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日本小5课文:口渴【久我Masahi的日语课堂】#69

2020-10-27 19:57 作者:久我まさひ  | 我要投稿

喉が渇いた(口渴)

作者:ウーリー=オルレブ

訳者:母袋 夏生(もたい なつう)

僕達の寄宿学校に、今年になって転校してきたエルダッドは、僕がゆっくり水を飲もうとすると、邪魔する。皆と一緒に並んで、冷たい水道の蛇口に飛び付いている時でも、うるさい。(今年转校到我们的寄宿学校的埃尔戴特,总是在我准备慢慢喝水的时候打扰我。和大家一起排队,抢着冷自来水的水龙头的时候,也很啰嗦。)

「イタマル、もう、いいだろ。水道の水を、全部一人で飲むつもりかい。他にも待ってる人がいるのが、見えないのか。」とつつく。(埃尔戴特责备道:“伊塔马尔,你够了吧。你是打算一个人把自来水全部喝掉吗?还有其他等着喝水的人,你看不到吗?”)

水を飲む楽しみをおじゃんにしたくないから、我慢してるけど、でなかったら、一発お見舞いしてやるところだ。(由于不想中途打断喝水的乐趣,我选择了忍耐,否则,就要揍他一发了。)

運の悪いことに、そのエルダッドと同室になってしまった。同じ部屋で、寝起きすることになったのだ。(不幸的是,我和埃尔戴特分在了同一宿舍。要在同一个房间生活。)

寝る時間になったので、僕は明りを消した。エルダッドが起きて、明かりをつけた。僕は、起き上がって明りを消し、スイッチのそばから動かなかった。エルダッドが起きて、僕を押しのけて明かりをつけた。僕は押し返して、明りを消し、その後はもう、明かりなんかそっちのけで、殴り合いの大喧嘩になった。暗くしたり、明るくしたりしながら。同室のダニエルは、ぐちぐち文句を言い続け、やっぱり同室のミッキーは、黙っていた。(到了入寝时间,我把灯关了。埃尔戴特起来打开了灯。我起来关上了灯,然后待在开关旁边不动。埃尔戴特起来把我推开后打开了灯。我把他推回去,关上了灯,这之后,已经不顾灯了,我们大打出手。一会暗,一会亮。同一宿舍的丹尼尔啰啰嗦嗦地不断发着牢骚,同宿舍的米奇果然沉默不语。)

ミッキーも、今年になって寄宿学校にやって来た子で、僕、ダニエル、エルダッドと一緒の部屋になった。四番目のルームメイトだ。でも、誰もミッキーに構わない。小柄で痩せた、無口な子だ。いつもぼんやり考え込んでいて、声をかけられても聞いてなかったりする。詩を書くが、勉強は苦手だ。(米奇也是今年来到寄宿学校的孩子,和我、丹尼尔、埃尔戴特在同一间房间。他是第四个室友。不过,谁都不理会米奇。他是个身材瘦小、沉默寡言的孩子。他总是心不在焉地思考着,就算向他搭话,他也没听到。他会写诗,但是不擅长学习。)

ある日、ふと、僕は、ミッキーの水を飲む様子が気になった。(某日,我突然在意米奇喝水的样子。)

僕はいつも、皆が水を飲み終えて行ってしまってから、ゆっくり蛇口に近付くようにしていた。皆と一緒の時は、サンダルを直しているふりをしたり、何か他のことをしているふりをしたりして、一人きりで水が飲めるまで待つ。(我总是在大家喝完水离开之后,慢慢接近水龙头。当和大家一起的时候,假装在整理凉鞋,或者假装在做其它的什么事,一直等到能一个人喝水的时候。)

流れている水や、透けたガラスの器に注がれた透明な水を見るのって、何だか素敵だ。流れる水に手を伸ばして、水が手から滴り落ちる感触を、うっとりと楽しむ。目を閉じると、映画みたいに、砂漠の砂嵐が目の前に浮かんでくる。歩いては倒れ、また起き上がる自分の姿が見える。口は乾いて、歯の間はざらざらした砂粒だらけ、唇がひりひりと焼け、舌は腫れあがり、熱に浮かされたみたいに、僕は声を出そうとする。(看着流淌的水,看着倒入透明玻璃容器的水,总感觉好棒啊。将手伸向流出的水,陶醉地享受着水从手上滴落的触感。闭上眼眸,沙漠的沙暴如画一般浮现于眼前。我看到了自己走走跌跌,又爬起来的身影。口渴了,齿间满是粗糙的沙粒,唇瓣被晒得火辣辣的,舌头肿起,就好像发烧了一般,我想要发出声音。)

「水。水を。」(“水。给我水。”)

