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【个人翻译】《特摄黄金时代 继承圆谷英二之人》 前言

2022-08-14 17:19 作者:吕铃绮的十字戟  | 我要投稿

特撮黄金時代 円谷英二を継ぐもの

八木毅 編

 

はじめ私が、特殊撮影の技術を開発しようと思った動機は、なにも怪獣映画を作りたいからではなかった。画家が、カンバスの上に、絵筆で表現していくように、私も映画の技術を思い切り使って、自由に、意のままに、場面場面を創造してみたかったからである。ずっと前に「キング・コング」という映画を見て、特殊技術の研究をはじめたということも噓ではないが、本当の動機は、映画をより芸術的なものにしたかったからである。

円谷英二「怪獣と私」より

 

 

最初,我开始开发特殊摄影技术的动机,并非是想要做什么怪兽电影。而是像画家用画笔在油画布上表现的那样,我是想要尽情使用电影技法,想要随心所欲的创造各种场面。以前那种因为看了《金刚》这部电影,才开始特殊技术的研究的说法并没有错,但真正的动机,其实是我想要让电影在艺术的台阶上更上一层楼。

圆谷英二「怪兽与我」

 

 

はじめに

1954年の映画「ゴジラ」公開以降、日本では「特撮」の大ブームで映画館ではたくさんの特撮映画が上映され、ゴジラ、モスラ、ラドン、バラン、キングギドラ、アンギラスなどなどたくさんのスター怪獣が登場しましたし、『地球防衛軍』、『宇宙大戦争』、『海底軍艦』のようなSF映画や、『美女と液体人間』『マタンゴ』のようなホラー映画など、多くのジャンルに特撮は用いられ多くの観客を楽しませていました。

 

前言

自1954年电影《哥斯拉》上映以来,日本掀起了“特摄”的大热潮,无数的特摄电影被搬上了荧幕,哥斯拉,魔斯拉,拉顿,巴朗,王者基多拉,安吉拉斯等众多的怪兽明星逐渐问世,而像《地球防卫军》《宇宙大战争》《海底军舰》这样的科幻电影,以及《美女和液体人类》,《马达戈》等等的恐怖电影那样,特摄技术被运用在各种类型的作品里,让众多的观众大饱眼福。

 

まさに「特撮黄金時代」ですね。そして特別な日がやってきました。1966(昭和41)年7月17日。この日、テレビ特撮番組『ウルトラマン』の第1話「ウルトラ作戦第一号」が放送され、世界はウルトラマンを知ったのでした。この日以前に、われわれの世界にはウルトラマンは存在しませんでしたが、この日以降はウルトラマンが存在する世界です。それは子どもたちにとって、そして親たちにとって、そして特撮にとってもとても重要な日でした。

 

不愧是“特摄黄金时代”啊。紧接着,特别的一天到来了,也就是1966年7月17日。在这一天,电视特摄节目《奥特曼》的第一话《超人作战第一号》开始播放了,奥特曼为世人所知了。在这一天之前,我们的世界是没有奥特曼的,但这一天之后,奥特曼诞生在了这个世界上。对孩子们,对家长们,对特摄都是意义重大的一天。

 

 

私は映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を作るときに、この大切な日を映画の主人公たちの最初のシーンとして描きました。ウルトラマンが存在する世界を生きる子どもたちにとって、これほど重要な人生の転換点となる日はないと考えたからです。

 

我在拍摄电影《大决战!超奥特8兄弟》的时候,将这一天描绘在了电影的主人公们最初的戏份里。对诞生在有奥特曼世界里的孩子们而言,没有比这一天更适合作为人生重要转折点的吧。

 

 

特撮という文化は当時の人々にとってとても重要なものでありました。そんな特撮黄金時代を作ったのが円谷英二監督でした。円谷英二監督は『ゴジラ』をキッカケに特撮という技術的用語を文化にまで高めていった「特撮の神様」です。神様とは言い過ぎかもしれませんが、実際に神様です。特撮は円谷英二監督によって創造されましたから。円谷英二監督が特撮で果たしたものは巨大で、多くの傑作はもちろんのこと、数多の後進をも生みました。『ウルトラマン』も円谷英二監督と円谷英二監督のもとで結集した新しい若い才能たちによって作られたのです。

 

