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【日本小5道德】23#协心接球

2022-08-01 19:15 作者:久我まさひ  | 我要投稿

心のレシーブ(协心接球)

「今度のスポーツ大会、大丈夫かな。」

(“下次的运动大会,不要紧吧?”)

来月に迫った、クラス対抗の高学年大会で、陽子は得意のソフトバレーボールに出場する。地域のバレーボールチームにも参加し、五年二組チームのキャプテンだ。(頑張れば六年生に勝てるかも知れない。)と張り切る陽子だったが、悩みの種は同じチームの男子だ。

(在下月迫近的班级对抗的高年级大会上,阳子要在她擅长的软排球比赛中出场。她还参加了地方的排球队,是五年二班的队长。阳子干劲十足,认为努力的话说不定能赢过六年级,然而,她的烦恼之源是同队的男生。)

チームは、女子二人と男子二人の四名。女子のメンバー幸世は、陽子と仲が良く、運動も得意だ。ところが、男子のメンバーの直希と良夫ときたら、チーム分けの話し合いの時、どこでもいいと言う理由で、ソフトバレーボールになった。特に、良夫は運動があまり得意ではない。

(队伍是由女生二人和男生二人组成的四人。女生成员幸世和阳子关系要好,也很擅长运动。然而说到男生成员的直希和良夫,在商量分队的时候,他们因为随便去哪都可以,所以分进了软排球。特别是良夫不怎么擅长运动。)

「明日から『朝練』をするから、八時までに体育館に来ること。よろしくね。」

“从明天开始晨练,八点前到体育馆来。请多关照。

昼休みにメンバーが集まって、練習の打ち合わせをしている時も、直希と良夫は、「はいはい、分かりました。お任せするよ。」と、どこかやる気のない態度だ。陽子の不安はますます高まる。

(午休时,成员集合,商量练习的时候,直希和良夫也说:“好好,知道了。交给你了。”总觉得他们毫无干劲。使得阳子愈加不安了。)

翌朝、陽子と幸世は十分前には来て、サーブの練習をしていた。そこへ、直希と良夫が、少し慌てた様子で体育館に入ってきた。

(翌日早上,阳子和幸世提前十分钟来到体育馆,练习发球。这时,直希和良夫稍微有些慌张地来到了体育馆。)

「あれっ、もう練習始めてたのか。」

(“诶?已经开始练习了吗?”)

「あら、ちゃんと来たのね。」

“哎呀,你们真来了啊。

幸世が言ったのに対し、「なんだ、僕達信用されてないんだ。」と、直希がむっとして言い返した。

(对于幸世的话,直希生气地反驳道:“什么啊,完全不相信我们啊。

「はい、皆揃ったから、練習始めよう。まずは、レシーブからね。」

“好,大家都到齐了,开始练习吧。首先是接球。

陽子の一言で、朝練が始まった。陽子が軽く打ったボールを、メンバーが順番にレシーブして返す。

(由阳子的一句话开始了晨练。队员按顺序接过阳子轻轻打出的球并将其打回。)

「その調子。次ね。」

“状态不错。下一个。

陽子のかける声とともに、幸世がレシーブしたボールは、確実に返ってくる。直希も、まずまずの調子。ところが、「もっと、体の中心でボールを受けなくてはだめ。はい、もう一度。」

(伴随着阳子的声音,幸世很准地接过球后打了回来。直希的状态也还算过得去。然而,“你必须更好地调整身体的重心接球。好,再来一次。

良夫は、ボールに触るのが精一杯。ボールは見当違いの方へと飛んでいく。何度やっても、同じことの繰り返しである。

(良夫碰到球就已经是竭尽全力了。球朝着目标外的方向飞去。无论试了几次,都是如此。)

「これでは、試合にならないわ。」

“这样的话,还比什么赛啊。

幸世が声をあげた時、直希が怒って言った。

(幸世说话时,直希怒道。)

「良夫さんだって、頑張ってるじゃないか。」

“良夫也在努力啊。

良夫は、床に足を投げ出して、肩ではあはあ息をしている。

(良夫在地板上伸出脚,哈哈地大口喘息着。)

「でも、ちゃんとレシーブしてくれなければ困るわ。時間を見つけて練習しておいてね。今朝は、もう終わり。」

“但是,不能好好接球的话可不行。一有时间就练习吧。今天早上就到这里了。

良夫に対して、つい強い口調の陽子だった。しかし、心のどこかに、「良夫さんだって、頑張ってる。」と言う直希の言葉が引っかかっていた。

(阳子对良夫语气强烈道。然而,在她心中的某处,很在意直希所说的良夫也在努力啊。

一週間経った。五年一組のキャプテンの広から、放課後、練習試合をやらないかと声がかかった。朝練の様子は相変わらずの二人だったが、練習試合ならばと引き受けることにした。

(一周后。五年一班的队长宏问阳子放学后要不要来场练习赛?虽然两男生晨练的样子一如既往,不过是练习赛,所以就接受了。)

一組のサーブ。陽子は祈るような気持ちで、ちらっと隣の良夫を見た。途端に、陽子はおやっと思った。良夫の様子が、今までと何処か違うのだ。腰をぐっと低くし、相手のサーバーをじっと見ている。こんなに真剣な良夫は初めてだ。サーブボールが、良夫の前へ。良夫がレシーブ。ボールは相手コートへ飛んだが、僅かにラインをわった。

(是一班发球。阳子祈祷般地瞥了一眼旁边的良夫。突然,阳子有些惊讶。良夫的样子和迄今为止的有些不太一样。他低下腰,注视着对手的发球员。第一次看到如此认真的良夫。发出的球来到了良夫的面前。良夫接球。球朝对方的球场飞去,不过就差了一点,球出界了。)

「良夫さん、ナイスレシーブ。惜しかったよ。」

“良夫,接得好。有些可惜了。

直希が手を叩きながら、声を出す。陽子ははっとした。そしてすぐに、「ナイスレシーブ。次はきっと上手くいくわ。」と声をかけた。その後試合は接戦だったが、結局負けてしまった。ネットを片付けながら、一組の人達が話しているのが、陽子達の耳に入ってきた。

(直希拍着手说道。阳子惊了一下。然后马上说道:“接得好。下次肯定能更好。”之后的比赛虽然势均力敌,不过最后还是输了。一班一边收拾球网一边说话,他们的谈话传入了阳子他们的耳中。

「直希さんと良夫さん、いつも放課後練習してたもんな。だいぶ上手くなっている。今度二組と試合をする時は、油断できないぞ。」

“直希和良夫总是在放学后练习。越打越好了。下次和二班比赛的时候,不要掉以轻心了。

(そうだったんだ。それなのに、私ったら、そんな二人のことをちゃんと分かっていなかった。)

(原来是这样吗。然而我却完全不了解那两人。)

陽子は思った。

(阳子想道。)

「ごめん。僕のせいで負けちゃった。」

“抱歉。因为我输掉了。

試合後のミーティングで、良夫がぽつりと切り出した。

(比赛后的会议上,良夫嘟哝了一句。)

「ううん。私の方こそ、二人が頑張っていたことを知らなくて。」

“不。我才要道歉,不知道两人那么努力。

陽子が言った。

(阳子说道。)

「よし、次は絶対勝つぞ。」

“好,下次绝对要赢。

直希のかけ声に、皆が力強く頷いた。

(对于直希的吆喝声,大家都重重地点了点头。)


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