【日本小2道德】7#无法忘怀的笑容

忘れられない笑顔(无法忘怀的笑容)
作者:豊福 征子(とよふく まさこ)
これは、私が小さい頃のお話です。
(这是我小时候的事。)
暑い夏の日でした。私は、お母さんとお出かけをしました。バスに乗ると、中は、人がいっぱい。
(那是个炎热的夏日。我和母亲一起外出。乘上公车后,里面挤满了人。)
突然、バスが乱暴に止まりました。
(突然,公车猛地停下了。)
その拍子に、私は、隣のおばさんの足を踏んでしまったのです。
(这时,我踩到了旁边阿姨的脚。)
「あっ。」
(“啊。”)
私はすぐに足をどけました。そして、そうっと、おばさんの顔を覗きました。何だかむっとしているみたい。とても怖そうです。私は、おばさんと目が合う前に、さっと下を向きました。お母さんは、私がよその人の足を踏んだことに、気が付いていません。
(我马上把脚挪开了。然后,悄悄地窥视了阿姨的脸。她好像很生气的样子。非常恐怖。在与阿姨目光接触之前,我一下子往下看去。母亲没有注意到我踩到了旁边人的脚。)
(このまま、黙っておこうかな。)
(就这样保持沉默吗?)
バスは、何事もなかったかのように動き出します。
(公交若无其事地开动了。)
(どうしよう。)
(怎么办?)
その時、お母さんがいつも言っている言葉を思い出しました。
(这时,我想起了母亲一直说的话语。)
「晴子、わざとじゃなくても、悪いことをしてしまったら、ちゃんと謝るのよ。」
(“晴子,就算不是故意的,做了坏事的时候,要好好道歉。”)
私は、もう一度おばさんを見ました。相変わらず怖そうです。でも……。
(我再一次看向了阿姨。依旧很恐怖。但是……)
「ごめんなさい。」
(“对不起。”)
私は思い切って言いました。ちょっとだけ、頭も下げました。胸はどきどき。
(我下定决心说道。头也稍微低下了一点。心脏砰砰跳动。)
(怒られるかな。)
(会被骂吗?)
ところがどうでしょう。おばさんの顔はみるみるほころんで、素敵な笑顔になったのです。胸の中がすうっとしました。
(然而怎样?阿姨转眼间喜笑颜开,笑容非常灿烂。我心中松了一口气。)
あれから三十年近く経ちました。今でも忘れることが出来ないのは、あの夏の空と、おばさんの怖い顔と、そして素敵な笑顔です。
(从那之后经过了将近三十年。至今也未遗忘的是那个夏日的天空和阿姨恐怖的脸,以及灿烂的笑容。)

