【GPT机翻】战国小町苦劳谭 (戦国小町苦労譚)- 95 [千五百七十二年 十二月中旬]
书名 战国小町苦劳谭
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作者: 夹竹桃
原作:http://ncode.syosetu.com/n8406bm/
翻译工具:ChatGPT
*机器输出的翻译结果UP未做任何修正,仅供试阅。标题章节号为原翻译版的顺延。*
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千五百七十二年 十二月中旬(*原文网页序列号 - 104)
十二月一日、ついに信長が動いた。彼は主だった家臣を集め、彼らに向かって声高に告げた。
十二月一日,终于信长出动了。他召集了主要家臣,高声向他们宣告。
「武田を潰す。徳川に送る後詰めで我らの力を天下に知らしめるのだ!」
"铲除武田,派遣德川的援军,展现我们的力量于天下!"
今まで旗幟を鮮明にしなかった信長が、ついに明確な方針を打ち出した。この言に意気軒昂たる様子を見せる家臣たちだったが、決戦の場となる立地に思いを馳せる。
信长直到现在都没有表明明确的态度,但现在终于打出了明确的方针。家臣们听完这句话,显得信心满满,但同时也在想着将来的决战地点。
家康の居城である浜松城は南北約500メートル、東西約450メートルに及ぶ巨大な構造物だ。
家康的居城浜松城是一座巨大的建筑物,南北长约500米,东西宽约450米。
三方ヶ原台地の斜面に沿って一直線に曲輪が並ぶ特徴的な「梯郭式ていかくしき」という築城様式を採用していた。
采用了沿着三方原台地斜坡直线排列的特有的“梯郭式”城堡风格。
その高低差から本丸の背後は自然の防衛線となり、攻めるに難く守るに易いという防御に優れた城だった。
由于这座城堡的高低差异,它在本丸的背面成为自然的防御线,这使得攻击变得困难,防御变得容易。这是一座防御卓越的城堡。
それゆえ家臣たちは察した。武田戦に於いて籠城戦が主となることを。
因此,家臣们意识到了,在武田战中主要是进行城池防御战。
古来より籠城戦は厳しいものだ。守りを固めて相手に出血を強いる消耗戦となるため、我慢比べの様相を呈して物理的にも精神的にも双方が疲労する。
自古以来,围城战是一项艰苦的挑战。由于加强防御并迫使对方出血,这将变成一场耗费双方体力和精神的比拼,呈现出屈服的面貌。
さらに相手は天下に名にし負う武田だ。最初から厳しい戦いになることは目に見えていた。
对手是天下闻名的武田,一开始就可以明显地看到这将是一场激烈的战斗。
誰が派遣されるのか、家臣たちの関心事はそこに集約され、信長の言葉を聞き漏らさぬよう耳をそばだてた。
谁将被派遣成了家臣们关注的焦点,他们竖起耳朵聆听信长的话语,确保没有听漏任何一句。
「後詰めはーー」
"后勤支援"
家臣一同が身を乗り出すなか、信長は小さく笑みを浮かべ、誰しも予想だにしなかった人事を告げた。
随着家臣们身子往前倾,信长微笑着宣布了一项出人意料的任命。
「いやぁ、驚きですな」
"哎呀,真是惊人啊"。
信長の采配に従って横山城に戻る途中、ふいに秀長が口を開いた。
顺从信长的安排返回横山城的路上,突然秀长开口了。
秀長の言葉に秀吉や竹中半兵衛は苦笑いを浮かべる。信長の示した人事はそれほどに意表を突いたものだったのだ。
秀长的话让秀吉和竹中半卫苦笑。信长所示的人事决策实在出乎意料。
なにしろ信長は、徳川に送る後詰めとして後継者たる奇妙丸を総大将とし、静子、佐久間、平手、水野の軍を配下につけ、都合数万にも上る大軍団を組織すると宣言したのだ。
总之,信长宣称将把奇妙丸作为德川的后继者,成为发送到德川的后续部队的总指挥,并将静子、佐久间、平手、水野的军队作为下属,组织数万大军。
後詰めとしては申し分ない兵力だ。そして浜松城だけではなく、佐久間や平手、水野の軍を周囲の城に配置し、浜松城が攻められた時の補佐役を命じた。
作为后备部队,这支军队实力非常强大。不仅如此,他们还在周围的城池里部署了佐久间、平手和水野的军队,命令他们成为浜松城攻击时的协助力量。
浜松城には信長がこれまで動かさなかった静子軍のほぼ全てを向かわせる。佐久間や平手、水野も都合数千の軍を持つが、実質的な主力は静子軍だ。
浜松城向静子军派遣了几乎所有之前信長未曾调动的部队。虽然佐久间、平手和水野也都拥有数千人的军队,但实质上的主力仍是静子军。
徳川軍8000と合わせれば、数の上では武田と並ぶ。
如果加上德川军的话,就在数量上和武田军并列。
「私も驚いております。まさか奇妙様を総大将に立てられるとは。なれど、徳川にははっきりと伝わりましょう。お館様がこのいくさに懸ける意気込みが。今川との決戦以来の捨て身の大勝負となりましょう」
“我也很惊讶。竟然让奇妙大人成为总大将。但是,这种情况必须明确传达给德川。因为館大人对这场战斗的决心非常高昂。这将成为自与今川进行决战以来的一场孤注一掷的大胜利。”
「わしはお館様より横山城での働きを直々にお褒め頂いた。お館様が皆の前で功有りと仰ったのは今川の時以来よ。ゆえにこそ勝てる。そう思えてならん」
“我从主公那里亲自得到了对在横山城的工作表现的赞扬。主公自今川时代以来第一次在众人面前称赞我有功劳。因此我才能取得胜利。我深信如此。”
根拠はないが不思議と秀吉は勝利を疑っていなかった。今川の上洛時もぶつかれば必敗と言われていた。
尽管没有证据支持,但奇迹般的,秀吉并没有怀疑胜利。甚至在今川上洛的时候,他们也被认为只要遇到就必败。
しかし蓋を開けてみれば我が方の勝利となった。今回の武田戦とて必ず勝てる、そんな気がしてならない秀吉だった。
然而,揭开盖子后,我们取得了胜利。秀吉有一种感觉,认为我们一定会赢得这次的武田战。
「しかし残念ですな。武田を打ち破れば、その武威は天下に鳴り響きましょう。その武功には誰しも一目置かざるを得ませぬ」
“但很遗憾。如果打败武田,它的武威将会在天下响彻。无论谁都必须敬重他的武功。”
「これ! 滅多なことを申すな。横山にて浅井・朝倉を押さえるのも大事なお役目よ」
“喂!不要胡说八道。在横山压制浅井·朝倉也是重要的职责。”
「左様ですな」
"是这样啊"
軽口を叩く秀長を秀吉はたしなめる。秀長は面従腹背といった態度であり、その様子に呆れた秀吉はため息を吐いた。
秀吉批评了吹嘘的秀长。秀长则保持着两面派的态度,这让秀吉感到失望,叹了口气。
「しかしながら兄上も、少しは考えておられるのでしょう?」
“不过大哥也会想一想吧?”
