トップハムハット狂讲述自己的半生 Princess爆火之后的心境
トップハムハット狂が半生を語る “Princess♂”のバズを経た胸中
トップハムハット狂讲述自己的半生 Princess♂爆火之后的心境
撮影:木村篤史 編集:タナカヒロシ、矢澤拓
2020/09/16
翻译:八云拓人
トップハムハット狂/AO同好会QQ群:220954622

昨年リリースした“Princess♂”のMVがYouTubeで1300万再生を超え、『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎がフェイバリットに挙げるなど、大きな注目を集めているトップハムハット狂。現在、YouTubeのチャンネル登録者数は16万人を超えているが、そのうち60%以上は海外のユーザーだという。
去年发表的“Princess♂”MV在YouTube的点击数已超过1300万,包括『ONE PIECE』的作者尾田荣一郎老师也颇为推荐,受到了各界瞩目的トップハムハット狂。现在YouTube的频道登录数已经超过了16万人,而其中60%以上都为海外用户。
これまでネットを中心に活動してきたとはいえ、日本語でラップをしてきた彼は、なぜ海外から支持を集めることに成功したのか。一度は音楽をやめて就職しようと思ったという自身の経歴について、「段違いだった」という“Princess♂”でのバズ体験と、それを通して気づいたリスナーへの感謝の気持ちや、“Princess♂”の後日談が綴られた“Mister Jewel Box”を含む新作EP『Jewelry Fish』についてなど、これまでのターニングポイントと現在の心境を聞いた。
虽说至今为止以网络为中心活动,但以日语RAP为主的他,为何突然受到了海外粉丝的喜爱。曾一度想要放弃音乐去就职,之后又经历了【等级根本不一样】的“Princess♂”爆火,通过这些感受到的听众的感谢。而后又发表了包括作为“Princess♂”后日谈的“Mister Jewel Box”的新专辑『Jewelry Fish』。经历过了这众多的转折,现在的他又是如何的心境。

トップハムハット狂(とっぷはむはっときょう)
1988年12月24日生まれ、宮城県仙台市出身。現在は東京を拠点に活動するMC、トラックメーカー。ソロとしてインターネットを中心に活動後、FAKE TYPE.、RainyBlueBell、魂音泉などのユニットでも活躍。2018年のアルバム『BLUE NOTE』から再びソロでの活動を中心に行ない、以降3枚のEPを発表。2020年9月2日に最新EP『Jewelry Fish』をリリースした。
トップハムハット狂(とっぷはむはっときょう)
1988年12月24日出生,老家是宫城县仙台市。现在以东京为据点活动的MC,track maker。以网络为中心solo活动后,在FAKE TYPE.、RainyBlueBell、魂音泉等组合中也相当地活跃。2018的专辑『BLUE NOTE』开始再次以solo的形式展开活动,之后陆续发表了3张专辑。2020年9月2日发布了最新的专辑『Jewelry Fish』。
日本語ラップへの憧れと、友人との趣味のずれ。インターネットがホームになるまで
―最初に聞いておきたいんですけど、なんてお呼びしたらいいですか?
对日语rap的憧憬,与友人兴趣的差异。直到以网络为家
-最先想请问一下,应该怎么称呼你比较好?
トップハムハット狂(以下、THHK):AOと呼ばれることが多いですね。もともとAOの名前で活動していたんですけど、僕らみたいなネットで活動するラッパーたちが、ニコニコ動画に活動の場を移すタイミングがあって、そのときに名前を変えるのが流行っていたんです。僕もそのときに名前を変えて「トップハムハット狂」になりました。
トップハムハット狂(以下THHK):被叫做AO的时候比较多。本来是以AO的名义进行活动的,像我们这样在网上创作的rapper们,在进军niconico动画的时候,有借此机会改名的风潮。我也在那个时候将名字改成了「トップハムハット狂」。
―もともとハム職人をされていたことも、名前の由来になっているんですよね?
