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葉のない木と葉のある木

2021-02-28 20:32 作者:ki9503  | 我要投稿

むかしむかし、スズメとカラスが林に行って、楢(なら)の木に一夜の宿を頼みました。

 すると楢の木は、「ふん。お前たちみたいなやつに、宿なんか貸せんわ」

と、断ったのです。

 するとそこへ神さまがやって来て、楢の木に言いました。

「これこれ。へる物でもないし、一宿ぐらい貸してやれ」

 しかし楢の木は、首をふって言いました。

「いいえ、いくら神さまに言われても、こればっかりはゆずれません。

 わしは木の中でも、位の高い楢の木です。

 他の木とは、格が違います。

 ツルやタカと言った格の高い鳥ならまだしも、スズメやカラスごときには宿は貸せません」

「そこを曲げて、今回だけでも」

「いいえ。曲げられません」

「どうしてもか?」

「はい、どうしてもです」

 この楢の木の態度には、さすがの神さまも腹を立てました。

「それなら、仕方がない。今日以降、お前たちは、冬は葉のないようにしてくれる。それでも、いいのか?」

「はい、お好きなように」

「よし、わかった! ・・・では、お前たち、わしが他を当たってやるから、一緒に来るがいい」

 神さまはそう言うとスズメとカラスを連れて、今度は杉や松や檜(ひのき)のところへ行きました。

「実はな、これこれこういう訳で、スズメとカラスが困っておるのだ。どうだ、一晩の宿を貸してもらえないだろうか?」

 すると、杉も松も檜もこころよく言いました。

「はい。それでは、どうぞ私たちを宿にお使い下さい」

 これを聞いた神さまは、とても喜びました。

「おお、そうかそうか、お前たちは、実に良い心がけをしておる。この褒美に、お前たちはどんな時でも葉があるようにしてやるからな」

 こんな理由で、今でも楢の木は冬になると葉がなくなり、杉や松や檜たちは冬でも葉が青々としているのです。


おしまい


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