NHK新闻听写 202303032005
8時のNHKニュースです。
新型コロナの感染症法上の位置付けを巡り、◯は、「5類への移行後に、変異株の出現などで状況が変わった場合、2類相当の措置を適用するなど、直ちに対応を見直す」考えを示しました。
今日の◯で、◯は、新型コロナの感染症法上の位置付けの、5類への移行を巡り、「死者の絶対数は増えている。第8波以上に死者が増えた場合は、どう対応するのか」と質しました。これに対し、◯は、「5類に位置付けた後、オミクロン株とは大きく病原性が異なる変異株が出現するなど、科学的な前提は異なる状況になれば、直ちに対応を見直す。具体的には、2類感染症と同様の入院勧告などの各種措置を適用することが考えられる」と述べました。また、文部科学省の検定を経て発行された「東京書籍」の高校の地図の教科書に、1000箇所余りの間違いがあったことについて、◯は、「学校教育の中で教科書の果す役割は大きく、適切に検定が運用されることは非常に重要だ。教科書の質の確保や一層の信頼確保に向けて、不断の改善を図りながら取り組みを進める」と述べました。更に◯は、東京電力福島第1原発に溜まる放射性物質を含む処理水を、海水で薄めて海に放出する計画の開始時期について、「今年の春から夏を見込むことに変更はない。引続き理解を得るべく、努力を続けながら取り組みを進めていきたい。福島の復興を実現するためには、先送りできない課題だ」と述べました。
青森県六ヶ所村にある使用済核燃料の再処理工場など、核燃料サイクル施設の視察を申し込んだ、延べ5000人近くの個人情報が流出した可能性があることが分かりました。事業者の日本原燃は、視察を申し込んだ関係者に順次連絡を取り、説明や謝罪をするとしています。核燃料サイクル施設の事業者の日本原燃によりますと、先月19日、視察に訪れる人や団体の受入業務を委託されていたグループ会社のパソコンが、不正なアクセスを受け、ウィルスに感染していることが分かりました。その後、パソコンは去年6月10日の時点でウィルスに感染していたことが分かったということで、感染が発覚するまでの、およそ8ヶ月間に視察を申し込んだ国や自治体、合同機関の関係者など、延べ4982人の個人情報が、外部に流出した可能性があるということです。流出した可能性があるのは、住所、氏名、電話番号のほか、免許証やマイナンバーカードといった証明書のコピーなどです。日本原燃によりますと、これまでの所、個人情報が悪用されるなど、被害の情報は入っていないということですが、今後、視察をした人や団体などに順次連絡をして、経緯を説明したり、謝罪したりするということです。日本原燃の担当者は、「個人情報が漏泄した可能性があるお客樣に対して、多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。原因究明に努め、再発防止を徹底したい」と話していました。
スノーボードの世界選手権・女子ハーフパイプで、18歳の小野光希選手が、銅メダルを獲得しました。世界選手権のこの種目で、日本選手がメダルを獲得するのは、2017年大会の松本遥奈選手以来、3大会ぶり3回目です。小野選手は、「嬉しい気持ちが半分と、最後の3本目のランを決められなかった悔しさが半分で複雑な気持ちだが、しっかり自分のやりたい技ができてメダルを獲得できたことは凄く嬉しい。この結果に満足せず、もっと高い目標を立てて、次は金メダルを取れるように頑張りたい」と話していました。
ここまで、全国のニュースをお伝えしました。この時間の担当は、豊島実季でした。時刻は8時5分になります。