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『芙蓉友奈は勇者でない』『芙蓉友奈は語部となる』舞台探訪レポート 第4回

2023-07-01 20:30 作者:国防仮面  | 我要投稿

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『芙蓉友奈は勇者でない』『芙蓉友奈は語部となる』舞台探訪レポート 第4回 瀬戸大橋記念公園編

2023/03/15


勇者として選ばれ人類と世界を守るために戦う、少女たちの物語を描いた『勇者である』シリーズ。その1つであるイラストノベル『芙蓉友奈は勇者でない』の続編となるビジュアルオーディオドラマ『芙蓉友奈は語部となる』がG'sチャンネルにてこの春から配信予定です。それら2つの物語の舞台のモデルとなった地域を訪れる、舞台探訪企画。第4回目となる今回は『芙蓉友奈は勇者でない』第2話にて、初めての勇者部活動として向かった場所へ行ってみました!

第3回かなくま餅11号線編はこちらから!

第2話で勇者部の助っ人となった柚木を加え、リリが始めた本州と四国を結ぶ3つの大橋の調査。その最初の調査地点が瀬戸大橋です。瀬戸大橋とは、1988年4月に開通した岡山県と香川県を結ぶ本州四国連絡橋の1つで、6つの橋梁の総称となっています。高速道路と鉄道の2層構造になっており、そのどちらの総延長も30kmを越えるという、世界最大クラスの連絡橋です。

この調査のために、リリたちが目標としたのは橋のたもと、香川県坂出市の海沿いにある瀬戸大橋記念公園。2人は電車で宇多津駅へと向かい、そこからレンタサイクルを使っています。ですが、宇多津駅から目的地までは片道5.5km程度。作中でもその距離のせいでリリが死にそうになっていたため、取材班はもう1つのルートに即決。それが電車で坂出駅に向かってから、バスを利用する公共交通機関ルートです。

今回の取材のスタート地点である高松駅から坂出駅までは、快速の電車で約15分とラクラク。下車後は坂出駅北口のロータリー西側から、瀬戸大橋記念公園前に停車する坂出市営バス瀬居線が出ていますので、それに乗ればOK! 時間によっては乗り合いタクシーの利用も可能だそう。……しかし、このルート選択がのちの悲劇を招くとは、当時の我々には知るよしもなかったのです。

↑“たかまつえきちゃん”がカワイイ、高松駅からJR予讃線に乗り込み取材スタート! 少し歩けば第2回で利用した琴平電鉄の始発駅・高松築港駅があります。

↑坂出駅といえば見ておきたいのがここ。『鷲尾須美の章』で登場していた、三ノ輪銀が大好きなイネスの元となったショッピングモールが駅北口前にあります。

↑須美たち3人が仲を深めていった憩いの場。残念ながら、このモデルとなったフードコートは現在廃止されていました。


バスに約20分ほど揺られて、瀬戸大橋記念公園前に到着! さっそくバス停から西に少し歩いて、公園敷地内にある瀬戸大橋記念館を目指します。その屋上にあたる部分が、柚木がひとりで瀬戸大橋と壁の状況を確認していた展望台です。

ちなみに記念館では、瀬戸大橋の建設に至る歴史や、その構造内の模型などが無料で展示されており、個人的にとても興味があったのですが、残念ながら取材日はお休みでした。そんな休館日でも展望台にはちゃんと行けますので、ご安心を。

記念館の西側に展望台への階段があり、そちらから上っていけばすぐに到着! 柚木のいう通りあまり高さはないものの、目の前にさえぎるものがないため眺望は抜群です! この日は快晴だったこともあり、遠く岡山県まで続く瀬戸大橋をきれいに眺めることができました。

↑公園の北東側にあるバス停。以前は行きと帰りでバス停の場所が異なっていたようですが、2023年1月現在ではここに統合されていました。公園はかなり広いので、場所は確認しておきましょう。


↑遠くからでも目を引くデザインの記念館。この写真の位置から左側面に回ると展望台への階段が、右側面に回ると記念館の入口があります。

↑柚木が見たのは、この絶景ではなく約200mにもなる巨大な壁が橋を飲み込んでいる風景。ある種神秘的にも思えますが、大戦を知る人々にとっては決してよいものではなかったのでしょう。

 

瀬戸大橋とこの記念公園は、『勇者である』シリーズ各作品にとっても縁深い場所の1つ。瀬戸大橋自体が『大満開の章』第5話にて、西暦時代の本州からの避難シーンで映し出されていたり、『鷲尾須美の章』ではモデルとした大橋そのものが、勇者たちとバーテックスの決戦場となっていたりもします。

今回紹介している展望台もまた、柚木だけでなく『結城友奈の章』『鷲尾須美の章』の勇者たちが訪れた場所でもあります。ほかにも、公園内には記念館のすぐ東側にあるマリンドームなど、TVアニメやイラストの1シーンのモデルとなった場所がいっぱい! じっくり時間をかけて公園内を散策してみるのもオススメですよ。

