中国の駐日大使 離任を前に “今後の日中関係の改善に期待”
中国の孔鉉佑駐日大使が今月離任するのを前に、都内で開かれたレセプションであいさつし、新型コロナウイルスの感染拡大で日中両国の交流が制限されたなどとしたうえで、今後の日中関係の改善に期待を示しました。

中国の孔鉉佑駐日大使の離任レセプションは24日夜、東京都内のホテルで開かれ、日本の政財界などからおよそ1000人が出席しました。
この中で、あいさつした孔大使は、大使として過ごしたおよそ3年9か月を振り返り、新型コロナウイルスの感染拡大について触れ「両国の正常な交流が感染拡大によって制限され、中日関係も紆余曲折(うよきょくせつ)を経験し、新旧の課題が相次ぎあらわれた」などと述べたうえで「両国関係の安定した改善と発展を促進するために力を尽くしてきた」と強調しました。
また、今後の日中関係については「これまでの人的往来と対話の不足を一日も早く補い、新たな交流ブームを引き起こし、中日関係が正しい軌道に乗って、改善、発展することを心より期待している」と述べました。
孔大使は今月末で離任する予定で、後任は、正式に決まり次第、着任する見通しです。