从日本小二课本学语法:十二生肖的起源【久我Masahi的日语课堂】#27

十二支の始まり(十二生肖的起源)
昔、ある年の暮に、神様が、動物達を集めて言いました。「元日の朝、新年の挨拶に、御殿に来なさい。一番早く来た者から十二番まで、順番に一年間ずつ、動物達の王様にして、人間の世界を守らせてやろう。」(从前,某年末,神把动物们召集起来说道:“元旦早上,到宫殿来问候新年。从最早来的第一位一直到第十二位,按照顺序,每年一位,选为动物之王,然后让你们守护人类世界。”)
その上、神様は、お正月のご馳走をしてくださるというのです。動物達は、大喜びで、家に帰って行きました。(而且,神会在正月招待大家。动物们非常高兴地回家了。)
ところが、猫が、御殿へ行く日を忘れてしまったのです。猫は、鼠の所へ行って、尋ねました。(然而,猫忘记了去宫殿的日子,便去向老鼠询问。)
「それは、新年の二日だよ。」鼠は、一日遅れた日を教えました。(“是新年的第二天。”老鼠把晚了一天的日子告诉了猫。)
「それなら、慌てることはない。冬は、寒くて、眠くてね。」猫は、ほああっと、あくびをしながら帰って行きました。(“那样的话,就不用急了。冬天又冷又困。”猫打着哈欠回去了。)
いよいよ、新しい年がやって来ました。(终于,迎来了新年。)
牛は、歩くのが遅いので、暗いうちに起きて、のっそり家を出ました。それを見た鼠は、ぴょんと、急いで牛の背中に飛び乗りました。大きな牛は、何も気がつきません。のっそりのっそり、暗い道を歩いて、神様の御殿に着きました。けれども、まだ門が閉まっています。(牛因为走得很慢,所以趁天还黑就起来,慢悠悠地离开了家门。看见这一幕的老鼠,急忙跳到了牛的背上。大牛没有察觉到什么。慢悠悠、慢悠悠地走在昏暗的道路上,来到了神的宫殿。然而,宫殿门关着。)
「ちょっと、早すぎたかな。」(“是不是太早了。”)
牛は、門の前で待つことにしました。鼠は、それでも、暖かい牛の背中で一眠りです。(牛决定在门前等待。老鼠在依旧温暖的牛的背上打了个盹。)
段々、空が明るくなってきました。すると、門番が、ギギギーと、重い扉を開きました。牛が、喜んで中へ入ろうとすると、「おっとっと。一番乗りは私だよ。失礼。」鼠が、背中から飛び下りて、御殿の中へ走って行きました。けれども、牛は怒りません。(天渐渐亮了。于是,门卫把厚重的门“吱嘎吱嘎”地打开了。牛很高兴地正要进去的时候,老鼠从牛背上跳下道:“哎呀呀。我是第一个。不好意思了。”然后跑进了宫殿。即便这样,牛没有生气。)
「なあに。一番にならなくても、十二番までに入ればいいんだ。慌てることはないよ。」(“没什么。即便不是第一,一直到第十二个进去就行了。没必要着急。”)
のっそりのっそり、首を振りながら、御殿の中へ入って行きました。(牛慢悠悠慢悠悠摇着脑袋,走进了宫殿。)
こうして、鼠が一番、牛が二番になりました。(于是,老鼠是第一,牛是第二。)
牛の後から、勢いよく駆け込んできたのは、虎です。(牛的后面是猛地冲进来的老虎。)
その後から、ぴょんぴょん、兎が跳ねてきました。兎は、慌てて飛び起きてきたのか、目が真っ赤です。(其后是蹦蹦跳跳的兔子。兔子眼睛红红的,是否是着急起床的缘故呢。)
振り向くと、蛇と龍が、くねくね競争をしてきました。二匹は、殆んど同時です。(回头看去,是蛇和龙扭动着身躯赛跑,两条几乎是同时到达。)
「髭が先に入った。龍の勝ち。蛇は、惜しくも六番目。」門番が、大きな声で言いました。(门卫大声道:“胡须先进,是龙的胜利。蛇很可惜是第六位。”)
七番目に、馬が、パカパカ、鬣を揺すって走ってくると、その後は、羊、猿、鶏です。(第七位是马哒哒地跑着,鬃毛晃动,其后是羊、猴、鸡。)
鶏は、「いつも、私が、皆に朝が来たことを知らせているのに。今日に限って、寝坊しちゃってね。」恥ずかしそうに、門番に言いました。(鸡感到害臊地对门卫说道:“一直是我通知大家早晨的到来。唯有今天,睡懒觉了。”)
