【日本小2道德】19#河童 振奋

かっぱ わくわく(河童 振奋)
作者:やすい すえこ
「のんのん野原へ行く地図、もらったよ。綺麗な花が、いっぱい咲いているんだって。」
(“我拿到了去农农原野的地图。听说那里开了很多漂亮的花。”)
お月見池の岩の上で、すっくが言いました。
(苏库在观月池的岩石上说道。)
「行こうよ。お皿に、元気と勇気が湧く、『わくわく水』入れて。」
(“去吧。在盘子里加入涌起活力与勇气的‘振奋水’。”)
寛助が目を輝かせて言うと、泳いでいた山佐も、「賛成。しゅっぱあつ。」
(宽助目光熠熠生辉地说道,于是在游泳的山佐也说道:“赞成。出发~”)
森の道に来て、寛助が急に座り込んでしまいました。
(来到的森林的路后,宽助突然坐下不动了。)
「おうい、寛助。置いて行くぞう。」と山佐が言うと、寛助は、「いま行くよう。迷子の子狐君に『わくわく水』をあげたらね。」
(“喂~宽助。抛下你咯。”山佐说道,于是宽助说道:“马上就来。等我给迷路的小狐狸‘振奋水’后就来。”)
草の道に来て、また寛助が座り込んでしまいました。
(来到了草地的路后,宽助又坐下不动了。)
「もう、寛助。置いて行くぞう。」と山佐が言うと、寛助は、「いま行くよう。怪我をした小鳥さんに、『わくわく水』をあげたらね。」
(“真是的,宽助。抛下你咯。”山佐说道,于是宽助说道:“马上就来。等我给受伤的小鸟‘振奋水’后就来。”)
「『わくわく水』がなくなって、あとでへなへなになっても、知らないよ。」
(“‘振奋水’没了的话,之后没力气了,也不管你了哦。”)
やっとついたのんのん野原は、綺麗な花がいっぱい。すっくは、地図をお尻のポケットに入れて、山佐と楽しく草滑り。寛助は、じいっと綺麗な花を見ています。
(终于来到了农农原野,有很多漂亮的花。苏库将地图放进了屁股后面的口袋,然后和山佐一起愉快地滑草。宽助静静地看着漂亮的花。)
見上げると、空は夕焼け。そろそろ、家に帰る時間です。
(仰头一看,空中晚霞出现了。差不多是要回家的时间了。)
「ど、どうしよう。草滑りしてたら、地図がぼろぼろになっちゃった。」
(“怎,怎么办?滑草之后,地图变得破破烂烂的了。”)
すっくが泣きそうな声で言いました。
(苏库带着哭腔说道。)
「ええっ。帰り道、分かんないの。」
(“诶?你不知道回家的路吗?”)
その時、ピィッ ピピピ。
(此时,啾 啾啾啾。)
「あっ、さっきの小鳥さん。」
(“啊,是刚才的小鸟。”)
「どうぞ私についてきて。さっきは『わくわく水』をありがとう。元気わくわく湧いてきて、おかげで羽は、このとおり。」寛助達は小鳥について歩き出しました。
(“请随我来。谢谢你刚才的‘振奋水’。我精神起来了,多亏了你,翅膀恢复到现在这样了。”宽助他们跟随着小鸟迈出了步伐。)
「ここだ、この道。草の道。」
(“这里,这条路。草地的道路。”)
小鳥もピピピ、嬉しそう。
(小鸟也很高兴地啾啾啾。)
「あれあれ、森の道は、どっちだろう。」
(“哎呀哎呀,森林的路是哪条?”)
その時、コンコンコン。
(此时,嗷嗷嗷。)
「あっ、さっきの子狐君。」
(“啊,是刚才的小狐狸。”)
「森の道はこっちですよ。さっきは『わくわく水』をありがとう。勇気わくわく湧いてきて、おかげで家族に会えました。」
(“森林的路在这里。谢谢你刚才的‘振奋水’。我鼓起勇气来了,多亏了你,我见到家人了。”)
寛助達は子狐について歩き出しました。
(宽助他们跟着小狐狸迈出了步伐。)
「わあい、いつもの森の道。」
(“哇啊,是平时的森林的路。”)
森に来て、皆喜んで走り出しました。
(来到森林后,大家很高兴地跑了起来。)
暫くすると後ろの方で、寛助が座り込んでいました。
(过了片刻,宽助坐在后方不动了。)
「寛助、どうしたの。」
(“宽助,你怎么了?”)
「だって、いきなりかけっこするんだもん。びっくりして、転んじゃって。お皿の『わくわく水』、零れちゃった。もうへなへな。歩けないよ。」
(“因为一下子赛跑起来。吓了一跳后摔倒了。盘子里的‘振奋水’洒出来了。我已经没力气了。走不动了。”)
すっくと山佐は顔を見合わせ、にっこり。
(苏库与山佐面面相觑地笑了。)
「大丈夫。僕達の『わくわく水』、分けてあげる。」
(“没关系。我们的‘振奋水’分给你。”)
お皿に『わくわく水』がたっぷん。寛助はうふっと笑います。
(盘子里装满了‘振奋水’。宽助呵呵笑了。)
「すっく、山佐。ありがとう。」
(“苏库、山佐。谢谢你们。”)
「ありがとうは、僕達の方。」
(“该说谢谢的是我们。”)
「そうだよ。寛助が、山の仲間に『わくわく水』をあげたから、帰れたんだよ。」
(“没错。因为宽助把‘振奋水’给了山里的伙伴们,我们才得以回来。”)
三人は、にこにこ笑顔で歩き出しました。お月見池は、もうすぐです。
(三人笑容满面地迈出了步伐。观月池就快要到了。)


