004【日语有声书】【逐字高亮】《こころ》《心》 夏目漱石 -上 先生と私(4)

先生の避暑地を引き上げたのはそれよりずっと前であった。
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文法解析:
- 「引き上げたのはそれよりずっと前であった」:「引き上げた」というのは、一定の場所から移動して別の場所に移ることを表す動詞です。「それよりずっと前であった」というのは、その移動がある出来事よりも遥か昔のことであることを表しています。
他の懐かしみに応じない先生は、他を軽蔑する前に、まず自分を軽蔑していたものとみえる。
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文法解析:
- 「他の懐かしみに応じない先生は、他を軽蔑する前に、まず自分を軽蔑していたものとみえる」:「他の懐かしみに応じない先生」というのは、先生が他の人々が懐かしがるようなものに共感を持たないことを表しています。「他を軽蔑する前に、まず自分を軽蔑していた」というのは、自分を律することができる人であるという意味で、「ものとみえる」というのは、そう感じられるという意味を表しています。
重要な単語解析:
- 「懐かしむ」:昔を思い出して懐かしむことを表す動詞。
- 「応じる」:要求や誘いに答えることを表す動詞。
- 「自分を軽蔑する」:自分自身を否定的に評価することを表す表現。
晴れた空が身に沁み込むように感ぜられる好い日和であった。
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文法解析:
- 「身に沁み込むように感ぜられる」というのは、気持ちが心地よく感じられることを表します。
- 「好い日和であった」というのは、天気が良く、気持ちの良い日であったことを表します。
賑かな町の方へ一丁ほど歩くと、私も散歩がてら雑司ヶ谷へ行ってみる気になった。
04:25
重要な単語解析:
- 「一丁」:古い単位で、約100メートルを表す言葉。
- 「がてら」:あることをしながら、他のことをすることを表す表現。
- 「雑司ヶ谷」:東京都豊島区にある地名で、古くから文化人や芸術家が集まる街として知られています。