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途中下车

2023-03-23 22:10 作者:WoiHat  | 我要投稿

今天刷到了林少华老师讲伊豆的舞女,

一下想起了这篇在学校学过的一篇文章,便拿出来再看了看,还是很感慨的。


“途中下车“这个词,到了我和舍友这已经不仅是用在为了懵懂爱情而冲动放弃,而是更为广义、泛用的词了。

不过现在想来,自己也途中下车了很多次(乐)

也借以怀念怀念舍友(还没4的话就点赞投币评论,谢谢)



    今から十三年前、私は友人と二人して、ある私立大学を受験するため上京した。というより、上京するため確かに東京行きの列車に乗ったのである。世の受験生と同様、私たちもまた幾分の不安と心細さを抱いて、窓外の景色を眺めていた。そんな気持ちを和めようとして、自然に口数だけは多くなっていった。所が、京都から乗り込んできた一人の女子高生が私たちの隣の席に座ったことで様相は一変した。めったにお目にかかれないほど美人だったからである。私も友人もなんとなく態度が落ち着かなくなり、口数も減っていた。友人が意を決してその女子高生に話しかけたのは静岡を過ぎてからである。彼女は京都の大学を受験して、伊豆大仁に帰る途中だった。友人はそっと私に耳打ちした。

       13年前,我与朋友二人为报考某所私立大学,踏上了进京之路。说是进京,其实只是坐上了去往东京的列车。与这世间其他考生一样,我们怀揣着几分忐忑与胆怯,眺望着窗外风景。为了缓解心中不安,自然而然地就多了起来。但当一位女高中生上车,坐在我们旁边的座位上后,情况便发生了转变。这是一位难得一见的美人。我与朋友心情澎湃,话也变得少了。列车开过静冈后,朋友决定与那位女高中生搭话(朋友决定与那位女高中生搭话时,列车已开过静冈)。朋友悄悄告诉我,她参加了京都的大学的考试,现在在回伊豆大仁的路上。

   「伊豆の踊り子やなあ。」

      “这可是伊豆的舞女啊。

   なぜ踊り子なのかわからなかったが、私はうんうんと頷き返した。彼女もだんだん打ち解けてきて、三人が無事に受験に成功したら、再びどこかで会ってお祝いをしようなどと言い出した。そして私たちの心をさんざん乱したまま、嫣然たる微笑を残して三島で降りてしまった。

不知何以称为伊豆的舞女,我嗯嗯点头。我们的交谈也渐渐融洽起来,她提议三人都顺利考上后,再找个地方庆祝升学。她拨动着我们的心弦,留下嫣然一笑,在三岛下了车。

 「俺、もう東京の大学なんかやめにして、京都の大学を受けようかな...」とまんざら冗談でもなさそうに友人は呟いた。

“什么东京的大学,狗都不考,要不去考个京都的大学试试吧......”朋友小声嘀咕着,看着并不像是在开玩笑。

「俺もさっきから考えてたんやけど、今年は受験しても多分落ちると思うわ。一年浪人して、じっくり実力をつけて、来年に備えたほうが賢い。」

“我刚才也一直在想,今年就是去考了,多半也是挂的。复读一年,稳扎稳打,明年再战更明智点儿。”

私もまた本気でそう言った、話はあっさり決まった。私たちは親からもらった東京での宿泊費を伊豆のたびに回すことにして、そのまま熱海で降りてしまったのだった。何とも親不孝な息子であった。そしてこれが私の人生における最初の途中下車であった。私たちはいい気分で伊豆の温泉につかりながら、大仁のどこかにいるであろう美しい女子高生を思った。住所も電話番号も教えてもらっていたが、私たちはその紙切れを見つめるだけでなんもしなかった。三日後、いかにも試験を受けてきたかのような顔をして家に帰った。

それから半年たったごろ、友人の父は死んだ。彼は家業の運送店を継ぐために、進学を断念した。

       我也一本正经地说道。事就这么说定了,我们决定用父母给来用在东京住宿的钱去伊豆转一圈,于是便在热海下了车。当时也真是个不孝子。那便是我人生中第一次中途下车。我们惬意地泡着伊豆的温泉,心想着那位正身处大仁某地的美丽女高中生。虽然问到了她住处和电话号码,但我们最后也只是看着那张纸片无所作为,三天后,扮作大考过后的样子,回了家。

       半年后,朋友的父亲逝世,他为了接下家里的运输行,放弃了学业。

 私といえば、受験勉強などそっちのけで、小説ばかり読みあさっていた。だが、二人の心の中から、列車で知り合った女子高生の面影は消えなかった。私たちは会うとその話ばかりしていた。彼女が京都の大学に受かったのかどうか気になって仕方がなかった。ある日、じゃんけんで負けたほうが、彼女の実家に電話をかけようということになった。私が負けて、ダイヤルを回すと、ちょうど何かの用事で京都から帰ってきていた彼女が出てきた。無事試験に合格し、丸太町の親類の家に下宿しているのだという。

        我也把备考之类的置之脑后,沉浸在小说的世界里。但是,那在列车上相识的倩影始终在我们心中挥之不去。我们一见面便只谈论她,非常想知道她到底有没有考上京都的大学。某日我们打赌猜拳,输的一方要给她老家打通电话。我输了,便去转动拨盘,电话通了,是那个女孩接的。说是整好家里有事回来,从京都回来了。自己顺利通过了考试,现在借宿于丸太町的亲戚家。

 「ところで、あなた、二人のうちのどっち?」と彼女が聞いたので、私は本の冗談のつもりで、友人のほうの名を言った。しばらく考えてから彼女はこう囁いた。

        “对了,你,是两人中的哪一位呀?”姑娘问道,我打算给她开个玩笑,就说了朋友的名字。她想了想,呢喃道:

       “要是见面的话,我希望只有我们两个人。”

 「会うのなら、あなたと二人だけで会いたいな。」

 私は黙りこくったまま、じっと電話を握りしめていた。そのまま電話を切った。もっとうまい方法があったはずなのに、十八歳の私は打ちひしがれて、ほかにどうしていいのかわからなかったのである。

 「なあ、どうやった?どない言うとった?」

      我默不作声,紧握着电话。就这样挂掉了。当时明明也有更好的说辞,可18岁时的我备受挫败,没能想到别的方法。

    “欸。怎么样了?她怎么说?”

 友人は目を輝かせて何度も聞いた。私は噓をついた。彼女は受験に失敗して勤めに出ている、もう電話などしないでほしい、そういってガチャンと電話を切られたと説明した。

      朋友两眼放光,问了一次又一次。我却撒了谎,说那女孩没考上,出去工作了,希望我们别再打电话给她,然后哐地一下挂了电话。

 「ふうん、見事にふられたなあ」友人はぺろりと舌を出して笑った。

       “嗯,被彻底甩了啊。”朋友吐出舌头,笑了。

 このことは、いつまでも私の中から消えなかった。生まれて初めての失恋が、私の心に傷を残したというのではない。私は自分のついてきた数多くのウソの中で、このウソだけを決して自分でも許すことができなかった。私が今それを文章にできるのは、にっくき恋敵であるその友が、交通事故で死んで位からもう十年もたったからである。

      这事我一直心中挥散不去,并不是因为这人生中初次失恋伤了我的心。在我撒过的众多谎言里,唯独是这一几句让我原谅不了自己。如今能将此事交付于文字,亦是因为那位讨厌的情敌朋友,自因车祸离我而去已有十载。


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