特摄对当时的人们来说是非常重要的一种文化。而缔造这一特摄黄金时代的是圆谷英二导演。圆谷英二是以《哥斯拉》为契机将特摄这一技术用语拔高到文化层次的“特摄之神”。或许冠上神之名有些夸大其词,但又名副其实。因为特摄就是由圆谷英二导演所创造出来的。圆谷英二在特摄留下的成就是异常巨大的,不仅包含他的那些杰作,还培养了无数的后生晚辈们。《奥特曼》也是由圆谷英二导演和集结在円谷英二导演周围的青年才俊们制作而出的。

 

 

この本は円谷英二と特撮黄金時代について語ります。そのために円谷英二監督と一緒に直接仕事をされ、『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『マイティジャック』などなど多くの傑作を作られた当時の新しい若い才能たちにお話しいただきました(今や皆様は特撮レジェンドですが)。それは撮影での円谷英二監督であったり、打ち合わせでの円谷英二監督であったり、その場にいない存在としての円谷英二監督であったり、または父としての円谷英二監督であったり、祖父としての円谷英二監督であったり、家族としての円谷英二監督であったり、特撮の神様としての円谷英二監督であったり、さまざまな視点でさまざまなことをお訊きいたしました。そして、円谷英二監督の後継者である特撮レジェンドの皆様のお仕事についてもお話しいただきました。それぞれの方の仕事の中にはどんな円谷英二監督の影響があり、また、どのようにその影響を昇華して仕事に生かされていたのか。そうしたことを探ることでこの本は円谷英二監督と特撮の本質に迫っていきます。

 

这本书将讲述圆谷英二和特摄黄金时代。为此专门拜访了当初和圆谷英二导演共事过的,参与过《奥特Q》,《奥特曼》,《赛文奥特曼》,《全能杰克》等众多杰作制作工作的,当年的那些青年才俊们。(现在诸位都成为了特摄传奇人物)。从各式各样的视角,对在摄影工作中,在开会商议时,本人不在场时,以及作为父亲,作为祖父,作为亲人,乃至作为特摄之神的圆谷英二进行了探讨。以及,也谈到了身为圆谷英二导演后继者的诸位特摄传奇人物,他们的工作是怎样开展的。每一位在工作中受到了円谷英二导演怎样的影响,以及如何将影响升华到工作当中的。这本书将通过这些内容,设法探讨円谷英二导演和特摄的本质。

 

この本はいつも私の本と同じく制作現場側からのものです。私は研究者でも評論家でもなく現場の人間だからです。私は1992年に円谷英二監督が作られた円谷プロダクションに入社して、この特撮の世界へ入りました。当時の円谷プロダクションは円谷英二監督から薫陶をうけた特撮レジェンドの方々がまだたくさん所属されていて、私が配属された第二製作部の部長は満田穧監督でしたし、隣の第一製作部部長は高野宏一監督でした。私のデスクの隣には鈴木清プロデューサーが座り、円谷一監督のご長男の円谷昌弘プロデューもいらっしゃいました。隣の芸能部課長には照明の小池一三さん。他にもたくさんの黄金時代の円谷プロのメンバーが残っていました。私はそんな特撮的に恵まれた環境で社員助監督として始まり、社員監督・プロデューサーとなった円谷育ち。円谷プロ最後の社員監督。つまり円谷英二監督からの円谷プロ「特撮黄金時代」の系譜の最後に連なります。だから、インタビューをさせていただいたほとんどの皆様が、特撮のレジェンドではありますが先輩に当たる方々ばかり。普段から一緒にお仕事をしたりお酒を飲んだりしています。ですので、この本はとても自然で楽しい本になっていると思います。そういう意味では肩に力を入れないで読まれても楽しいと思いますし、けれど、親しい内側で話しているからゆえに核心に迫る内容にもなりました。そして、私にとりましても学びの本になったのです。普段お会いしたも話さないような特撮について本質的なお話をたっぷりできましたから。あらためて特撮を勉強し直した気分ですし、先輩方とじっくりお話しできるのは素晴らしい時間でした。特撮とは本当に素晴らしいものです。

 

