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日本小3课文:啄木鸟的买卖【久我Masahi的日语课堂】#30

2020-01-09 19:13 作者:久我まさひ  | 我要投稿

啄木鳥の商売(啄木鸟的买卖)

作者:林原 玉枝(はやしばら たまえ)

啄木鳥が、お店を開きました。(啄木鸟开店了。)

それはもう、啄木鳥にぴったりのお店です。(那是一家非常适合啄木鸟的店。)

啄木鳥は、森中の木から、選りすぐりの木を見つけてきて、看板をこしらえました。(啄木鸟在森林中找到了精选的树,然后做成了招牌。)

看板に刻んだお店の名前は、こうです。(刻在招牌上的店名如下。)

音屋(音店)

それだけでは、何だか分かり難いので、啄木鳥は、その後に、こう書きました。(由于只有店名的话,很难理解是什么店,于是啄木鸟在其后如此写道。)

「出来たての音、素敵ないい音、お聞かせします。四分音符一個につき、どれでも百リル。」(“给各位听现成的声音,动听的声音。任何一个四分音符,都是一百里鲁。”)

「へええ。どれでも百リル。どんな音があるのかしら。」そう言って、真っ先にやって来たのは、茶色い耳をぴんと立てた野兎でした。野兎は、啄木鳥の差し出したメニューをじっくり眺めて、メニューの一番端っこを指差しながら、「これにするわ。」と言いました。(“嘿诶。无论哪个都是一百里鲁。都有哪些声音呢?”首先过来的竖着茶色耳朵的野兔说道。野兔仔细地看着啄木鸟递出的菜单,然后指着菜单最边上说道:“我要这个。”)

ブナの音です。(橡胶的声音。)

「四分音符分、頂戴。」(“给我一个四分音符的份。”)

「承知しました。では、どうぞこちらへ。」(“好的。那么,请到这里来。”)

啄木鳥は、野兎を連れて、ブナの森にやって来ました。(啄木鸟把野兔带到了橡胶森林。)

それから、野兎を、大きなブナの木の下に立たせると、自分は、木のてっぺんの幹に止まりました。(然后,让野兔站在巨大的橡胶树下,自己则停在了最顶端的树干上。)

「さあ、行きますよ、いいですか。」啄木鳥は、木の上から声をかけました。野兎は、啄木鳥を見上げて、こっくり頷きました。(“那么,要开始了,准备好了吗?”啄木鸟的声音从树上传来。野兔仰视着啄木鸟,点了点头。)

「では。」啄木鳥は、ブナの木の幹を、喙で力一杯叩きました。(“那么。”啄木鸟用喙用力地敲击着橡胶树干。)

コーン。(咚~)

ブナの木の音が、ブナの森に木霊しました。(橡胶树的声音在橡胶森林中回响。)

野兎は、啄木鳥を見上げたまま、黙って聞いていました。啄木鳥も、うっとり聞いていました。四分音符分よりも、うんと長い時間が過ぎてゆきました。(野兔一直仰视着啄木鸟,默默地听着。啄木鸟也陶醉地听着。比起一个四分音符的时间过了很久。)

ブナの森に、雨が降り始めます。(橡胶森林里下起了雨。)

啄木鳥は、新しいメニューを思いつきました。(啄木鸟想到了新的菜单。)

ブナの木の洞から顔を出して、空を見上げていると、「おはよう。啄木鳥さん。」「何してるんですか。啄木鳥さん。」木の下で、声がしました。(它从橡胶树洞中探出脑袋,仰视着天空,这时,树下响起了:“早上好。啄木鸟。”“你在做什么,啄木鸟?”的声音。)

見下ろすと、ブナの木の根元に、野鼠の家族が、皆で啄木鳥を見上げています。(啄木鸟往下一看,只见橡胶树根处,野鼠一家都在仰视着自己。)

タチツボスミレの葉っぱの傘を肩に担いで、上を見上げているので、皆、顔中びしょ濡れでした。(由于大家扛着紫花堇叶做的雨伞朝上看,所以脸上都湿透了。)

