古文の形容動詞
形容動詞の分類
和語形容動詞:静か、短か、穏やか、緩やか、清げ
現:静かだ 「だ」は結句・断定助動詞
古:静かなり 「なり」は五段活用
(現代:「なる」は終止形/ 古代:「なり」は終止形)
▲廉頗という者は趙の良将なり。←(文語の断定助動詞)
漢語形容動詞:依然、滔々、断固(乎)
(漢字一つ+然/乎)(漢字重ね・特別)
現:依然だ 「だ」は結句・断定助動詞
古:依然たり 「たり」は五段活用
(現代:「たる」は終止形/ 古代:「たり」は終止形)
たり:漢語形容動詞の活用
なり:和語形容動詞の活用
ナリ活用 タリ活用
なら たら 未然形
に/なり と/たり 連用形
なり たり 終止形
なる たる 連体形
なれ たれ 已然形
なれ たれ 命令形
(に・と+非助動詞)
(たり・なり+助動詞)
(「と」➡として 「たる」➡とした)
▲依然と変わらず。
▲断乎と進撃する・処置する/断乎たる処置
▲滔々たる黄河/黄河は滔々と前に流れる。