这本书和以往我的书一样,是从制作现场的角度出发的。因为我既不是研究者也不是评论家,而是身处现场的人。我在1992年加入了圆谷英二导演创立的圆谷公司,进入到了这个特摄的世界里。当时的圆谷公司还有很多受过圆谷英二导演熏陶的特摄传奇人物们,我被分到的的第二制作部的部长是满田穧导演,隔壁的第一制作部部长是高野宏一导演。我的桌子旁边是铃木清制片人,还有身为圆谷一导演儿子的円谷昌弘制片人。隔壁的艺能部课长是担当照明的小池一三先生。其他还有许多从黄金时代过来的圆谷公司成员在。我就是在这么饱受特摄精神惠顾的环境环境下从社员副导演开始做起,直到成为社员导演·制片人,地道的圆谷娃。圆谷公司最后一名社员导演(注:指的是直接隶属圆谷旗下的导演,而并非是单纯签订工作合约的外包人员)。也就是在圆谷英二导演所开始的圆谷公司“特摄黄金时代”系谱上的最后一笔了。因此,我采访的各位特摄传奇们,也都是我的前辈。平日便一同工作一同喝酒欢笑。所以,这本书的成书非常轻松愉快。大可放松的品尝其中内容,但是,正因为是与关系亲近者的交谈,所以内容上也十分逼近核心。对我自己来说,也是一部值得用来学习的书。有许多日常交流中也不会提到的,涉及特摄本质的内容。对我来说像是重新学习了一遍特摄一般,和各位前辈们的交谈也是非常宝贵的体验。特摄真是十分的精彩啊。

 

ところで、この本はいつもの私の本と同様にインタビューさせていただいた皆様の言葉を修正せずにそのまま載せています。今まで史実とされていたことと異なる証言があったとしても、私の手でそれを変更することはありません。なぜならすべての証言はその場にいて、それを体験された方々の第一次証言だからです。ですからこの本にはびっくりするような新しいこともたくさん出てきますが、それはそのまま載せています。

 

此外,这本书和我以往的书一样,对从各位对象采访到的内容并未加以修正,而是直接刊载其上了。即便有和长久以外的史实观点不符的证言,我也不会对其加以变更。因为这些是从当初亲身体验过的各位人物提供的第一手资料。所以这本书或许会有许多让人震惊的新内容,但也原封不动的会刊载其上。

 

最後になりましたが、本書ではたくさんの方々にお世話になりました。取材を快く引き受けてくださった特撮のレジェンドの先輩方の皆様、『ウルトラマンマックス 15周年の証言録』以来ずっと担当してくださっている立東舎の敏腕編集者の山口一光さん。そして、最初にこの本の着想を与えてくださった京都文化博物館・映像文化創造支援センター長の森脇清隆さん、本当にありがとうございました。あらためてここに感謝申し上げます。

 

前言写到这里,本书得到了许多人士的大力支持。痛快的接受了采访的各位特摄传奇前辈们,从《麦克斯奥特曼 15周年的证言录》开始便负责工作的立东舍的出色编辑,山口一光先生。还有从一开始便提出了这本书构想的京都文化博物馆·影像文化创造支援中心馆长的森脇清隆先生。十分感谢你们的帮助,在这里再次表示我的由衷感谢。

 

それでは夢の『特撮黄金時代』をどうぞ、存分にお楽しみください。

那么接下来请充分享受这梦幻般的,《特摄黄金时代》吧。

 

これからあなたの目はあなたの身体を離れ、この不思議な世界へと入ってゆくのです。

 

接下来你的目光将从自己的身体上移开,浸入到这不可思议的世界里。


译者小言:

八木毅导演,对于熟知奥特曼系列的观众们来说绝不是那么陌生,却也不是那么熟悉。

许多人可能不知道,他其实是平成奥特曼时期为数不多的——隶属圆谷本家的导演。

也是少数能够同时兼任本篇和特摄两部分的导演。

就我个人而言,他并不是圆谷作品中成就最高的人,也不是最富盛名的人,但他成为了我最喜欢的圆谷系导演,独一无二。

在我欣赏完他的影视作品,拜读了他的《证言录》系列之后,我总结了自己的感想。

那就是八木毅导演或许是少有的,以超出导演视角的角度来对待作品和项目的人。

事实上他也担任过《麦克斯奥特曼》的制片人工作。在他和他的同事的努力下,给我们带来了39集融汇进百家风格的异色作品。

他拍摄的作品中比起特摄部分本身,更注重对剧中人物的刻画描写,这一点在奈克瑟斯,麦克斯,以及超奥特曼8兄弟等作品中都有充分体现。

而他现在在做的事,或许就像他在前言里说过的那样,作为圆谷系谱的最后一人,是想让我们大家去超越时空的阻隔,体会当初那个黄金的时代吧。

那么同样是抱着对特摄这一文化的本人,也希望能通过翻译这部作品,尽可能的传递一些这份光辉。

因为

僕たちはウルトラマンが大好きだ

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