「む、ま、まぁな。じゃからこそ策に乗ったまでよ」
"嗯,那就好。那么才能采纳对策啊。"
薄笑いを浮かべながら秀長は探りを入れる。秀吉は咳払いをして動揺を誤魔化した後、内心を見抜かれたことを悟られまいとした。
秀长浮现出浅笑,开始探询。秀吉咳嗽了一下,试图掩盖他内心的动荡,以免被看破。
その様子に一層笑みを深める秀長だが、秀吉は意識的に無視を決め込むと馬の足を急がせた。
但秀吉有意无视他的表情,加快了马的步伐。秀长看到秀吉这样做,更深地笑了。
「はっはっはっ、兄上に逃げられてしもうた」
“哈哈哈,兄长逃掉了啊”
「あまりからかってはいけません。羽柴様も気を揉んでおられるのでしょう」
“不要过分取笑。羽柴桑成为了很担心的对象吧。”
「然もあらん。ま、なんとかなりましょう。あ奴はしぶといですゆえ」
"或许也不是不可能。那么,我们好好想想办法。那家伙很顽固。”
そんな会話をした後、秀長と竹中半兵衛は秀吉に追いつくため、馬の速度を上げた。
在这样的对话之后,秀长和竹中半兵升起马速以追赶秀吉。
信長より徳川の後詰めを命じられた静子は、慶次たちにとどまらず部隊長までをも集合させた。静子から伝えるまでもなく、徳川へ後詰めとして派遣される話は知れ渡っている。
被命令从信长那里派往德川的后援的静子,不仅召集了慶次等人,而且还召集了整个部队。静子不用多说,派往德川作为后援的消息已经广为人知了。
しかし改めて静子から告げることで、軍としての方向性を確認できるため、ここで宣言することにした。
然而,通过再次从静子那里得知,我们可以确认作为军队的方向性,因此我决定在这里宣布。
「既に知っている人も多いと思いますが、我が軍は徳川への後詰めとして出陣することが決まりました」
「虽然我认为已经有很多人知道了,但是我们的军队已经决定出发作为德川家的援军。」
静子の言を耳にして動揺する者もいたが、大半は案の定といった態度で受け入れていた。
一些人听了静子的话而感到动摇,但大多数人都表示预料之中,并接受了这种态度。
「長々と御託を並べても仕方ないので簡潔にまとめます。後詰めだからと言って特別に構える必要はありません。いつも通りに出陣し、いつも通りに戦い、そしていつも通りに勝利します。以上」
「长篇大论也没有用,我简洁地概括一下。虽然我们是后继军,但不需要特别准备。像往常一样出发、战斗,最终像往常一样获胜。以上。」
簡潔極まりない言葉に不安を浮かべる者もいたが、静子はそれ以上語ることなく皆を解散させた。
有些人对过于简单直白的话感到不安,但静子没有多说什么,只让大家散了。
大将がいつも通りで勝てると言っている以上、自分達は己の役割をいつも通りにすれば良いと割り切り、各自その場を後にした。
既然大将说他像往常一样能够获胜,我们就要果断地完成自己的任务,各自离开现场。
残ったのは慶次と才蔵、長可、高虎、足満の五人だけだ。
剩下的只有慶次、才蔵、長可、高虎、足滿这五个人。
「さて足満おじさんは物流を任せました。残りはいつも通り過ごして下さい。出陣の日は追って連絡します」
“好的,物流交由足満叔叔负责了。其余事宜请照常进行。出发的日子我们会另行通知。”
「承知した」
「知晓了」。
静子の言葉で五人も散会する。それから一週間程度はそれぞれに課せられたことをこなす。長可や才蔵、高虎は訓練、慶次は変わらず過ごしながら間者の始末、足満は物資集めだ。
静子的话让五个人散开。然后大约一个星期,每个人都完成了自己的任务。长可、才藏和高虎进行训练,慶次处理间谍的事情,足满收集物资。
静子もいつものように書類を片付け、合間に農作物の様子を確認していた。佐久間や平手と違い、静子たちは普段通り過ぎて周囲がやきもきするほどであった。
静子像往常一样整理文件,同时检查农作物的情况。与佐久间和平手不同,静子通常表现得很镇定自若,周围的人则感到不安。
そうして出陣の三日前、二俣城の攻略に苦戦している武田軍と徳川軍の攻防戦が佳境に差し掛かった頃、静子は鉄砲衆を集めていた。
就在出征前三天,当武田军和德川军正在二叉城的攻防战中陷入苦战时,静子正在招集火枪手。
理由は訓練の成果を確認するためである。玄朗は静子の命令通り、一番上達しているグループと、一番下手なグループを集めた。
原因是为了确认训练成果。玄朗按照静子的命令,召集了最进步的团队和最不擅长的团队。
それぞれグループごとに用意した的へ射撃させた。結果は流石に首位グループだと感心させられた。
将每个小组都准备好的目标投射到靶子上。结果让我们对领先的小组印象深刻。
淀みなく射撃を繰り返し、装填速度も上々だ。対して最下位グループは装填こそ問題ないものの、射撃体勢に入るまでに手間取り、発射間隔が長くなっていた。
射击不间断地进行,装填速度也很快。然而,最后一组虽然装填没有问题,但是却需要耗费时间进入射击姿势,导致发射间隔变长。
「ふむ、少し気にしていたけどさして問題はないね」
“嗯,我稍微有点在意,但其实没有什么问题。”
最下位グループの結果を見た静子は安心していた。
看到最下位的小组的成绩,静子感到放心。
首位グループは毎分9から10発をこなし、最下位グループは6から7発だ。確かに結果を見れば腕前にかなりのばらつきがあると言えよう。
首位小组每分钟可以完成9至10发,而最后一位小组只有6到7发。可以肯定,从结果来看,技能之间有相当大的差异。
しかし毎分5発を下回らないのであれば問題ない。あまりに下手だと玄朗が言うので、静子は毎分4発以下なのかと焦ったが、この結果ならば十分に許容範囲だった。
如果每分钟射击不少于5发,那么就没有问题。静子担心自己太不擅长了,但玄朗告诉她每分钟不要低于4发,这个结果已经足够好了。
「しかし殿、これではあまりに差がありすぎでは」
“然而,大人,这样的差距太大了。”
玄朗が進言すると、静子は指で的を指した。
当玄朗提出建议时,静子用手指指了指目标。
「射撃数では劣るけど、射撃精度は高いみたいよ」
“射击数虽然较低,但射击精度似乎很高。”
言われて全員が的を見る。静子の指摘通り、首位グループの着弾位置はばらけているが、最下位グループの方は中心点に集中している。
被说的所有人都看着目标。正如静子指出的那样,领先的小组着陆位置分散,但最后一位小组的位置则聚集在中心点。
「どちらが良いかは使い方次第。だから一概に射撃速度だけで上手下手を決めるのは早計だよ。短所を責めて萎縮させるより、長所を見つけて褒めて伸ばす方が良いよ」
「哪个更好取决于使用方式。因此,仅凭射击速度就轻率地决定优劣是不明智的。与其批评缺点并使其畏缩,不如找到优点并表扬以促进发展。」
「は、ははっ! 殿の仰る通りです。己の浅慮を恥じております」
“是,是的!正如大人所说的一样。我感到非常惭愧,因为我的轻率行为。”
「そんなに畏まる事ないよ。さて精密射撃が出来るとなると……スコープでの射撃が出来るかなぁ。でも数は揃えられないから、今回は無理かな」
“没必要那么怯懦。要是能进行精密射击的话……应该能用瞄准镜射击吧。但是我们没有凑齐足够的子弹,所以这次可能无法做到。”