-因为有做过火腿职人,所以取了这么个名字吗?
THHK:そうなんですよ。ハム職人をやっていたことと、好きなキャラクターに由来していて。
THHK:是这样的。做过火腿职人的经历,和自己喜欢的角色成为了名字的由来。
―ハム職人には何がきっかけでなったんですか?
-成为火腿职人的契机是什么?
THHK:ぶっちゃけ、なんでもよかったんです。とりあえずの社会経験はしておきたかったのと、あとは高校の後半は遊びたかったので、早めに仕事を決めたかったのと。それで、たまたまハム職人の仕事を見つけて。
THHK:说实话,当时只是觉得做什么都无所谓而已。想着总之先积累社会经验,还有就是高中后半想尽情玩耍,所以就早早地决定了工作。然后正好找到了火腿职人的工作。
―ハム職人をしながらラッパーとしても活動していたと。ラップはいつから始めたんですか?
-边作为火腿职人工作边进行rap活动,那rap大概是从什么时候开始的呢?
THHK:中学のときにブレイクダンスを教えてくれる知り合いがいて、その人がヒップホップを聴いていたのがきっかけです。当時はKGDR、RIP SLYME、KICK THE CAN CREWとかがメディアに出てきていたタイミングで、中学3年のときに『8 Mile』(2002年)という、エミネムの半生を基にした映画が公開されたこともあって、自分でもやりたいなと思ったんです。
THHK:初中的时候,有朋友告诉了我black dance,那个朋友就是我开始听hip hop的契机。当时正好是KGDR、RIP SLYME、KICK THE CAN CREW等流行的时期,在我初中3年的时候讲述了Eminem人生的电影『8 Mile』(2002年)上映,我就也产生了想要做同样事情的想法。

―インターネットを拠点に活動されてきていると思いますが、クラブなど外で音楽に触れることはしていましたか?
-你基本上都是在网络上活跃的,那在网络之外的现实中,比如club这样的地方有没有接触过音乐呢。
THHK:ほとんどしてなかったですね。地元のクラブではウェッサイ系のヒップホップが流行っていたんですけど、僕はMICROPHONE PAGERとかKAMINARI-KAZOKU.とか、当時から日本語ラップが好きだったので、ちょっと合わなかったんです。リアルの友達はラップ好きという感じではなかったし、自分の趣味を押し付けることもしたくなくて。地元に自分と似た好みを持つ人がいなかったから、インターネットに音楽を楽しむ場を見つけていました。だからホームはインターネットです。
THHK:基本没有过。在老家的club流行的都是西式的hiphop,而我当时喜欢的都是MICROPHONE PAGER或KAMINARI-KAZOKU.这样的日语rap,所以有点不合群。现实中的朋友也没有什么喜欢rap的,我也并不想把自己的兴趣强加于他人。因为在当地没有和自己有相同兴趣爱好的人,就只好在网络上享受音乐了。所以网络才是我的主场。
音楽をやめて就職しようと思ったときに「ちゃんとお金になる動きをしてみない?」と引き止められた
―ネットで活動しながらハム職人を経て、上京したのは何かきっかけがあったんですか?
曾想过放弃音乐去就职时,被朋友阻止【要不要试试用音乐来赚钱呢?】
-边在网上进行活动边做着火腿职人的工作,之后却又上京了,上京的契机是什么呢?
THHK:地元が仙台なんですけど、仙台から出たいとずっと思っていて、当時Underground Theaterz(ネット上の音源投稿サイト、現在は閉鎖)をメインに活動していたんですが、そこで知り合ったネット上の仲間が次々と上京して、「ズルい! 俺も行く!」みたいな感じで僕も上京したんです。
THHK:我老家是仙台,一直想要走出仙台去看看,当时以Underground Theaterz(音源投稿网站,现在已停止运营)为主进行活动,而在那里结识的伙伴们一个个都陆续上京了。我就想【不行!我也得去】,于是就也去了东京。

―音楽で食べていこうと思って、ではなく。
-并不是想着以音乐为生?
THHK:音楽を仕事にしようとは思ってなかったですね。憧れはありましたけど、それより地元を出たい気持ちと、好きな仲間と音楽を楽しみたい、という気持ちで。実際、お金になることも全然やってなかったですし。だから24~25歳のときに、さすがにもう音楽はやめて就職しようと思ったんですよ。でも、そういう話を仲間にしていたら、DYES IWASAKIが「それはもったいないんじゃない?」「やめる前に、一回ちゃんとお金になる動きをしてみない?」って誘ってくれて、彼とFAKE TYPE.を結成したんです。
それで最初に自主制作のCDを出して、宣伝用にMVを公開したら、Rambling RECORDSから「一度お会いできませんか?」という連絡が来たんです。そんなことは初めてで、「もしかしてレコード会社からCDを出せるのでは?」と思って会いに行ったら、本当にそういう話をしてもらって。そこからバイトもする必要がなくなって、音楽で食べていけるのかも、という気持ちが少しずつ出てきました。
THHK:当时并没这么想过。虽然有幻想过,但更多的是想要走出老家,以及与喜欢的伙伴们共享音乐的心情。实际上也的确没有进行过任何能赚钱的音乐创作。所以在24~25岁的时候,产生了差不多放弃音乐去找工作这样的想法。但把这个想法告诉伙伴们之后,DYES IWASAKI对我说【这样也太浪费了吧】【在放弃之前,要不要试一次?】对我发出了邀请,于是和他结成了FAKE TYPE.。
之后就出了自主创作的CD,也公开了宣传用的MV。Rambling RECORDS联络到我【能不能和你详谈一下】。这样的事情对我来说都是第一次,【说不定能够在唱片公司发行CD?】抱着这样的期待去谈了之后,没想到真是如此。在那之后【以后不用工作了,能够以音乐创作为生也说不定】这样的想法才慢慢产生的。

FAKE TYPE.“FAKE STYLE”MV。再生数は現時点で480万回を超えている
―3年間FAKE TYPE.として活動をして、今はソロですよね。それはどういう経緯で?
FAKE TYPE.“FAKE STYLE”的MV。目前的播放数已超过480万。
-作为FAKE TYPE.活动了3年之后,如今又回归了solo。这中间发生了什么?
THHK:ペースが合わなくなってきたことと、やりたいことを出し尽くした感がお互いに出ちゃって。このままダラダラ続けてもいいものができないんじゃないかと思ったんです。2017年に一旦休みましょうということになって、その1年後にソロでアルバムを出しました。
THHK:主要是节奏越来越合不上,以及二人都觉得把想做的事情都完成了。这样慵懒下去倒也不是不行,但实际却是无法做到。于是2017年就先休息了一段时间,1年之后就以solo的形式出专辑了。
―ソロ活動は順調にできました?
-solo创作还顺利吗?
THHK:そうですね。特に不満に感じることもなく。やっぱり自分のペースでやれるのがいちばんいいなって。音楽は好きなものなのに、その好きなものを介して苦しい思いをするのは嫌だなと思ったんですよ。だから、まわりからちょっとユルいペースだと思われようとも、自分のペースでやっていこうと決めてました。
THHK:怎么说呢,倒是没觉得有哪里不满。果然能够以自己的节奏来创作才是最好的。音乐是我喜欢的事物,并不想因为自己的在意而对音乐产生一些苦涩的回忆。所以就算是周边人觉得有点松散的速度,我也决定了用自己的节奏来前进。
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段違いのバズ体験。自身の体験をネタにした“Princess♂”が海外から人気を集めたのはなぜか
―去年発表した“Princess♂”がYouTubeでめちゃくちゃバズって、現時点でMV再生数が1300万を超えています。これまでネット上で活躍してこられた中でも、一段階レベルが違う体験だったんじゃないですか?
