桜色舞うころ,
私はひとり,
押さえきれぬ胸に,
立ち尽くしてた,
若葉色 萌ゆれば,
想いあふれて,
すべてを見失い,
あなたへ流れた,
めぐる木々たちだけが,
ふたりを見ていたの,
ひとところにはとどまれないと,
そっとおしえながら。