スコープ付きのボルトアクションライフルによる遠距離狙撃での伝令潰しを静子は考えていた。伝令が減れば指揮系統は保てなくなり、大軍の有利が活かせなくなる。
静子考虑使用带有瞄准镜的螺栓式步枪进行远距离狙击,以消灭信使。如果信使被消灭,指挥系统将无法维持,大军的优势也无法发挥。
今回の武田戦では射撃精度よりも射撃数による面制圧を優先していたがために、高精度の狙撃銃は想定していなかった。少しばかり悔やんだ静子だが、ないものは諦める他ない。
这次的武田战中,为了面制圧,静子优先考虑了射击次数而不是射击精度,因此没有考虑到高精度的狙击枪。静子有些后悔,但是她也知道已经没有挽回的余地了。
「過度な自信は傲慢につながるけど、自信がないと腹が据わらないからね。ともかくこれで問題はないよ。もう少ししたら出陣するけど、それまで訓練を怠らないように」
"过度的自信会导致傲慢,但是缺乏自信会让人不安。总之,现在没有问题。马上出发前往训练,不要懈怠。"
「はっ!」
"「是!」"
全員の返事に静子は満足する。その後、玄朗に全てを任せて静子はその場を後にした。
大家都回答后,静子很满意。之后,她把一切交给了玄朗,就离开了那里。
「短所を責めて萎縮させるより、長所を見つけて伸ばす方が良い、か」
"与其指责短处使人畏缩,不如发现长处让其扬长而去"
下手だと日々こき下ろされていたグループの一人、長政は静子の言葉を反芻していた。そんな考え方はついぞしたことがなかったな、と長政は思った。
其中一位屡遭打压的成员长政在反复思考静子的话语。他从未有过这样的想法。
同時に信長が静子を重用するのも理解できると思った。首位グループも最下位グループも己の長所と短所を目の当たりにし、逆にやる気が満ちている状態となった。
同时,我认为能够理解信长也很看重静子这一点。无论是顶级团队还是底层团队,都直面自己的优缺点,反过来激发了他们的积极性。
「と……夜叉様。如何なされました」
"如何了……夜叉大人。"
棒立ちでいる長政が気になった遠藤が声をかける。その声にハッとなった長政は、一度頭の中にある色々な思いを追い出す。
站立着的长政引起了远藤的注意,他喊了一声。听到声音,长政突然想起了许多事情,立刻把它们全部排除了。
「何でもない。それよりも、もうすぐ武田といくさだ。気合を入れねばならん」
"没什么。重点是我们即将与武田决战,我们必须要打起精神来。"
「はい。しかし……本当に武田に勝てるのでしょうか。あの娘は事も無げに言っておりましたが、正直某にはそのような結果になるとは思えませぬ」
“是的。但是……真的能战胜武田吗?虽然那个女孩说得轻巧,但我真的不相信会有那样的结果。”
「さてな。静子殿が何を考え、何を見ているか、それは義兄上のように遠くて見えぬ。だが、今まであれだけの事を成してきたのだ。今さら、武田だけ無理でした、などと言わぬであろう。現にこのような銃を用意しておるしな」
“话说回来,静子殿在想些什么、看了些什么,像义兄一样遥远看不清。但是,她以前已经取得了那么多的成就。事到如今,不会说只有武田不行吧。我们现在就有这样的枪。”
言いながら長政は新式銃を軽く持ち上げる。初めてその射撃を見た時は、誰しも度肝を抜かれた。
说着话,长政轻轻举起了新式枪。第一次看到他射击时,每个人都被惊呆了。
銃の名手と言われた人間ですら当てるのが困難な距離を、基礎訓練を終えたばかりの新兵が当ててしまったのだから。
就算是被称为枪械高手的人也难以击中的距离,刚完成基础训练的新兵却成功了。
中には偶然腕の良い人間が射撃したのだと思う者もいたが、自分で射撃をこなす程に、新式銃が恐ろしいものだと理解する。
其中一些人认为射击技术很好的人可能会偶然射中目标,但是当他们掌握了射击技巧后,就会理解新式枪支有多恐怖了。
とにかく装填速度が速い。従来の火縄銃では熟達者でも1分に1発撃つのが関の山だ。
无论如何,这种枪的装填速度非常快。在传统的火枪中,即使是熟练的人,每分钟只能射击一次。
それが不慣れな兵ですら6発撃てる。手数が6倍なのだ、距離を詰める前に蜂の巣になるのは明らかだ。
即使是不熟练的士兵也能射击六发子弹。这意味着射击次数增加了六倍,很明显在靠近目标前就会被打成蜂窝。
「確かにそれは……」
"确实那是……"
遠藤や三田村も、新式銃の性能は嫌と言うほど理解していた。何しろ彼らは鉄砲衆に組み込まれているのだから。
远藤和三田村也深知新式枪的性能,可以说他们作为铁炮手也深入了解。
「確かに五十五間・・・・もの距離を当てられるのですから驚異的です」
“确实能够测量出长达五十五间距离,这是惊人的。”
三田村の言葉に二人は頷く。五十五間とは約百メートルだ。ここで新式銃の性能を知る者がいればおかしい事に気付く。
两个人点头赞同三田村的话。55间大约等于100米。如果在这里,有人知道新式枪的性能,就会发现有些奇怪的事情。
新式銃の射程距離は八百メートルある。百メートルでは十分な性能を生かし切れていない。
新式枪的射程有八百米。在百米上还不能充分发挥性能。
これこそが静子の策であった。
这正是静子的策略。
的の高さや中心点の大きさを変える事で、実際は八百メートル先でも狙える訓練をしながら、見た目から百メートルほどしか飛ばない銃だと間者たちに誤認させる。
通过改变瞄准点的高度和中心位置,在训练中实际上可以瞄准八百米外的目标,同时从外观上让间谍们误认为这是只能飞行百米左右的枪。
百メートルなら現行の火縄銃でも届く距離だ。連射速度こそ目を見張るものの、いくさを根底から覆す兵器とは思えない。
百米之内现行的火绳枪也能达到射程。虽然连发速度令人惊叹,但并不认为其是颠覆战争根本的武器。
「今はいっても仕方ない。訓練をしよう」
现在进去也没有用。让我们训练吧。
こうして使っている本人たちですら銃の性能を知らず、自分がどれほどの腕前になっているか理解していないため、新式銃の真価は今なお誰にも理解されずにいた。
因此,即使是使用枪支的本人们也不知道枪支的性能,也不理解自己的技术水平。因此,新式武器的真正价值仍未被任何人所理解。
織田が徳川に後詰めを送る。その報せは各方面へと瞬く間に広まった。四方を敵に包囲されながら、なお兵を送る余力を残していたのかと敵方は驚いた。
织田向德川派遣增援部队。这个消息迅速传遍各个方向。敌人惊讶地发现,尽管被四面包围,织田仍然有余力派遣援军。
しかし信玄は当初から予想しており、岐阜にも今なお2万から3万程度の兵が残されていると睨んでいた。その予測は正しく、尾張・美濃には2万ほどの兵が国防のため残されていた。
然而信玄一开始就预计到在岐阜还有大约2-3万人左右的军队,他的预测是正确的,在尾张和美濃也有大约2万人为国防留守。
「ふむ、やはりそうきたか」
“嗯,果然来了。”
織田軍の後詰めの陣容を知った信玄は、報告を受けてそう呟いた。
信玄听到后方的織田军阵容的报告后,喃喃自语。
二俣城を力業で攻めては損害が大きいと見た信玄は、その水源を潰すことにした。
