫。

ここに勝る天国も、ここを超える地獄も、

何処にだって在りはしないからです。

                                          」

你的声音,已经,

听不到了。

结果我还是孤身一人。但是,没关系。

因为胜过此处的天国,超越这里的地狱,

无论哪里都不可能存在。

                                          」


じゃあ、またね。

那么,再见。

















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