米式日记2012
06.02 春の匂いは鼻の奥から香る(标题) 闻到了春天的味道 冬の乾きをぬらす青いあかりがあがる。燻された春が小さくなって体から抜け出していく。 沾染冬天干燥的阳光升起。被熏着的春天变小后,从身体里溜走了。 朝日は上がらない。洗濯物が撓垂れる。枕木を踏む音がする。 太阳还没升起。要洗的衣服耷拉下来。踩枕木的声音响起。 春の匂いは鼻の奥から香る。 闻到了春天的香味。 上質な料理や、映画や、音楽にも似たような力がある。 优质的菜肴、电影和音乐也有类似的力量。 小さな火花がぱちぱち弾けて、皮膚の内側を刺し、人知れずくゆる。 像小小的火花劈里啪啦地弹开,刺进皮肤内,不为人知地摇晃着。 春の匂いは鼻の奥から香る。 春天的气息从鼻子深处散发出来。 人間は春を持っている。 享受着人间的春天。