信玄认为用武力攻城二俣城会造成巨大的损失,于是决定摧毁该城的水源。
二俣城の水源である天竜川に突き出た井楼せいろう(取水施設)を大量の筏を流して破壊し、外部からの水の供給を断った。
在二俣城水源的天竜川上,大量投放筏子摧毁了取水设施井楼且切断了外部水源供应。
二俣城には井戸が無く、貯めていた雨水では兵の飲み水を賄えない。城主・中根正照は兵の助命を条件に信玄へ降伏した。
二叉城没有井,存储的雨水无法满足士兵的饮水需求。城主中根正照在保证士兵生命安全的条件下向信玄投降。
時を同じくして、織田軍の後詰めが浜松城に到着した。内容は静子軍1万、佐久間や平手、水野たちはそれぞれ1500ほどの手勢を率い、合計で1万5000ほどになった。
同时,织田军的援军到达了浜松城。内容是静子军1万人,佐久间、平手、水野等人各率领约1500人的手下,总共约有1万5000人。
佐久間や平手、水野の兵が少ないのは、浜松城だけでなく他の城に手勢を分けて配置しているためだ。浜松城で籠城している間、他の城から武田軍の背後を突き挟撃する作戦だ。
佐久间、平手和水野家的兵力较少,并不仅仅是因为他们被分配到了其他城池,同时还为了让他们在浜松城籍城期间,从其他城池向武田军背后进行突击。
この他、奇妙丸が率いる兵1万が白須賀(現在の静岡県湖西市辺り)に待機していた。
此外,由奇妙丸率领的一万士兵已经准备待命在白须贺(现今位于日本静冈县湖西市附近)了。
今まで散々に手を焼かされた包囲戦を、逆に武田軍相手にぶつけるという意趣返しだ。
这是针对武田军的反击,其包围战曾让我们疲惫不堪。
とにかく武田軍に戦力の集中を許さない。消極的だが一番勝率が高い策であった。問題と言えばその作戦をとる事が、最初から信玄に予測されていた点だ。
无论如何不要让武田军集中其力量。虽然消极但是这是最高胜率的策略。问题在于这个策略从一开始就被信玄预测到了。
浜松城に到着した静子だが、城全体に漂う重苦しい雰囲気を感じた。下手な事は言えないと思った静子は才蔵を伴って佐久間たちとともに、家康の許へ向かう。
静子到达浜松城时,感受到整个城市笼罩着沉重的氛围。静子认为不应该说错话,因此她与才藏一起跟随佐久间一起前往家康的地方。
「コホン、正直なところ、静子殿の目算ではどの程度の勝率かな?」
“咳咳,说实话,以静子殿的推算,胜率有多少呢?”
途中、扇子で口元を隠しながら佐久間が質問してくる。聞こえていないふりをしている平手や水野だが、しっかり佐久間と静子の会話を意識していた。
在路上,佐久间遮住嘴巴,用折扇遮住口部,提出了问题。平手和水野装作没听见,但他们认真地关注着佐久间和静子之间的对话。
「うーん、まぁ今のところで八割ですかね」
「嗯,现在大概是八成吧」
「……それは負ける確率が八割という事か?」
“那是指八成的概率会失败吗?”
不安になった佐久間がさらに質問を重ねる。何故、自分の発言にそれほど注意を払うのか不思議だったが、特に知られても困らないので静子は答える。
佐久间感到不安,进一步追问。她不太清楚为什么自己的发言需要如此谨慎,但静子并不介意透露原因。
「違いますよ。今のところ、八割勝ったと言って良いですよ」
“不是的。现在可以说已经赢了八成了。”
「は?」
"啥?"
意味が分からず静子を問い詰めようとした佐久間だが、それ以上質問をする機会は無かった。家康がいる間に到着したからだ。静かに入り口が開けられると、静子たちは中へ入る。
佐久间试图询问静子,但并没有更多的机会来提出问题,因为家康已经到了。当门打开时,静子们静静地走进了里面。
空気が重かった。その原因は家康が苦悩しているためだ。彼の不安や恐怖が家臣に伝播し、それを感じた家臣たちも苦悩しているため、部屋全体が陰鬱な空気に支配されていた。
空气很沉重。原因是家康在烦恼。他的担忧和恐惧传染给了家臣,感受到这些情绪的家臣们也在烦恼。整个房间被阴郁的气氛所笼罩。
「我ら、徳川の後詰めとして参りました」
我们作为德川的后继者来了。
兵力では静子軍が最大規模だが、織田家重臣として名が通っているのは佐久間ゆえ、彼が全軍を代表して家康に口上を述べた。
静子军的兵力规模最大,但佐久间是有名的织田家重臣,所以他代表全军向家康汇报了情况。
しかし家康からの返事はなかった。彼は静子や佐久間たちが入ってきたことすら気付かず、頭を抱えてぶつぶつと何事かを呟いていた。
然而,家康没有回复。他甚至没有注意到静子和佐久间进来了,他抱着头喃喃自语,似乎在思考着什么事情。
(これは相当重症かなぁ)
(这应该是相当严重的吧)
暢気に考えていると家臣の一人が家康に耳打ちした。ここに至ってようやく佐久間たちに気づいた家康は、慌てて居住まいを正すと口を切る。
这时,家康正自得其乐,其家臣中的一位悄悄地在他耳边说了几句话。家康这才意识到了佐久间一派的存在,他赶紧端正姿态,准备发言。
「失礼、考え事をしておったゆえ。早速で申し訳ないが軍議を開きたい。みな、集まって欲しい」
“失礼,因为在思考事情。非常抱歉要立即召开军议,请大家都来集合。”
それだけ言うと家康はそそくさと部屋を後にした。一分一秒でも惜しいと思っている家康の顔に、不安の暗い影がありありと浮かんでいた。
说完这句话,家康急忙离开了房间。他脸上流露出明显的不安,似乎一分一秒都显得格外珍贵。
佐久間が静子の方へ顔を向ける。こちらに話題を振らないで欲しい、と思いつつ静子は軽く肩をすくめた。
佐久间朝着静子的方向转过脸来。静子轻轻耸了耸肩,心想不要引起这边的话题。
「行きましょう」
走吧。
「うむ」
"うむ" in Simplified Chinese is "嗯"
徳川家家臣たちが移動するのに交じって、静子や佐久間たちも軍議の場へと移動する。相変わらず重苦しい空気はあったが、それでも屋外に出たため若干開放感があった。
在德川家的家臣们移动时,静子和佐久间也一起去了军议的地方。尽管气氛依然沉重,但因为是在室外,所以还是有那么一丝解脱感。
「今の状況を詳細に説明する必要はないと考えている。それよりまず武田が包囲している二俣城の後詰めについて話し合いたい」
“我认为没有必要详细解释目前的情况。相比之下,我们更需要讨论武田正在包围的二俣城的后援。”
軍議の場で開口一番、家康は二俣城の後詰めを議題に上げた。現状、目と鼻の先にある二俣城の後詰めを怠れば、徳川家家臣の結束を維持することが出来ない。
在军议上,家康第一个开口提出了二俣城的后援问题。目前,如果忽略眼前就在那里的二俣城的后援,就无法维持德川家家臣的团结。
無謀と言われても家康には、二俣城の後詰めに向かう必要があった。
即使被称为无谋,家康也必须前往二叉城的后备部队。
「徳川殿、実は我らはお館様より策を授けられております。詳しくはこちらの静子よりお聞きください」
“德川大人,其实主公给了我等一个计策。详细情况请听静子说”
「(酷い、丸投げされた)コホン、それでは以降はわたくしが申し上げます」
"(太过分了,被完全放任了)啊咳咳,那么接下来由我来说了"
