【日本小4道德】28#闹钟
目覚まし時計(闹钟)
作者:廣瀬 久(ひろせ ひさし)
私は、四年生になったお祝いに、綺麗な音が出るオルゴールつきの目覚まし時計を買ってもらいました。
(为了庆祝我升上四年级,母亲给我买了带有动听音色的八音盒的闹钟。)
私は、嬉しくて、時計の針を何度も何度も動かして、オルゴールの音を確かめていました。
(我很高兴,数次拨动了闹钟指针,确认八音盒的声音。)
「気に入ったようね。佳子も四年生になったんだから、これからは、出来るだけ自分のことは自分でしなくてはね。」
(“你很喜欢啊。你也是四年级了,从现在开始,自己的事情要尽可能自己做。”)
お母さんが、顔を覗かせて言いました。
(母亲露出脸说道。)
私は、早速、目覚まし時計で起きる時間を決めました。それから、寝る時間や勉強の時間なども決め、「私の決まり」と紙に書いて、机の前の壁に貼りました。
(我赶紧决定了用闹钟起床的时间。还决定了睡觉时间和学习时间等,然后将“我的规定”写在纸上,贴在了书桌前的墙壁上。)
「あら、良いことを決めたわね、頑張ってね。」
(“哎呀,做了不错的决定啊,加油啊。”)
お母さんが、それを見ながら、にこにこして言いました。
(母亲看着我的规定,笑嘻嘻地说道。)
私は、(自分で決めたんだもの、絶対に守るわ。)と心に誓いました。
(我在心中起誓道自己决定的事绝对要遵守。)
次の日から、私は、目覚まし時計の音で起き、夜は、もう少しテレビが見たいと思っても、我慢して寝ました。
(从翌日开始,我听到闹钟声起床,晚上就算还想再看一会电视,也忍住睡觉了。)
「よく頑張るわね。佳子も大したものね。」
(“很努力啊。佳子也很了不起啊。”)
お母さんに褒められると、急に大きくなったようで、嬉しくなりました。
(被母亲表扬后,我突然感觉自己好像长大了,很高兴。)
けれども、暫くすると、友達と遊ぶ約束をして、つい勉強の時間を守らなかったり、夜遅くまでテレビを見たりするようになってしまいました。
(然而,过了一段时间,我和朋友约好玩,不禁没有遵守学习时间,或是晚上看电视看到很晚。)
そんな時、私は、(決まりを守ろうと思えば、いつでも出来るんだから、もう少しぐらいいいじゃない。)と、いつも自分に言い訳をしていました。
(这时,我总是向自己辩解道只要想着要遵守规定,何时都能做到,所以再稍微迟一会也没事。)
今朝も、目覚まし時計は鳴ったのですが、眠くてどうしても起きることが出来ませんでした。夕べも、テレビを遅くまで見てしまったのです。
(今天早上也是,闹钟响了,但是我困得实在起不来。因为我昨晚也看电视看到很晚。)
(うるさいなあ、こんな目覚まし時計なんて……。)と思っているうちに、また寝てしまいました。
(好吵啊,这闹钟……我如此想着的时候,又睡着了。)
「佳子、どうかしたの。早く起きないと学校に遅れますよ。」
(“佳子,怎么了?不快点起来的话学校要迟到了。”)
お母さんの声で目を覚ますと、もう学校に遅刻しそうな時間です。慌てて飛び起き、大急ぎで学校に行く支度をしました。
(听到母亲的声音后,我醒来了,已经是快要上学迟到的时间了。我赶紧跳起,匆忙做着去学校的准备。)
「朝ご飯は?忘れ物は?慌てないで、気を付けてね。」と言うお母さんの声に、返事もしないで、朝ご飯も食べず、ぷんぷんしながら学校へ急ぎました。
(“早饭呢?有没有忘记的东西?别急,路上小心点。”我没有回答母亲,也没吃早饭,气呼呼地急着去学校。)
「佳子さん、どうしたの。」
(“佳子,你怎么了?”)
学校に着くと、安子が心配そうに聞いてくれました。私は、「ううん……。」と言っただけでした。
(到达学校后,安子很担心地问道。我只是说了:“没事……”)
間もなく、全校朝会が始まりました。私は、今朝のことが気になって、校長先生のお話もよく聞くことが出来ません。そのうち、気分が悪くなって、先生に保健室へ連れて行ってもらいました。
(不久,全校的晨会开始了。我很在意今天早上的事,都没能好好听校长的讲话。我渐渐觉得不舒服,然后被老师带去了保健室。)
保健室のベッドで目をつむっていると、何だか寂しくなってきました。そして、今朝のお母さんの悲しそうな様子が目に浮かんできました。
(我躺在保健室的床上闭上眼睛后,总觉得很寂寞。然后,今天早上母亲悲伤的样子浮现于眼前。)


