マイナンバーのコンビニ交付トラブルの点検終了へ 順次再開

マイナンバーカードを使ってコンビニで住民票の写しなどを交付するサービスの一連のトラブルで、デジタル庁は全国の自治体で続けてきたシステムの点検が17日に予定どおり終了することを明らかにしました。点検を終えた自治体から順次、サービスを再開しています。
マイナンバーカードを使ってコンビニで住民票の写しなどの証明書を交付するサービスで、別人の証明書が発行されるトラブルが相次いだ問題を受けて、システムを運営する富士通の子会社は、全国123の自治体などでシステムの点検を順次行ってきました。
デジタル庁によりますと、すべての点検が17日に予定どおり終わるということです。
その後、トラブルは確認されておらず、順次サービスは再開されています。
一方、富士通の子会社以外の全国およそ50社が運営するシステムについても、同じようなトラブルが起きていないかシステムの点検や確認作業を進めているということです。
河野デジタル大臣は、閣議のあとの会見で「再発防止とともに、不安の解消を早期に実現すべく取り組みを進めてまいります」と述べました。