与以往不同的爆火体验。以自身的经历作为题材的“Princess♂”在海外意外有人气是为何?
-去年发表的“Princess♂”在YouTube爆火,现阶段的MV播放数已经超过了1300万。至今为止在网络上活跃的经历相比,这次的体验也可以说是更上了一层吧。
THHK:一段階どころじゃなかったですね(笑)。いままで経験したことないくらい段違いでした。海外の視聴者がめちゃくちゃ増えたんですよ。いまYouTubeのチャンネル登録者数は、半分以上が海外の人なんです。この前YouTubeのチャンネル登録者の内訳を見たら、日本人が37%で、次がアメリカ合衆国で18%、その次がロシアで6~7%くらい。これは英語を覚えなきゃいけないかなと感じてます。
THHK:已经不是更上一层这种等级了(笑)。是至今为止从未有过的体验。海外的听众粉丝也突然爆增。现在YouTube的频道登录者一半以上都是海外的人。之前我看了YouTube的频道登录者分布,其中37%是日本人,接下来是美国人占18%,再下来是俄罗斯人占6~7%左右。看来以后不得不学习英语了呀。
―基本的に日本語でラップしていますけど、どういうところが海外から評価されたと感じてますか?
-基本上以日语rap为主,为何在海外有如此好评呢?
THHK:アニメーションが大きいと思います。描いてくれたDEMONDICE(カレン)ちゃんは、日本在住のアメリカ人なんですけど、それが海外にうけるテイストだったんじゃないかと。トラックはFAKE TYPE.のDYES IWASAKIが担当しているんですが、エレクトロスウィングにEDMやトラップの要素を足した物珍しいトラックになっていて。僕のラップもあんまり日本語っぽく聴こえないと言われるし、いろんなことがうまく噛み合ったんじゃないかなと思ってます。
それと意図していたわけではないんですが、MVの内容にも反響がありました。かわいい女の子のキャラクターが出てくるんですけど、曲名に「♂」マークがついているから、「女の子なの? 男の子なの?」っていうコメントがたくさん書き込まれて。考察の余地があって、それが話題になったことも大きいと思っています。
THHK:我觉得MV占了很大一部分原因。负责这次MV的DEMONDICE(カレン)酱,是一位日本在住的美国人,因此做出来的MV更符合海外观众的口味吧。Track是由FAKE TYPE.的DYES IWASAKI负责的,在电子音乐中加入了EDM,trap等要素,形成了一种很有风格的track。而我的rap本身也经常被说听起来不像日语,这众多的要素很巧妙地结合到了一起便成了海外爆火的原因。
而这并不是有意图去做的事情,当然MV的内容也有很大的反响。明明是描写可爱女孩子的MV,曲名里却加了个【♂】,【到底是女孩子?还是男孩子?】这样的评论也收到了很多。让观众有更多遐想的空间,也成为了话题之一吧。
―「オタサーの姫」がテーマの曲ですけど、“Princess♂”というタイトルにはどういう意図があったんですか?
-【宅圈公主】为主题的曲子,却用了“Princess♂”这样的标题是为何?
