listening practice review -8
day-8
健康志向から注目されている、ご飯の糖質を低減できるとうたった炊飯器について、国民生活センターはテストを行ったところ、一部の製品では広告など表示よりも低減の割合が低いことが分かりました。国民生活センターは景品表示法の優良誤認にあたる恐れがあるとして、 消費者(しょうひしゃ)庁に対して、事業者へ指導を行うようを要望しました。
糖質カット炊飯器はコメを炊く(たく) 過程で出た、糖質成分を含む水分を排出するなどの仕組みで炊いたご飯の糖質を低減す効果(こうか)をうたった炊飯器です。しかし国民生活センターによりますと全国の消費生活センターなどに効果は実感できないなど相談が今年1月までのおよそ6年間で250件寄せられています。
こうしたことを受けて、国民生活センターは大手の通販サイトや量販店で販売されていた六つの製品を選んでそれぞれに二回ずつ炊いたご飯の成分を分析するテストを行いました。その結果四つ製品では広告などで表示している数字(すうじ)(数値)(すうち)に比べて糖質の低減の割合が低かったとういうことです。中には脅威(きょうい驚異(きょうい)の糖質最大54%とカット実現した夢ような炊飯器など表示していながら、テストでは低減の割合が10%ほどだった製品もありました。
day-9
愛媛大学などのグループは昆虫を含んだ餌を与えた真鯛の養殖(ようしょく)に成功し、来月から出荷始めることになりました。愛媛大学と地元の水産会社は養殖の餌に使われている魚粉(ぎょふん)にかわる当たり原料として、昆虫にちゃくもくし、去年7月から愛媛県宇和市いけすで真鯛を育てる実証試験(じっしょう)を行ってきました。従来の餌は原料のおよそ半分が魚粉ですが、新たな餌は原料の10%程度にミールワームと呼ばれる幼虫(ようちゅう)を使用しています。試験でおよそ8000匹真鯛に昆虫を含む餌を与えるところ、従来の餌で育てたものより成長のスピードが速く、味も遜色(そんしょく)ないことが確認できたとういうことです。
試験に参加した水産会社は重さ1.5キロに育った真鯛を来月から顧客向けに出荷する予定です。大学などグループが原料となるミールワームを国内で生産する構想(こうそう)を描いていて(えがく)輸入に依存してない、持続可能な餌としても、注目されそうです。
*day10
国の世論調査では、仕事の上で女性の活躍を妨げる(さまたげる)要因一つが育児、介護などに多く時間をついやしていることだと答えたひとが8割を超え、今後男性の育児などへの参加には上司などの理解が必要だという意見がおよそ7割上りました。
内閣府は去年11月から今年1月にかけて、全国の18歳以上の5000人を対象に男女共同参画(さんかく)社会に関する世論調査を行い、57%に当たる2847人から回答を得ました、この中で夫は外で働き、妻は家庭を守るべきあるとういう考え方について、尋ねたところ、賛成は34%、反対は64%でした。
一方、育児や介護、家事などに女性の方がより多く時間費やしていることが職員生活で女性の活躍が進まない(すすまない)要因の一つだった考えることを聞いたところ、そう思うとどちらかといえばそう思うと答え人が合わせて84%に上りました。また、女性の就業に対する考え方を尋ねたところ、子どもができてもずっと職業を続ける方がよいが最も多く60%でした、
一方、今後、男性が育児などに参加していくために、必要なのは職場の上司が周囲の理解を進めることが最も多く67%でした。
内閣府の担当者は今回の結果を踏まえ、男女がさらに活躍できる社会むけて取り組みを進めて行きたいと話しています。
2023/4/10 Monday pm22:40