別の時は、僕は、筏に乗って海を漂っている。ちょうど、沈没船のドアの上だ。死にそうなほど、喉が渇いている。塩っぱい海水の青い波に揺られ、灼熱の太陽にじりじり焼かれている—。そこで、僕は、水道の栓を捻って水を飲む、でも、そこで誰か来たりすると、肩を押されて、「なあ、もういいだろ。他にも水を飲みたいやつがいるんだ。」と言われる。(其它时候,我坐筏在海上漂流。正好在沉船的门上。口渴到快死了一般。随着咸涩的青色海浪摇晃,被灼热的太阳毒晒。这时,我拧开了水龙头准备喝水,然而,不知谁来了,按着我的肩道:“喂,够了吧?还有其他人要喝水。”)

なんで、ゆっくり、のんびり飲ませてくれないんだろう。僕がわきにどけば、ちょっと飲んで、皆それで行っちゃうってのに。(为什么不能让我悠闲地喝水呢?我退到旁边,稍微喝了一点水,大家明明已经离开了。)

ミッキーが来た。(是米奇来了。)

僕は、「飲めよ。」と言った。(我说道:“喝啊。”)

「いや、いいよ。」と、ミッキーが言った。「後でいいんだ。」(“不用了。”米奇说道,“我待会儿喝。”)

「いや、いいよ。」と、僕は言った。「飲めよ。」(“没事。”我说道,“你喝吧。”)

「飲めよ。構わないから。」(“没关系。你喝吧。”)

僕は、むかっとして、蛇口の栓をしめた。ミッキーが、栓を捻って屈み込こんだ。僕と、そっくりおんなじ仕草だ。(我怒气冲冲地关上了水龙头。米奇拧开水龙头向下蜷身。和我是一样的动作。)

こいつ、喉の渇きを知っているんだ。ミッキーが、だ。(米奇这家伙知道口渴的感觉。)

ミッキーは目を閉じ、水が、ミッキーの顔や首筋を伝って、滴り落ちていく。僕は、その様子を眺めていた。(米奇闭着眼,水顺着米奇的脸和脖颈处滴落。我眺望着他喝水的样子。)

僕は、芝生に腰を下ろした。ミッキーが飲み終えると、僕は蛇口に戻った。ミッキーが、芝生で僕を見ていた。(我坐在了草坪上。米奇一喝完,我回到了水龙头处。米奇在草坪上看着我。)

「ミッキー、君、喉の渇きを感じられるの。」と、僕は聞いた。ミッキーが、うんと頷いた。それ以上は、二人とも喋らなかった。(“米奇,你能感觉到口渴吗?”我问道。米奇颔了颔首。这之后,两人都没说什么。)

それからは、喉が渇くと、僕達は二人で庭に下りて、どっちが先かなんて気にしないで、水を飲むようになった。(从此以后,我们一口渴,就两人一起来到庭院,不在意孰先孰后地喝水。)

ある日、僕達は、ガリラヤ湖に行って、顎の上辺りの深さの所まで進んで、つかった。(某日,我们来到加利利湖,前进到水深至下颚稍微上面一点的地方,然后沉浸在其中。)

そのまま、僕達は、丸一時間ぐらい湖の中に立っていた。沈没船のドアに乗っているつもりでいたけれど、疲れたので、湖の水をごくんと飲んだ。ちらっと、ミッキーの方を見ると、ミッキーも、大きく口を開けて水を飲んでいた。穏やかなガリラヤ湖の、青く滑らかな湖水が喉に吸い込まれていき、真昼の太陽が、ぎらぎらと照りつけていた。(我们就这样,在湖中站了大约整整一个小时。虽然是假装乘在沉船的门上,因为太累了,喝了一口湖水。我瞥了一眼米奇,只见米奇也大口喝着水。平静的加利利湖的青色顺滑的湖水渐渐吸入喉中,正午的太阳耀眼地照射着。)

「イタマル、僕ねえ。」と、ミッキーが言った。「好きな女の子がいるんだ。」(“伊塔马尔,我啊。”米奇说道,“有喜欢的女孩子。”)

どきどきした。それまで、僕達は、あんまり口をきいたことがなかった。(我小鹿乱撞。迄今为止,我们都没怎么说过话。)

「その子ってね、目をつむって、喉が渇いたなあっていうふうに、水を飲むんだ。」(“那个女孩子,闭着眼,一副好像口渴的样子,喝着水。”)

僕は、目をつむって、そんな女の子に僕も会いたいと思った、そしたら—、「喉が渇いたって感じる。」って聞く。それから、それぞれ大きくなって、別々に世界を旅したりして、またどこかで会いたいと恋焦がれながら、目をつむって水を飲むのだ。(我闭着眼,我也想见见那样的女孩子。然后,问她:“你能感觉到口渴吗?”之后,我们长大成人,各自在世界上旅行,然后一边苦苦思恋想在哪里相见,一边闭着眼喝水。)

词汇

飛び付く:扑过来(去);(被吸引得)抢着干、争着干

つつく:撞、推、捅、戳、啄;欺负、虐待;挑拔;挑毛病、吹毛求疵;用筷子和喙等戳着吃

おじゃん:事情在中途中止、失败

寝起き:睡醒、起来;起居、生活

そっちのけ:扔在一边、抛开不管、不顾

作业

1.读课文

2.参照例句看图写话:

3.阅读图片内容:


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