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◇病名は愛だった - 多間硝子

2023-02-26 21:04 作者:无言独狐  | 我要投稿

◇病名はだった-多間硝子


余命数か月ばかりの恋に


在生命仅剩数月的爱恋里


点滴で扶养する患者达


用吊针延续活力的患者们

被害者の甘い期待を吊い


被害者期待的奇迹将变成葬礼


悔悟の机会を踌躇うドクター


面对救赎的选项踌躇不前的医生

所以など行方知らず


患病的始末从何谈起


未知の病巣に卧す患者たち


卧倒在未知病灶里的患者们

発热が死因 然れば早期に


死于发烧 犯人明知这一点


踌躇すべきだったと知る放火犯


却仍让患者的体温停留在危险区域

この心に穴が空いたくらいなのに


明明这颗心已经空空如也


たったそれだけの违いなのに


明明只有这点差别

贵方の背中に渗んでく涙痕が


浸湿衬衫后渗透进你脊背的泪痕


枯れそうもないのはどうしてなの


为什么丝毫不见干涸呢

病名はだった


病名为

今はもはや持ち腐れの恋に


在如今已然百无一用的爱恋里


些事な延命を乞う患者达


祈求延续余生的患者们

加害者の荒い治疗に耐えたい


忍受着加害者粗暴的治疗


伴侣たる者はと覚るペイシェント


却发现彼此为伴才对缓解病情有利

赤い糸を固结び


于是将红绳紧紧相系


故に首を绞め合う患者达


互相勒住彼此的脖颈

呼吸が出来ない然れど解けない


无法呼吸 然而无法解开


本旨に反す麻酔に缒っている


仰仗违背本意的麻醉剂求得苟存

ただ心の沟をそっと覆いたくて


只不过想要填平心中的沟壑


たったそれだけの违いなのに


只不过这点差别而已

どのガーゼを充てたとしても代えられない


不管多少纱布也无法代替


贵方の温もりを待っている


你所给予的温暖才是我所希冀

病名はだった


病名为

美しい嘘に骗されて


陷入谎言一时的美丽


会に合わぬ花に成り果てて


沦落于永不绽放的花朵

缓やかに迫る死期ですら


就连缓缓而至的死期


フィナーレのように见违える


也错以为是即将落幕的终章

浅ましい梦に化かされて


迷惑于可悲的梦中却丝毫不知


不例な病に祟られて


不明之病再次作祟


息も绝え绝えな恋心


恋慕之心同呼吸渐渐衰竭


その死に目を缀った


终于闭目而终

「病名はだった」


『病名为


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