THHK:元ネタは僕自身なんですよ。以前僕を巡ってまわりがケンカするっていう経験が何回かあったんですよね。それを客観的に見て「オタサーの姫っぽいな」と思ったので、その経験を誇張して、ファンタジーにして、みんなが楽しみやすい形で曲にできないかなと思って、アニメMVを作ったんです。
THHK:出处自然是以我自身为基础的。以前也有过几次围绕着我的争吵,从客观的角度来看【挺有宅圈公主feel的】这样想着,能不能将这些经历夸张化,幻想化,创作出让大家都能享受其中的曲子呢?便是这次MV的灵感来源。
―アニメーションの展開も、歌詞にすごく忠実でしたよね。
-MV的展开也非常忠实地还原了歌词。
THHK:依頼する時点から、歌詞に合わせて細かく注文してて。それを自分が思っていた以上の表現力でカレンちゃんが返してくれたんです。いろんなものが噛み合って出来上がった作品だと思っているんですが、正直こんなに聴いていただけるとは思っていなかったですね。
THHK:在委托的时候,就希望迎合歌词提出了很多细致的要求。而カレン酱用超越了我自身想象的表现力将作品完成了。这首曲子我自认也是众多要素成功结合的上乘作,但也没想到这么多人会来听。

「自分の生み出したものに殺される」バズを経験した心境を面白おかしく表現した新曲“Mister Jewel Box”
―“Princess♂”は公開してすぐ反響があったんですか?
【被自己孕育的东西所杀死】经历过爆火后的心境有趣地表现出来的新曲“Mister Jewel Box”
-“Princess♂”公开之后立刻获得了很大的反响吗?
THHK:(2019年10月に公開してから)1か月くらいで100万再生は超えて、そのあとにTikTokでもちょっと流行ったんですけど、12月くらいに尾田栄一郎先生が『週刊少年ジャンプ』の「最近ハマっているものベスト3」というコーナーで、金銀銅の「金」に「トップハムハット狂の“Princess♂”」と書いてくださったんです。
最初、友達から画像が送られてきたんですけど、誰かが合成したイタズラだろうと思ったんですよ。でも、『ジャンプ』を買ってみたら「本当だ!」って。めちゃくちゃビックリしましたね。尾田先生のおかげもあって、さらに広まってくれたんだと思います。
THHK:(2019年10月公开)1个月后播放数就超过了100万,之后在TikTok也流行了一段时间。12月的时候,尾田荣一郎老师在【周刊少年jump】的【最近沉迷的事情best3】单元中,金银铜的金上写了【トップハムハット狂的“Princess♂”】。
一开始朋友把图片传给我看,我以为是谁P出来的。但是实际去买了【jump】来读了以后才发现是真的!大吃了一惊。也托尾田老师的福,这首歌的传播度变地更高了。
―そのヒットを経て、今年7月には“Mister Jewel Box”を発表されましたけど、これは“Princess♂”の続編というか、後日談的な楽曲になってますよね。
-经历过这次火热后,今年7月的时候发表了“Mister Jewel Box”,这首歌也可以说是“Princess♂”的续篇或是后日谈了吧。
THHK:そうなんです。“Princess♂”のバズを経験した自分の心境というか。それをまた誇張して、ファンタジーにして、面白おかしく表現した曲です。ただ、自分のなかではギャグテイストな感じなんですけど、ちょっと自虐的すぎたのか、公開したら「大丈夫?」みたいな心配するコメントがたくさん来ちゃいまして……。
THHK:是这样的。是经历过“Princess♂”爆火之后自身的心境。将其再次夸张化,幻想化,有趣地表现出来的曲子。只是,我自己只将它当作一种幽默,但似乎有点自虐过头了,发表了之后收到了很多【没事吧?】这样担心的评论。
―<俺というかキャラクターが好きなだけじゃん>という歌詞を読むと、リスナーが心配になる気持ちもわかります。
-【相比我你们只是更喜欢角色吧】读了这样的歌词后,也能够理解听众们担心的心情。