暫くすると、神様が出てこられて、門番に言いました。「初めは、十二番までにしようと思ったが、今日は、元日。わしも、色々忙しいので、十番まででいいだろう。もう、門を閉めて良い。」(过了一会儿,神出来了,对门卫说道:“刚开始觉得要到第十二位,然而今天是元旦,我也很忙,到第十位就可以了吧。把门关上吧。”)
門番が、重い扉を閉めていると、「おうい。おうい。待ってくれえ。」「待ってくれよう。」(门卫刚要把厚重的门关上时,“喂。喂。稍等一下。”“等一下啊。”)
もうもうと土煙を上げながら、走って来る者がいます。太った猪と、犬です。あっ、猪が、前へ出ました。あっ、今度は、犬が前へ出ました。抜いたり、抜かれたり、どちらも速い。猪は、牙を剥いて凄い顔。負けるものかと、物凄い勢いで走って、とうとう犬を抜きました。けれども、急に止まれません。(尘土飞扬,有谁跑过来了。是肥猪和狗。啊,猪抢先了。啊,这次是狗跑在前面。一会超过,一会被超过,两者都跑得很快。猪露出獠牙,一脸凶相。“谁会输啊”猪跑得飞快,终于超过了狗。然而,突然停不下来。)
どしん。(扑通。)
閉まりかけた門の扉に、頭からぶつかってしまいました。猪は、扉に大きな穴を開けて、転がってしまいました。(猪一头撞到了快要关上的门,把门撞出了一个大洞,然后倒下了。)
「猪さん。お先に失礼。」(“猪。我先走一步。”)
その隙に、犬は、扉の穴から、御殿へ駆け込んで行きました。(狗趁机从门洞跑进了宫殿。)
こうして、犬は十一番、猪は、最後の十二番目になりました。(于是,狗是第十一位,猪是最后的第十二位。)
十二匹の動物達は、神様から、美味しいお正月の料理をご馳走になって、皆にこにこ顔です。そして、その年の動物の王様に選ばれた、一番小さな鼠の頭に、美しい王冠が輝きました。(十二只动物吃到了神招待的美味的正月料理,大家脸上都洋溢着笑容。然后,这一年被选为动物之王的最小的老鼠的头上,美丽的王冠闪耀着光芒。)
さて、次の日の朝の事です。猫が、神様の御殿へやって来ました。(且说翌日早晨。猫来到了神的宫殿。)
「おかしいな。誰もいないぞ。早すぎたのかな。」(“好奇怪啊。谁都没来。是不是我太早了?”)
いくら待っても、友達は現れません。猫は、掃除をしている門番に尋ねました。(不管等了多久,朋友还是没有出现。猫向正在打扫的门卫询问了。)
「皆が集まったのは、昨日だよ。何を寝ぼけているんだね。家へ帰って、顔でも洗いなさい。」(“大家集合的时间是昨天。你是不是睡糊涂了。快回家洗洗脸吧。”)
門番に笑われて、猫は初めて、鼠に騙されたことを知りました。猫と鼠の仲が悪くなったのは、この時からです。(猫被门卫嘲笑,这才知道被老鼠骗了。猫和老鼠的关系变差就是从这个时候开始的。)
門番に笑われた猫は、それからというもの、寝ぼけないように、一日に何回も、自分の顔を洗うようになったという話です。(被门卫嘲笑的猫,从此,为了不睡迷糊,一天要洗好几次脸。)

词汇
あくびをする:打呵欠
のっそり:动作迟缓、慢悠悠;呆呆地站立、直挺挺地呆立
くねくね:(跳舞等时)扭动身体;弯弯曲曲、蜿蜒
惜しくも:可惜、遗憾
パカパカ:马蹄声;马行走、奔跑;形容帽子、鞋子等过大
もうもう:烟雾尘埃等弥漫
牙を剥く:露出獠牙;露出敌意
どしん:沉重物等突然相碰或猛地落下时发出的声音及其状态
寝ぼける:睡得迷糊

语法
“神様が出てこられて”
句中的られる是敬语助动词。敬语助动词れる、られる接在动词未然形后,表示对长者行为的尊敬。
五段动词:动词未然形+れる
一段动词:动词未然形+られる
カ变动词:来る变成来られる
サ变动词:する变成される
“負けるものか”
“动词原型+ものか”、“形容动词+な+ものか”、“形容词+ものか”表示强烈的否定。“绝不会”
ものか一般是男性用得多,女性可以用ものですか。

作业
1.读课文