佐久間から説明を丸投げされた静子だが、特に不満はなかった。むしろいつ、会話に参加しようか考えあぐねていたところだ。
佐久间向静子解释了情况,然后把事情扔给了她,但静子并没有什么不满意见。相反,她一直在考虑什么时候加入对话。
「まず二俣城に後詰めは送りません」
"我们不会先向二俣城派送援军" (Simplified Chinese)
「それは受け入れられない」
“那是无法接受的。”
静子が言い終えると同時に、家康は即座に拒絶を示した。徳川家家臣たちもざわつきながらも、家康の意見を支持した。
静子说完后,家康立即表示拒绝。德川家的家臣们虽然有些紧张,但都支持家康的意见。
「お待ち下さい、何も無意味に後詰めを送らない訳ではありません。私が後詰めを送らないといった理由は、既に二俣城は落ちているからです」
“请等一下,我不是毫无意义地派后援,我之所以不派后援是因为二俣城已经被攻陷了。”
静子の言葉が信じられず、家康は表情を凍り付かせる。二俣城は浜松城を守る最後の砦だ。堅牢な二俣城が落ちたとなれば、浜松城はほぼ丸裸といっても良い。
静子的话不为所信,家康的表情冷若冰霜。二俣城是保卫浜松城的最后一道屏障。若是坚固的二俣城落败,浜松城也可以说是裸露无遗了。
特に後詰めを送れず、二俣城を見殺しにしたように見えるのが家康には痛かった。
特别是不能及时派援军,看起来就好像将二俣城抛弃一样,这对家康来说是痛苦的。
「浜松城に籠城し、向こうが包囲するならば他の織田軍が背後を突き、浜松城を離れて別の場所を叩くなら、我らが武田の背後を襲う。信玄坊主が城攻めに集中できないようにするのがお館様の策でございます」
“如果我们困守在浜松城,对面方包围我们的话,其他織田军队就会从背后袭击,如果我们离开浜松城去攻击其他地方,我们就可以袭击武田军的背后。防止信玄坊主集中攻城是主君的计策。”
「む、ぬぅ……全軍で移動すれば背後を突かれるから、信玄は必ず兵を残す。そうなれば他の所へ向かう兵力が減る。この城は容易に落ちぬ。なるほど、信玄は兵力を大きく割かねばならないのか」
"嗯,全军移动会被攻击背面,信玄必定会留下一些士兵。这样一来,其他地方的军队就会削弱。这座城很容易被攻陷。看来信玄必须大量动员兵力才能攻下城池。"
一応の納得をした家康だが、不安は残っていた。はたして、信玄がこちらの策に乗るか、だ。
一応满意的家康,但仍有不安。究竟信玄是否会采纳这个策略。
もし信玄が浜松城を包囲しなかった場合、背後は突けるが支城を見捨てたと取られても不思議はない。寝返る者が続出する危険性があった。
如果信玄没有包围浜松城,可能就会被认为是放弃了支城却攻打背后。这样做可能会导致许多人背叛。
「殿、これは危険な賭け過ぎます」
"大人,这是太过冒险的赌注了"。
「だが既に二俣城が落ちているのなら、この策に賭ける他ない」
但是如果已经有两俣城落了的话,只能寄希望于这个策略了。
家康の言うとおり、徳川家に取れる選択肢は少ない。その中で最も見込みがあるのが、信長の策になる。これ以上の高望みを出来る余裕はなかった。
家康所说的没错,德川家族的选择确实很少。在这种情况下,最有希望的选择是采取信长的策略。我们已经没有更多的高要求了。
「つきましては籠城に向けて、我が軍より軍備を運びたいと考えています。二俣城攻略から考えて二日程度ですが、その間に大量の物資を運び込む許可を頂きたい」
“因此,我们考虑向围城部队提供军备。考虑自二俣城攻略开始,需要两天左右,我们希望在此期间获得大量物资的运输许可。”
「それは問題ない。申し訳ないが今の備蓄では心許ない。そちらで用意して頂けるというのであれば、それはありがたい申し出だ」
“这不是问题。虽然感到抱歉,但我们现在的备货不足以令人信服。如果你们愿意帮我们备货,那真是万分感激。”
「承知しました。では、刻が惜しいので早速手配いたします(ここまでは順調に進んでいるね)」
“我明白了。时间紧迫,我会立即安排。(到目前为止一切顺利)"
静子は順調に推移していることに内心満足し、輸送作戦開始の連絡を足満にするよう才蔵へ命じる。才蔵は頭を一度下げると、静かに部屋を出て行った。
静子内心感到满意,因为事情顺利进行,她命令才藏通知各方开始运输作战,并让他立即行动。才藏点头示意,并安静地离开了房间。
「それでは他の懸念について話をいたしましょう」
"那么,让我们谈谈其他的担忧吧。"
後は信玄が三方ヶ原台地に来るのを待つのみ、と思いつつ静子は別の議題はないか尋ねた。
静子想着现在只有等待信玄来到三方原台地,同时询问是否还有其他议题。
他に明確な議題がなかったため、軍議はあっさりと終わった。足満は命令を受けると同時に、兵を連れて浜松城を出て、奇妙丸のいる白須賀へ向かう。
由于没有明确的议程,军事会议很快就结束了。足满一接到命令,便带着士兵离开浜松城,前往白须贺,奇妙丸在那里等候。
家康の返事を得る前から、静子は補給兵を白須賀に待機させていた。後はピストン輸送をし続け、できる限りの物資を浜松城へ運び込むのみだ。
在得到家康的回复之前,静子已经让补给兵待命在白须贺。现在只需要继续使用活塞运输,尽可能多地将物资运到浜松城中。
足満の行動は早かった。フィールドスコープと旗を使い、僅か三十分で白須賀の補給部隊に連絡を取る。補給部隊は連絡を受け取ると同時に、行軍を開始した。
足满的行动非常迅速。他使用了望远镜和旗帜,仅用了短短的30分钟就联系到了白须贺的补给部队。一旦接到联系,补给部队便立即开始行进。
浜松城へコンテナを積んだ補給部隊が列をなして向かう。補給兵は浜松城へ到着後、指定の場所にコンテナの中身を置き、その間補給部隊の護衛兵が雑務を行う。
满载集装箱的补给部队排成一列前往浜松城。补给兵抵达浜松城后,在指定地点放置集装箱的内容,期间补给部队的护卫兵会执行杂务。
長蛇の列となったコンテナを遠巻きに見た徳川家家臣たちは、圧倒的な物量に度肝を抜かれた。そして、これならば長期の籠城にも耐えられると考えた。
看着连绵不断的集装箱队伍,德川家臣们被压倒性的数量吓傻了。他们认为这足以经受住长期的围城攻防。
もっともコンテナの中身は殆ど武田軍を討ち取るための軍需物資であり、籠城のための生活物資ではないため、静子と彼らでは若干思惑がずれている。
由于大部分的集装箱内容都是为了消灭武田军而准备的军需物资,而不是为了城堡驻防的生活物资,因此静子和他们之间存在一些分歧。
「何とも壮大な光景だな」
"真是壮观的景象啊"。
遠巻きに見ている半蔵が呟く。コンテナの列は途切れる様子がなく、後どのぐらい運び込まれるのか予想もつかなかった。
半藏远远地注视着,喃喃地说道。集装箱队伍没有中途停顿的迹象,他无法预测还有多少将被运进去。
今日は十二月二十一日、後詰めに来てから二日の間に運び込んだ物資を考えれば、静子が他の国人と引けを取らぬ存在だと噂されるのも頷ける。
今天是十二月二十一日,考虑到静子来后两天里运来的物资,也难怪有人说静子不逊色于其他领主。
「これならいけるぞ、半蔵!」
"这样就行了,半藏!"
