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空言舌語・开篇

2023-05-25 16:01 作者:白临初  | 我要投稿

原文:

  昨秋まで十三年間、夕方のスーパーニュースを担当していたが、それを世代交代した今は、若いアナウンサーの仕事振りを見守る毎日となりました。 スタジオを離れてニュースを視ていると、放送で使われる言葉には不思議・不自然なものが少なくないことに気がつきました。また日常生活で交わされる言葉には誤用や混乱が幅を利かせ、折角の美しい日本語表現が絶滅してしまうという危機感はつのるばかりです。 そこで、これまで毎日「日本語の最適表現」を考えてきた経験をいかし、皆さんにも生活道具としての言葉にもう一度眼を向けてもらうきっかけを、この場を借りて提案していきたいと考えています。題して「空言舌語」――何かの参考にして頂けると幸いです。 一回目は、最近とても気になる言葉からです。 それは「行う」です。 特にニュースで「行う」を安易に多用しているのが耳障りでなりません。例えば、「現場検証を行い」はよいとしても、「練習を行い」「テープカットを行い」果ては「花見を行う」「活花を行う」「虐待を行う」「対局を行う」と、どんなケースでも「行う」ですませていることがNHK・民放を問わず見られます。 ニュースは、人間の行いとその意味や結果を伝えるものですが、どんな行為にも「行う」を使うのはいささか安直すぎます。 私は「行う」を安易語と呼ぶことにしました。 放送だけでなく日常の会話でも、「パソコンする」「お茶する」「パスたる(パスタを食べる)」「タクる(タクシーに乗る)」のように、動作を簡単に表現することが、とくに若者の中に多く見られます。 このままでは、そのうち「食事を行う」や「食る」になってしまわないかと心配になります。 日本語には、その行為にふさわしい表現がちゃんとあって、例えば囲碁は「打つ」で将棋は「指す」。花は「活ける」で茶は「立てる」。相撲や舞台の世界に練習はなく、「稽古」を積むことで上達するのです。 また、水にまつわる表現では、「撒く」と「打つ」は違うし、「注ぐ、差す、張る」の使い分け……皆さん大丈夫ですか? 「行う」だって、そのニュアンスは「実行」「断行」「決行」「挙行」「愚行」と、表情はさまざまあるはずです。 「この場面ではどの言葉を選択するのが最良か」を常に考えるのは、社会人の心構えではないでしょうか。

訳文:

直至去年秋天为止,13年来由我主持傍晚节目“超级新闻”。台里新老交替后,看着新人主持的样子成了我每天的常态。 离开演播室看电视的时候,我注意到节目上不少关于日语运用的乱象。日常生活中交流时也存在错用、乱用的情况,这使得我如临大敌,唯恐这门可贵、优美的语言会渐渐消失。 为此,我将利用一直以来每天考校“日语的最佳表达”的经验,希望能把日语这个生活中常用的工具带入大众视野,在此奉上拙见。题曰“空言舌语”,以供参考不胜荣幸。 我想以最近关注到的一个词开篇。那便是“行う”。 新闻上对这个词的使用不绝于耳。“現場検証を行い”(现场查证)的用法还尚可,直至听到“練習を行い”(练习)“テープカットを行い”(剪彩),更有甚者“花見を行う”(赏樱)“活花を行う”(插花)“虐待を行う”(虐待)“対局を行う”(下棋)等等,不论是NHK(日本广播协会)、还是私营广播,这个词走到哪用到哪。 新闻是传递人类行为以及其意义与结果的活动,但无论何事都用“行う”这个词,未免太过图省事。 我称“行う”为“省事用语”。 不仅是节目上,日常交流时有类似“パソコンする”(玩电脑)“お茶する”(喝茶)“パスたる”(吃披萨)“タクる”(打车)这样简化动词的表达,尤其是年轻人常用。 这样下去,“食事を行う”(吃饭)哪天就会演变成“食る”(恰饭)。 日语里面一些动作有其对应的表达。比如“囲碁を打つ”(下围棋)“将棋を指す”(下象棋)“花を活ける”(插花)“お茶を立てる”(沏茶)。在相扑、表演的行业里,练功排练不用“練習”,而是通过不断“稽古”精进本领的。 此外,跟水相关的表达里,“撒く”“打つ”有所差别,关于“注ぐ”“差す”“張る”的区分大家做得到吗? “行う”这个词含义丰富,是“实践”、是“果断执行”、也是“愚行”。 经常思考“这个情况下该用什么词”,这不正是我们成年人应有的觉悟么?

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