THHK:自分のなかではめちゃくちゃポジティブな曲なんですよ。だけどコメントを見て、聴いてくれる人は僕が思っている以上にピュアなんだなって。勘違いをされるのは本意じゃないので、すぐYouTubeの固定コメントに真意を書きました。この曲は全然ネガティブな曲じゃないですよ、むしろ心配してくれるくらい曲をしっかり聴いてくれるみんなが愛おしいですって。
THHK:在我心里这是一首非常积极向上的曲子。但是看了评论栏之后,觉得听众们真的是比我要纯真地多了。被误会并不是我的本意,所以我也立马在YouTube置顶写上了自己真实的想法。这首曲子完全不是消极的曲子,真的很感谢能够认真听歌表示担心的各位听众。
―それだけ“Princess♂”の影響が大きかったということですよね。
-这也说明了“Princess♂”的影响巨大吧。
THHK:MVに出てくる男の子は僕をモデルにしてもらったんですけど、ラストで“Princess♂”の女の子の手で、宝石箱に入れられて、立場が逆転しちゃうんです。自分の生み出したものに殺されるというオチですね。現実でも(自分よりも)“Princess♂”のほうが先行で有名になって、立場が逆転しちゃってるんです。これだけ話題になることは初めてだったので、気づかないところで作品作りに影響を受けていて、何%かはネガティブな気持ちもあるんだと思います。でも、うれしい気持ちのほうがはるかに大きいんですよ。世界中でこんなに曲を聴いてくれる人がいるっていう事実のほうが心を満たしてくれているので。
THHK:MV里出现的男子是以我为原型的,在最后被“Princess♂”的女孩子放进了宝石盒里,立场逆转了。是一个被自己孕育的作品杀死的结局。而现实中(相比我自己)也是“Princess♂”更加有人气,立场逆转了。如此有话题性,对我来说也是第一次,在不经意的地方对作品创作也造成了影响。的确也有一部分是消极的心情,但是开心的心情肯定远比消极的心情要多地多。世界范围内有这么人能够听我的歌,这个事实更加让我的内心满足。
「自分で自分をラッパーと言っていいのかも迷ってるんですよ。ラッパーの本質とは全然違うところにいると思うので」
―AOさんのラップは聞き取るのが難しいほど言葉の量が多いですよね。リリックを書くときには何を重視しているんですか?
【自己也很犹豫能否把自己称之为rapper。自己与Rapper的本质差地很远。】
-AO的rap有多到很难听清的单词量。写歌词的时候更注重什么呢?
THHK:メロディーと響きですね。自分が口に出して気持ちいいと感じるフレーズを作りたいんです。曲のテーマが決まれば言いたいことがバーッと出てくるので、自分の口が言いやすいフレーズをはめたり、書いてから崩していくこともあるんですけど、どちらにしても響きを重視してますね。
THHK:旋律以及发音吧。想写出自己唱起来很舒服的句子。一旦决定了曲子的主题,想说的话就很自然地浮现出来,然后再重组成自己唱起来比较舒服的句子。当然也有写出来之后反而不明所以的时候,不过果然还是更加重视发音。

―気持ちいいフレーズがあった上で、歌詞の内容についてはいかがですか?
-在唱起来很舒服的前提下,对歌词的内容又有何想法?
THHK:僕自身は心にグサッと響くようなことを書ける人間ではないと思っていて。“Princess♂”のように自分の経験をファンタジーにしたり、何かクッションを挟んだりして届けるのが好きですね。だから自分で自分をラッパーと言っていいのかも迷ってるんですよ。それに、リアル真っ向勝負の人には勝てないというか、そういうリアルを求めている人には、僕の音楽は刺さらないと思います。僕はラッパーの本質とは全然違うところにいると思うので。
THHK:我自认并不是那种能写出让人内心颤动的名句的人。像“Princess♂”那样将自身经历幻想化,其中夹杂一些柔和的要素才是我个人的风格。所以自己也很犹豫能否称自己为rapper。而且该说赢不过那些向现实挑战的人嘛,那种追求着现实的人,我觉得自己的音乐大概无法触动他们的内心。我觉得自己是与Rapper的本质差地很远的人。
―社会的に何かを訴えるのではなく、ファンタジーとして楽しんでもらいたい気持ちが強い?
-相比向社会倾诉什么,在幻想中畅游的心情要更强烈吗?