「分かった。分かったから人の背中を叩くな。貴様は加減という言葉を覚えろ」
“知道了。既然知道了就不要拍别人的背。你应该记住什么是适可而止。”
ばしばしと背中を叩く忠勝に、半蔵は顔をしかめながら文句を言う。他の者たちは忠勝の高揚ぶりに苦笑する。
在忠勝狂喜地拍背时,半藏皱起了眉头并抱怨道。其他人对忠勝的兴奋感苦笑不得。
「有頂天だな」
"真是得意忘形啊。"
「まあ好意を寄せている女子に『このいくさ、勝利の鍵を握るのは本多様です』と言われれば、平八郎が調子に乗るのも無理はない」
如果被喜欢的女孩告诉平八郎“这场战斗的胜利关键在于本多先生”,那么平八郎沾沾自喜也不足为奇。
「うはははは! 嫉妬か? 男の嫉妬は醜いぞ!」
"呵呵呵,嫉妒了吗?男人的嫉妒是丑陋的!"
鬱陶しい、それがその場にいる全員が抱いた思いだ。少し発破をかけて欲しいと頼んだ康政は、今さらながらに後悔した。もう少し婉曲的に伝えてくれ、と言うべきだったと。
压抑的情绪弥漫着整个场合,每个人都感受到了这种情感。康政请求给予一些压力,但现在他却感到后悔了。他应该以更委婉的方式表达自己的请求。
「それで、殿はいずこに?」
“所以,主公在哪里?”
「何でも静子殿が連れてきた獣が気になる、との事で静子殿の許におられる」
“因为在意静子大人带来的野兽,所以一直待在静子大人身边”
「ぬ、アレか。確かに驚きだった。殿が興味をもっても致し方なし」
“哦,那个啊。确实很惊讶。如果大人对此表示兴趣,那也是无可厚非的。”
静子は思惑があってヴィットマンファミリーを浜松城へ連れてきていた。いつもはカイザーとケーニッヒのみだが、今回はファミリー全員だ。
静子之前有个打算,她带着维特曼一家来到了浜松城。平常只有凯泽和肯尼希两个人在一起,但这次是全家人一起来的。
カイザーだけでも驚きなのに、それが全員集合となれば神話的ですらある光景だ。そして、それら巨躯の獣を簡単に操っている静子にも、一定の畏れを抱いた。
凯撒本身已经令人惊讶了,但若再加上所有成员的集结,它就成为了神话般的景象。此时,即使是可以轻易操纵这些巨大野兽的静子,也会心生畏惧。
「このいくさ、結果が見えなくなってきたな」
这场战争,结果看不太清楚了。
康政はポツリと呟く。彼には直感ではあるが、とある確信があった。武田とのいくさ、籠城だけで終わるわけがない、と。
康政轻声低语。他有一种直觉,但也有一种确定。与武田的战争不可能仅仅以围城结束。
家康はヴィットマンファミリーが集合している光景に驚愕していた。大きい大きいと聞いていたが、まさかこれだけの巨躯が揃っているとは思ってもいなかったからだ。
家康惊讶地看着维特曼家族集合的场景。虽然听说过他们非常庞大,但从未想过他们的身躯能这么庞大。
度胸試しも兼ねて家康はヴィットマンたちに近づく。最初に反応したのはケーニッヒだが、殆ど間を置かず他も家康の行動に気付く。
为了试探胆量,家康接近维特曼。最先做出反应的是柯尼希,几乎没有停顿,其他几只也注意到了家康的行动。
傍目にはそっぽを向いているが、耳がしっかり家康の方を向いていた。
旁人看来他的脸正对着另一侧,但他的耳朵却紧紧地朝着家康这边。
「ここまでのようじゃな」
“好像到此为止了吧”
後一歩、近づけばヴィットマンファミリーが動く。そのギリギリの所で家康は足を止めた。狼に詳しくなくとも、いくさで培ったカンが家康に危険なラインを教えた。
走一步,维特曼家族就会动起来。家康在那个紧要关头停了下来。就算不懂狼,家康也从战斗中积累的直觉中感受到了危险。
「しかし、見事な体躯だ。神々しささえ感じられる」
"然而,它的身体非常出色,甚至可以感觉到神性的存在。"
家康の評価に静子は苦笑いを浮かべる。静子にとってはいつまでも甘えん坊な子たちだ。だが評価が高いのは飼い主として鼻が高かった。
家康的评价让静子苦笑,对她来说,这些孩子们永远都是依赖她的孩子。但评价高是作为主人的自豪。
「すみません。慣れない場所で戸惑っているのもあるので、いつもより警戒心が高いのです」
“对不起。它们因为在不熟悉的地方感到困惑,所以比平常更警惕。”
「ははっ、かまいませぬ。無理を申したのはこちらゆえ」
“哈哈,没关系。是我无理取闹。”
少し雑談をした後、静子と家康は足満が運び込んだ物資の視察に向かった。二日だけという事も相まって、現場は想像以上に混雑していた。
稍微闲谈了一下,静子和家康就前往检查足满运来的物资。由于只有两天的时间,现场比想象中更加拥挤。
運び込まれたコンテナから幾つものカゴ台車が出され、それらが分類ごとに手押し台車に乗せられて、保管場所へ運び込まれていく。
从运进来的集装箱里面,拿出了许多货架车,它们被分别装到手推车上,按类别存放,并被运到储存场所。
全て出し終えたコンテナはカラになったカゴ台車を収納して帰って行く。次々と入ってくるので整理する担当者はてんてこ舞いだ。
清空完所有货柜后,将空的篮子手推车收纳回去并离开。由于不断有人进出,整理的负责人忙的乱糟糟。
運び込まれた物資は箱に識別番号だけ書かれているので、中に何が入っているかは一見して分からない。
运进来的物资只有一个识别号码写在箱子上,一眼看上去不知道里面装了什么。
静子は識別番号の意味を知っているが、家康たち徳川家からすれば、ただの木箱をどういう理由で分別しているのか皆目見当も付かなかった。
静子知道识别号的意思,但对于从德川家那里来的家康等人来说,究竟为什么要对一个普通的木箱进行分类,他们完全不知道。
「どうした静子、何か問題でもあったか?」
"静子,怎么了,有什么问题吗?"
作業員の邪魔にならないよう視察していると、総責任者の足満が静子たちに気付く。
在不妨碍作业员的情况下进行视察时,总负责人足满注意到了静子等人。
「ちょっと気になって、徳川様と視察かな?」
“稍微有点在意,要去与德川先生视察吗?”
