日本小6课文:流传至今的事物【久我Masahi的日语课堂】#85

伝えられてきたもの(流传至今的事物)
人々は、日本にまだ文字がなかった頃から、沢山の話や歌を語り継ぎ、歌い継いできました。中国から漢字が伝わると、私達の先祖は、それらの話や歌を、漢字を使って書き記すようになりました。そして、現存する日本最古の歌集「万葉集」が作られました。また「因幡の白兎」

のような神話や、地方の伝承を記した書物も作られました。(从日本还没有文字的时候开始,人们将众多的故事、和歌世代口头传说、传唱下去。汉字从中国传来之后,我们的祖先将这些故事、和歌用汉字记录下来。然后,写成了现存日本最早的和歌集《万叶集》。以及编写了《因幡的白兔》等神话、记录了地方传说的书籍。)
平安時代になると、平仮名や片仮名が生まれ、より多くの人が、文章を読んだり書いたり出来るようになりました。貴族達は、漢詩や漢文を楽しみ、短歌を作って、手紙のようにやり取りしました。輝夜姫で知られる「竹取物語」は、日本で初めての物語とされていますが、作者は分かりません。同じ時代に紫式部が書いた「源氏物語」は、優れた長編物語として、世界的な評価を受けています。また、清少納言の「枕草子」は、随筆の始まりとされています。これらの作品によって、私達は、当時の貴族の暮らしや、物の見方、感じ方を知ることが出来ます。(到了平安时代,有了平假名和片假名,更多的人能够读写文章。贵族们以汉诗和汉文为乐,创作短歌,像书信一样互相交流。凭借辉夜姬而广为人知的《竹取物语》是日本的第一个故事,然而作者不详。同一时代的紫式部所写的《源氏物语》是优秀的长篇故事,受到了全世界的评价。以及,清少纳言的《枕草子》被认定为是第一本随笔。通过这些作品,我们能够知晓当时贵族的生活、对事物的看法、感受。)
鎌倉時代や室町時代になると、武士が活躍し、戦いをあつかった作品が登場します。「平家物語」には、勇ましい武士の戦いぶりとともに、時代の変化の中で生きる人々の心情も描かれています。兼好法師の随筆集「徒然草」からは、筆者の物の見方とともに、武士や僧侶の暮らし方、考え方が伝わってきます。(到了镰仓时代和室町时代,武士活跃、战火纷飞的作品登场了。《平家物语》描写了勇猛的武士的战斗样子,以及生活在时代变迁中的人们的心情。兼好法师的随笔集《徒然草》传达出了笔者对事物的看法,以及武士和僧侣的生活方式、思考方式。)
江戸時代には、町人が文化の中心となりました。江戸の町人達が旅をする、十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」を始め、町人の生活や、その中で起こる出来事を人情味豊かに描いた多くの文学作品が作られました。俳句が生まれたのも、この時代です。松尾芭蕉によって高められた俳句は、今や「HAIKU」として海外でも知られるようになりました。(江户时代,町人成为了文化的中心。江户的町人们旅行,以十返舍一九的《东海道徒步旅行记》开始,众多文学作品人情味十足地描写了町人的生活以及生活中发生的事情。俳句也是在这个时代产生的。因松尾芭蕉被推上顶峰的俳句,如今以“HAIKU”一名在海外也被人所知。)
歌や物語などと同じように、人々は舞台で演じられる劇や演芸も楽しみました。(同和歌、故事一样,人们也以舞台上演出的戏剧、表演为乐。)
能と狂言は、室町時代に行われるようになった劇です。江戸時代には、歌舞伎(かぶき)と人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)(文楽(ぶんらく))が生まれました。落語が今のような形で楽しまれるようになったのも、この頃です。どれもそれぞれに特色があり、今も続いて、私達を楽しませてくれています。(能乐和狂言是在室町时代开始流行的戏剧。江户时代产生了歌舞伎和木偶剧(文乐)。落语以如今的形式使我们享受也是从这时候开始的。戏剧各有特色,如今也继续让我们享受着。)

词汇
語り継ぐ(かたりつぐ):继续讲述传于后世,世代传说下去
書き記す(かきしるす):登记、记录
町人(ちょうにん):江户时代,住在都市的商人、手艺人、工匠
膝栗毛(ひざくりげ):徒歩旅行;徒步旅行记。十返舍一九创作的《东海岛徒步旅行记》等一系列作品的名称

作业
1.读课文
2.阅读关于文字的内容:


3.看图写话:
