面接訓練から学ぶ日本語表現
先生:今日の進学面接では、皆さんがよ~く勘違い「かんちがい」してる点について学びましょう。
学生:勘違い?って何の意味ですか?
先生:いい質問ですね!勘違いの「勘」は、中国語で「猜测」の意味に近いですが、ここでは、頭でしっかり考えた論理的な結果ではなく、直感的なモノを、そのまま信じてしまう!つまり、しっかりした根拠が無いのに、そうだ!と思い込んでしまうことを言います。
学生:、、、むずかしい、、、何だか分かるようなわからないような、、、
先生:そうだね、すこし難しいかもしれません。細かく言えば、「考える」と「思う」は意味がぜんぜん違います。「考える」ことは、頭で「思考」すること、「思う」は、「気持ち」で判断することです。つまり、「勘違い」は、「考えた結果」ではなく、「そんな気がするから」です。
学生:ますます 難しい、、、そんな気がする?って何ですか?
先生:、、、「そんな」は「そのような」と同じ!中国では「那样的」;「気がする」は「感じる」と同じ!中国語では「覚的」。わかった?!
学生:そんなに怒らなくても、、、
先生:怒ってないよ!、、、いらいらしただけ!、、、ごめんね、いらいらしちゃって、、、
学生:、、、いいですけど!つまり、「そんな気がする」とは中国語で「好像是...」でいいですか?!
先生:そのとおり!すごいね!、、、怒ってんの?、、、
学生:怒ってないです!!
先生:あ そう、、、怒ってるんじゃん、、、
学生:つまり、「勘違い」は、中国語で「想当然」ですか?
先生:そうです、「思い込む」ことです。
学生:何それ、、、「勘違い」は「思い込む」と同じですか?!
先生:厳密に言えば、違うけど、、、大抵同じ意味で使ってもいいですよ!
学生:あ そうですか、、、でも、違うのは違うでしょ、、、何が違うんですか?、、、
先生:そこまで教えたらもっと複雑で頭が混乱するよ、、、
学生:でも、「勘違い」したくないから、教えてくださいよ、、、
先生:おお、、、すげぇ!さっそく「勘違い」の例文作っちゃいましたね、ふふふ
学生:別に、、、褒めなくても
先生:褒めてごめんね!
学生:いや!、、それじゃくて、、、率直にうれしいけど、、、
先生:あ、そう!よかったね!
学生:話がよくズレますけど、、、早く「勘違い」と「思い込み」の違いを教えてくださいよ!
先生:は~いはい!あの、、、「勘違い」は単純に、結果的に間違っている意味!しかし、「思い込み」は、激しくそう思うこと!しかし必ず間違う訳じゃない!本当にそうだと思うから、信じているだけ、正しい時も間違う時もある!、、、わかったかな、、、、
学生:思いが間違った(不正解)時の「思い込み」と「勘違い」は同じ!
思いが正しい(正解)時の「思い込み」と「勘違い」は違う!ですか!
先生:君の思い込みが正しいです!ふふふ
学生:何それ、、、、思い込んでません!
先生:ごめん、冗談だよ、それじゃ、まだ次回ね!
学生:どうも、、、