「そうか。何、気にする事はない。何もかも順調だ」
“这样啊。没有什么可担心的。一切都顺利。”
言いつつ足満は静子にボードを差し出す。受け取って中身を確認すると、順調に物資が運び込まれている事が分かる。
说着话,足满把板子递给静子。静子接过来确认里面的物品被顺利搬运进来。
続いて静子は物資輸送の護衛兵の流れに目をむけた。物資の搬入と共に続々と入城し、搬出と共に粛々と退出していく。こちらも順調・・・・・・だった。
接着,静子将目光投向物资运输的护卫兵流动。随着物资的运进,他们陆续进入城内,随着物资的运出,他们肃然而退。这里也很顺利……。
「問題ないね」
"没问题"
後ろで置いてけぼりの家康だが、静子本人が問題ないと語る以上、何か言う必要性を感じなかった。どういう基準で、何がどれだけ運び込まれているか依然不明だが。
虽然家康被留在后面落在了后面,但既然静子本人表示没有问题,就感觉没有必要说些什么。虽然目前还不清楚通过哪些准则将多少物品运进了那里。
「今晩はこれを兵士に振る舞ってあげて」
今晚请将这个提供给士兵。
静子が指さしたものが何か理解した足満は、小さく頷いた。
静子指了指的东西,足满理解后微微点头。
静子が兵士に振る舞ったもの、それは酒だ。明日は濃密な一日を過ごすことになる。下手をすれば今晩が月を見る最後の日になる場合もあった。
静子向士兵提供的东西是酒。明天将度过密集的一天。如果不幸的话,今晚可能会是看月亮的最后一天。
それゆえケチくさい事を言わず、夕餉は大盤振る舞いをした。瓶詰めされた料理が次々と開けられて兵士の腹におさまり、空になった酒樽が所狭しと転がっていた。
因此,他们没有小气地说什么,晚饭却是一顿盛宴。罐装食品被一个接一个地打开塞进士兵的肚子里,空酒桶到处滚动。
「まるで祭りだな」
“真像是个节日”
半蔵と忠勝、康政が静子軍の騒ぎに驚く。一見すると武田と戦う前の晩餐にも見えるが、三人はそんな風に考えられなかった。
半藏和忠胜、康政对静子军的骚动感到惊讶。尽管乍一看像是与武田交战前的晚宴,但三人并没有这样的想法。
数日程度だが、静子たちには何か別の思惑があるのでは、と思えたからだ。三人が気付くほどだから、主人である家康も気付いていると理解した。
数天前后,我认为静子等人有其他的考虑。由于三人都注意到了,我理解主人家康也注意到了。
なにしろ静子軍の騒ぎに何も言わず、それどころか混ざれるなら混ざってこい、と家臣に宣言したからだ。そして言うやいなや、本人はそのまま静子軍の所に混ざりに行った。
总之,他下令家臣别管静子军的事,反而说只要你想参加就来吧,然后立即混进了静子军的队伍。
「全くけしからん……もぐもぐ……明日から籠城だというのに、はふはふ……これでは気が抜けるではないか」
“完全不好……咕噜咕噜……明天开始要被困在家里,可怎么办啊……这样会松懈的。”
「平八郎、山盛りの料理を食いながら言っても説得力は皆無だぞ」
「平八郎,边吃着一堆菜边说服力为零啊。」
「貴様らも料理を手に持っておるではないか」
“你们难道不也手拿着菜吗?”
旨そうな匂いに勝てず、三人とも料理片手に歩いていた。忠勝など皿に飯を敷くと、その上に山盛りのおかずをのせていた。半蔵や康政も皿に何種類もの料理が所狭しと並んでいた。
三个人被美味的香气吸引着,一边拿着餐盘一边走。忠胜在盘子里铺上米饭,然后叠满了各种饭菜。半藏和康政的盘子里也摆满了各种菜肴。
なお、食べる料理は少なかったものの、家康は酒井とともにへべれけになるまで飲んでいた。
然而,尽管可食用的菜肴很少,家康仍与酒井一起喝醉。
「何だかんだ言いつつ、みな不安なのだろう。だから騒げる時に騒ぐ」
不管怎么说,大家都感到不安。所以在能喧哗的时候就尽情喧哗吧。
武田の行軍速度から、籠城戦は明日から始まる、とみな直感的に理解していた。
从武田军队的行军速度,我直觉地理解围城战会在明天开始。
古くから籠城戦は悲惨な状態になりやすい。いつ終わるとも知れぬいくさ、刻一刻と減っていく軍備、負傷しても逃げ場すらない状況は精神を摩耗させる。
从古以来,籠城战往往会变得十分悲惨。战争的时间不知道何时才能结束,军备也会随着时间不断减少,即使受伤也没有逃跑的机会,这种情况会消磨人的精神。
さらに武田は冬越えの装備をしている。長期間に及ぶ籠城戦は、どのようになるか想像もつかない。そんな不安から逃げるべく、みな騒いで明日を忘れる。
此外,武田还准备了应对冬季的装备。无法想象长时间的围城战会变成怎样。为了逃避这种不安,所有人都喧闹地忘记了明天。
「今さら言っても始まらん。やるだけの事はやるさ」
“现在说也没用了。能做的事情都已经做了。”
「今は貴様の気楽さが救いだ。存分に気楽に構えておけ」
“现在你的轻松是拯救的。尽情保持轻松。”
「おい、人を暢気もの扱いするな」
“喂,不要把人当作随便的东西处理。”
「違うのか?」
"不是吗?"
「違う!」
"不对!"
半蔵の突っ込みに忠勝は反論する。だがすぐに三人とも吹き出す。彼らはこの一時ばかり、刻一刻と夜が更け明日へと近づいていく事を忘れて騒いだ。
半藏的反驳遭到了忠胜的反驳,但很快他们三个人都笑了起来。他们在这一刻忘记了时间的流逝和明天的临近,只是嬉闹着。
徳川家家臣たちと毛色が少し違うが、静子たちも大いにはしゃいでいた。
德川家家臣们和静子们有些不同,但静子等人也很高兴。
こんな時に大将が不安顔でいれば、それこそお通夜のような辛気臭い夜を過ごすことになる。空元気とみられても、上に立つ者は率先して楽しんで見せる必要があった。
如果在这种情况下领袖面露不安,那么整个夜晚就会充满沉闷的气氛,就像是葬礼一样。即使是虚伪的快乐,领袖们也需要率先展现出来。
「ええぞー!」
"好的啊!"
大きな焚き火を前に、慶次の猿舞いや才蔵の演武、殆ど知られていない踊りなどが披露される。
在大火堆前,慶次跳猿舞,才藏表演演武,还有鲜为人知的舞蹈被展现出来。
焚き火はキャンプファイヤーとも「親睦の火」とも言われ、結束力を高めるにはうってつけだ。
篝火常被称为露营火或“友谊之火”,非常适合增强团队凝聚力。
みな、焚き火を囲んでわいわい騒いでいた。
大家围着篝火欢聚闹闹的。
「いやぁー、我こそは……続きなんだっけ?」
"哎呀,我才是......后面还是什么来着?"
「このたわけめ!」
"这个傻瓜!"