THHK:そうですね。ただ、自分がリスナーになるときは、ゴリゴリのヒップホップをよく聴きます。最近だと舐達麻さんとか。死ぬほどかっこいいなと思います。僕とは生きてきた環境がまったく違う方たちのラップは、想像しながら聴ける余地があるじゃないですか。だから聴いてると脳が喜ぶんですよね。でも、好きで聴いているラッパーから「お前がラッパー名乗ってるんじゃねーぞ」って言われたら、「いやいや! 違います! ラッパーじゃないです!」って否定しちゃうと思います(笑)。
THHK:是这样吧。只是,我自己还是听众的时候,也经常听那些很硬核的hiphop。最近的话则是听舐達麻之类的。觉得真的很帅气。那些与我生活环境完全不同的人写出来的rap,我就一边想象着一边去听。所以听的时候大脑就会产生喜悦的心情。但是如果喜欢的rapper跟我说【你这样的家伙不要以rapper自居啊。】的话,那我肯定会【不不不!才不是!我才不是rapper】这样否定掉吧(笑)。

「ちゃんとありがとうっていう気持ちを伝えていれば、リアルで会ってなくても心の距離感は近づくんじゃないかな」
―YouTubeではMVの配信だけでなくライブ配信もされてますよね。コロナ禍では現実でのライブがなかなかできない状況ですが、ライブ配信をどう捉えていますか?
【只要好好传达感谢的心情,就算在现实中无法相见,心里的距离感也一定会拉近。】
-在YouTube上不仅发布MV,也经常举行live吧。在这个因为疫情现实中很难举办live的现在,live直播又是怎么想到的呢?
THHK:そもそも人前でのライブは、あんまり得意ではなくて(笑)。始まったらもちろん楽しいんですけど、それまでは「あー、できるかな、大丈夫かな」って、与えられた役目をちゃんとこなせるか不安があるというか。配信でも見られてはいるんですけど、目の前にはいないので、好きにやれてますね。お客さんがいないと嫌だという人もいると思いますけど、ネット上で活動をしてきた僕には合ってるなと思います。
THHK:其实我本身就不是很擅长在人前举行live的类型(笑)。开始了之后当然也能享受其中,但在那之前会一直【啊,真的能做到吗,没关系吗】这样,一直担心交付给自己的任务能否好好完成。直播的话虽然也会被看到,但我的眼前是没人的,可以肆意妄为。尽管也有那种没有客人反而会不高兴的类型,但对于一直在网络上活动的我来说说不定还挺适合。


THHK:それに、応援してくれる人と、コミュニケーションをとる場を設けることは特に今必要だなと思います。やっぱり反応があったほうがうれしいと“Princess♂”を通して気づいたので。自分のペースを守りつつ、もっといろんな人に聴いてもらえるようにこれからも動いていきたいですね。ライブで会えない、インターネット上でしか交流できないご時世だから、ちゃんとありがとうっていう気持ちを伝えたり、リスナーの要望にはできるだけ応えたりしていれば、リアルで会ってなくても心の距離感は近づくんじゃないかなと思います。
でも、お客さんとリアルに接するライブも、やっぱり楽しいんですよ。生で音を聴くほうが気持ちいいですし。だからコロナが収束したら、またライブはやりたいですね。
THHK:而且,我觉得在当今的环境下,有一个能和一直支持我的人交流的场所是很必要的。通过“Princess♂”我明白了能够看到大家的反应也会更开心。我今后也会按照自己的节奏,为了让更多的人能够听到我的歌去进行活动。正是因为身处这个无法在live相见,只能在网络上进行交流的时代,才更要努力去传达感谢的心情,去尽力满足听众的心愿。这样就算现实中无法相见,内心的距离感也肯定会慢慢拉近。
不过,能够和听众直接面对面的live也很开心。在现场听到音乐的心情是完全不同的。所以等疫情结束之后,还是想要再举行live的。