↑『結城友奈の章』第8話でも強烈な印象を残したこの展望台。全身に包帯を巻かれ寝たきりの園子から、勇者の残酷な真実が明らかにされたシーンは、あまりも辛い。

↑英霊碑のモデルとなったドーム内。座席側がお墓になっており、墓石にはシリーズ他作品の勇者や巫女の名前も刻まれていました。また、西暦時代を描いた『大満開の章』第7話でも登場しています。


↑この公園といえば外せないのが『結城友奈の章』第9話。悲しみと怒りのあまり暴走した風が、夏凜や友奈と剣を交えた場所でもあります。この天の泉というモニュメントが映るシーンも。

 

↑シリーズ内で瀬戸大橋に一番縁深い作品でもある『鷲尾須美の章』。そのラッピング自動販売機を記念館近くで発見! とてもきれいに維持されていたのが印象的でした。

「ということで、今回はリリたちの調査地に……」と感想に進む予定だったんですが、バス停まで戻ったところで大問題発生! 本来乗車を予定していたバスが期間限定の運行だと発覚、次のバスは日没後の18時台にしかないという事態に! 当時の時刻は16時過ぎ。ひどすぎるうっかりミスにうなだれる取材班2名。この瀬戸大橋記念公園、周囲に大きな工場や倉庫が広がる湾岸の一角にあり、移動手段を失うと一気に陸の孤島と化す危険性があるのです。いえ、単純に計画をミスした私が悪いのですけれども。

結局、真冬に海風が強い場所で日没を待つのは危ないということで、やむなくタクシーの配車をお願いできそうな場所まで歩くことに決定。瀬戸大橋の巨大な橋梁が無言で見下ろす中、広い道路のそばをただひたすらトボトボ……。人とすれ違うことはほぼなく、車が通り過ぎる音だけが響き渡るさびしい帰路。なんとか3km強歩いたところで別の道路に面した公園にたどり着き、配車をお願いできました。ある意味、リリたちが選んだレンタサイクル利用ルートは正解だったのかもしれません。

↑バス停の“場所は”確認しても“時刻は”再確認しない。人、それを凡ミスという。※のついた時刻は、夏場だけの臨時便ですので要注意ですよ!

↑傾いていく日差しが心を焦らせる――。などという余裕もなく、心の中は虚無アンド虚無。工業地帯ゆえに巨大な建造物が多く、個人的にワクワクできたのが唯一の救いでした。


↑坂出駅に戻った時にはもうこの暗さ。ちなみに、瀬戸大橋記念公園から坂出駅までは最短でも片道6km強ありますので、全経路を歩くのはオススメできません。

 

リリたちが最初に訪れた瀬戸大橋記念公園は、広々とした敷地内におだやかな時間が流れる、とても過ごしやすいスポットでした。

展望台からの眺めは本当に素晴らしく、気候や天候に恵まれればいうことなしです! 壁を乗り越えようと調査を進めた2人の勇者部、樹海化した大橋で戦った3人の幼き勇者たち、勇者の残酷な真実にも懸命に向き合おうとしたもう1つの勇者部――。ここで瀬戸大橋を眺めながら『勇者である』シリーズの歴史の流れをゆっくりと感じてみるのも1つの楽しみ方かと思います。

みなさんも、移動手段をしっかり確保したうえでぜひ訪れてみてください! その際は、今回のやらかし取材班を反面教師にしていただければ幸いです。計画はきちんと!

↑バスの出発前に坂出駅前で見かけたネコたちにほのぼの。でも、その前にやっておくことがあったんじゃないんですかね、我々。

 

電話口の演技でうまく柚木を呼び出したリリ。そこで、柚木が運動部の助っ人としてアルバイト代を稼いでいることを調査済みとしたうえで、時給千円で勇者部の助っ人にもなってほしい、と告げるのだった。その魅力的な額につられて、柚木は助っ人を了承。こうして柚木という力強い仲間を得たリリは、第1回目の勇者部活動を発表する! それは、かつて本州と四国をつなげていた3つの大橋を視察することだった。

リリの計画では土日をフルに使い、土曜午前に瀬戸大橋を、午後に大鳴門橋を、そして日曜に来島海峡大橋に向かうという。まず2人は、瀬戸大橋記念公園へ向かうために観音寺駅から宇多津駅へ。そこからレンタサイクルを使って公園を目指したものの、体力のないリリは到着するなりダウン。柚木ひとりで大橋と壁のつながりを確認することに。しかし、付近は完全に封鎖されており、瀬戸大橋へと入ることは叶わなかった――。

『芙蓉友奈は勇者でない』第2話から本格的に始動した、リリと柚木の勇者部活動。その最初の調査スポットを追ってみましたが、いかがだったでしょうか? 次回も引き続き2人が調査したスポットを紹介していく予定ですので、お楽しみに!

これを読んで『芙蓉友奈は勇者でない』の物語が気になった人は、全国の書店にて好評発売中の単行本『結城友奈は勇者である 勇者史外典』上下巻をお手にとって見てください! 『芙蓉友奈は勇者でない』以外にも、『上里ひなたは巫女である』『烏丸久美子は巫女でない』という2作品に加えて、書き下ろしノベル1話が収録されており、読み応えたっぷりです!

■結城友奈は勇者である 勇者史外典 上 

■結城友奈は勇者である 勇者史外典 下 

 

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