漫才とも歌舞伎ともとれる芸に、みな大きな声で笑う。酒の勢いもあるが、誰かが焚き火の前に飛び込んでは良く分からない事をしていた。
这种既像漫才又像歌舞伎的表演,让大家都大声笑出声。虽然喝了不少酒,但有人跳到篝火前,做出一些不太清楚的事情。
「酒の勢いって侮れないね」
“酒劲儿可不能小看啊。”
熱気にあてられた静子は、焚き火から少し離れて夜風に涼んでいた。毎度ながら酒が飲めない彼女だが、雰囲気だけで酔った気分になっていた。
被热气包围的静子远离篝火,在夜风中感到凉爽。虽然像往常一样无法喝酒,但她仅仅通过氛围就感觉像喝醉了一样。
「水だ」
"水"
「ありがとう」
"谢谢"
足満から冷えた水を受け取る。火照った体に冷えた水がしみた。ほっと一息吐いた静子は、コップ片手に兵士たちの乱痴気騒ぎを見る。
从足满接过冰凉的水。冰凉的水透入了发热的身体。静子松了一口气,一边拿着杯子,一边看着士兵们的喧闹。
「明日はいよいよ決戦だからな。心残りがないように騒がせておく必要がある」
"明天就是关键战,所以必须引起轰动,以免留下遗憾。"
「そんな不吉な事を言わない。無血の勝利は無理でも、損害を少なくできれば立派な宣伝になる。明日は圧倒してみせるよ」
“不要说这种不吉利的话。虽然无血的胜利有点困难,但如果能够尽量减少损失,也能成为很好的宣传。我们明天要展现压倒性的胜利。”
周りは明日から長く苦しい籠城戦が始まると思っている。しかし静子を筆頭に数名だけは、明日は鎧袖一触で武田を打ち倒す日だと考えていた。
周围的人都认为从明天开始会有漫长而艰苦的围城战。然而只有几个人,以静子为首,认为明天是打败武田的关键时刻。
そのために苦労して色々と準備してきたのだ。最低でも武田の主力が壊滅する結果に持ち込まなければ、これまで血のにじむような訓練に付いてきてくれた者たちに申し訳ない。
为此我辛苦地做了各种准备。如果无法让武田家主力军队覆灭,那么就对那些为接受艰苦训练而付出血汗的人们表示歉意了。
「予想では死傷者はおおよそ200。それぐらいは出ると思っておけ」
「预想死伤者大约为200人。你可以想象这个范围。」
「200かぁ……もう少し減らしたいけど、武田軍相手にその数字なら御の字なのかな」
"200呀……虽然想再减少一点,不过对付武田军的话,这个数字就差不多了吧"。
「御の字どころか、武田を良く知る者なら耳を疑う。謙信ですら引き分けにしか出来なかった武田、その軍が完全に崩壊するのを考えればな」
“不仅仅是御的兆头,就算是了解武田的人都难以置信。就算是謙信也只能与武田打成平局,考虑到武田军队完全崩溃的可能性。”
足満の言葉に静子は頷く。全ての準備は整った。今回の策には他の織田家重鎮も賛同してくれている。
足满的话让静子点了点头。所有的准备都已经就绪。其他織田家的重要成员也赞同这次计划。
各陣営に色々な思惑はあるが、武田を打ち倒すという目的が一致していれば静子としては問題なかった。
各阵营心中皆有不同思惑,但只要目标是击败武田所在阵营,那对于静子来说就没有问题。
その後、どのような特権や名誉がついてくるかも、彼女は全く興味がなかった。ただこのいくさの結果を以て、無駄ないくさが減る事を願うばかりだ。
之后,她对于可能带来的任何特权或荣誉都没有丝毫兴趣。她只希望这次战斗的结果能减少不必要的战争。
「安心しろ。武田を破った軍、となれば無駄に争おうとは思わぬ。謙信の出方は分からぬが、北条と結託してまで戦おうとはせんだろう」
“放心吧。如果我们成为打败武田的军队,我们不会无谓的争斗。我们不知道上杉谦信会怎样行动,但他也不会与北条勾结,冒着战争的危险。”
「そうなる事を願うよ。これ以上、いくさ続きで国が疲弊していくのは困るからね。みんな色々と思いはある。けど、私としてはお館様による織田幕府の天下統一が最もマシな未来だと思う」
“我希望出现这种情况。因为国家在继续战争中日益疲惫,这让人感到困惑。每个人都有不同的想法。但是,我认为由您的餐厅统治的织田幕府是最好的未来。”
「誰もが納得する未来などない。わしは静子を信じる。だから静子は自分の信じた道を歩け。それがたとえ過ちであろうともな。間違いか正しいかなど、後世の歴史家に判断を任せろ」
谁都不能满意的未来。我相信静子。所以让她走自己相信的路,即使是错误的也无妨。对于错误或正确,还是让后人的历史学家来判断吧。
「うん。頑張るよ。でも、どう見ても駄目だろう、って時はちゃんと止めてね」
"嗯。我会努力的。但是如果明明是不行的时候,请果断停下来。"
「それを静子が望むなら、わしは命に代えても止めてみせよう」
"如果静子想停止它,我愿以我的生命去停止它"
「そこまで肩肘はる必要はないと思うよ」
“我觉得没有必要这么拘谨”
大げさだと思った静子は屈託の無い笑みを浮かべる。だが足満は一抹の不安を感じていた。
认为有点夸张的静子露出了无忧无虑的笑容,但足满感到了一丝不安。
武田との戦いが終われば、彼女が望む望まないにかかわらず、静子は政治の世界に足場を据えることになる。
当与武田的战斗结束后,无论她是否愿意,静子都将开始在政治圈中立足。
そして武田という危険が去れば、織田家内でも権力闘争が始まるのは目に見えている。
然而一旦消除了名为武田的威胁,在織田家中也必然会开始权力斗争,这是显而易见的。
(武田を破り、長島一向一揆を滅ぼし、浅井を滅ぼし、朝倉を滅ぼす。馬鹿弟は毛利の所に流せば、もはや日本は織田家が殆ど掌握した事になる。そうなれば、本願寺も時間はかかるだろうが織田に服従するより他ない。天下が見える位置に信長は立つ。そうなれば、静子の力を目当てに群がる雑草は幾つも出てくる)
(打败武田,摧毁长岛一向一揆,灭亡浅井,灭亡朝倉。让愚蠢的弟弟流到毛利那里,这样,日本几乎完全被织田家掌控。这样一来,本愿寺虽然需要时间但也只能服从织田家。信长站在可以看到天下的地位。这样一来,会有许多聚集在静子力量周围的杂草冒出来。)
望まない権力闘争に巻き込まれ、果たして静子は変わらずにいられるか、そればかりは足満も分からなかった。
卷入不期望的权力斗争中,不知道静子是否能像以前一样保持不变,这是足满也无法预料的。
だが、仮に静子が変わったとしても足満がする事に変わりはない。静子を守る、敵は滅ぼす、それが自分の役目だと足満は確信していた。
然而,即使静子发生了变化,足满的使命并没有改变。足满相信自己的使命是保护静子,消灭敌人。
「肩肘をはっているつもりはないのだがな。まぁ、先のことはひとまず置いておこう。今は明日の事だ」
“虽然没有故意摆架子的意思。嗯,让我们先暂时搁置未来的事情吧。现在要考虑的是明天。”
「……そうだね。明日、だね」
“……是的。明天,对吧。”
コップに残った水を飲み干すと、静子は夜空を見上げる。空気が澄んでいるお陰で満天の星空が見えた。
把杯子里剩下的水喝干后,静子抬头仰望夜空。由于空气干净清爽,她看到了满天繁星。
「明日、歴史が大きく変わる」
"明天,历史将会发生巨大变革"。
静子の小さな呟きは近くにいた足満すら届かず、誰にも届くことなく夜空に吸い込まれ、消えていった。それから暫く騒ぎは続いたが、夜もふけた頃、明日に備えてみな就寝した。
静子的小小呢喃声连身旁的足满也无法听到,也没有传达给任何人,只是消失在夜空中。一阵骚动之后,大家也于深夜休息,以备明日所需。
十二月二十二日、運命の日がやってきた。
十二月二十二日,命运之日到来了。