「音屋の新しいメニューができたんですよ。」啄木鳥は、濡れた頭をぶるんと振って、言いました。(啄木鸟甩了甩湿掉的脑袋,说道:“音店的新菜单完成了。”)

「へえ。」(“是吗。”)

「今朝、出来たばかりの、出来立てです。」(“今天早上,刚刚完成的。”)

「へえ。」(“是吗。”)

「でもね、もしかしたら、明日は出来ないかも知れないから、メニューに書こうか書くまいか、考えてたんですよ。」(“但是,也许明天就听不到了,所以我在考虑要不要写进菜单。”)

「へえ。じゃあ、特別メニューってわけ。」(“是吗。那么也就是特别菜单咯?”)

「そうです。特特、特別メニュー。」(“是的,特别特别特别的菜单。”)

「そいつはいいなあ。僕達は、運がいいぞ。それで、その、特特、特別メニューも、百リル。」(“真好啊。我们好走运。那么,那个特别特别特别的菜单也是一百里鲁吗?”)

「いいえ。今日のは、ただです。」(“不。今天是免费的。”)

「良かった。益々運がいいぞ。ここに、音屋が開店して、素敵ないい音を聞かせてもらえるってことは、もう随分前から聞いてたんだけどね。今日やっと、初めて皆で来てみたんですよ。」(“太好了。越来越走运了。自从音店开张以来,我从很久以前开始就一直来听动听的声音了。今天终于,第一次和大家一起来。”)

「朝からの雨で、お洗濯が出来ないものですから。」お母さん鼠が言うと、「お庭のお掃除も。」「草の実集めも。」「草が濡れてて、お相撲も出来ないよ。」「かたつむり達は、出来るけど。」「かたつむりじゃなくて、雨蛙だってば。」「どっちもだよ。」子供達も、口々に言いました。(野鼠母亲说道:“因为一早的雨,衣服洗不了。”于是,孩子们也七嘴八舌地说道:“庭院也打扫不了。”“草籽也采集不了。”“草湿掉了,相扑也玩不了。”“虽然蜗牛们可以相扑。”“不是蜗牛,是雨蛙。”“都一样啊。”)

「だから、一つ、聞かせてください。」野鼠の家族は、揃って、嬉しそうに言いました。(野鼠一家一起开心地说道:“所以,请给我们听听。”)

「承知しました。」(“明白了。”)

啄木鳥は、木の洞から出て、野鼠達のいる場所に飛び下りました。(啄木鸟从树洞里出来,飞落到了野鼠们所在的地方。)

「さあさあ、静かにしなさい。音屋さんの、特特、特別メニューなんだから。」(“好了,好了,安静下来。接下来可是音店特别特别特别的菜单。”)

野鼠は、野鼠の奥さんと二人で、ぺちゃくちゃ言ってる子供達を、どうにか黙らせてから、啄木鳥を振り返って言いました。「さあ、お願い致します。」(野鼠夫妇总算让喋喋不休的孩子们安静了下来,然后回头看向啄木鸟道:“那么,拜托了。”)

「かしこまりました。」(“明白了。”)

葉っぱの傘をさした十匹の子鼠達は、きらきらした綺麗な目を、揃って啄木鳥に向けました。(撑着叶子伞的十只小野鼠们,把熠熠生辉的目光汇聚到了啄木鸟身上。)

「さあ、いいですか。今日だけの特別な音です。お口を閉じて、目を閉じて、聞いてください。」(“那么,准备好了吗。这是仅限今日的特别的声音。请闭上嘴,闭上眼,请听。”)

皆は、しいんと黙って、目を閉じました。(大家都沉默了,然后闭上了眼眸。)

目を閉じると、そこら中の色んな音が、一度に聞こえてきました。(一闭上眼睛,一下子听到了周围各种各样的声音。)

ブナの葉っぱの、シャバシャバシャバ。(橡胶树叶的沙啦沙啦。)

地面からの、パシパシピチピチ。(地面传来的滴滴答答。)

葉っぱの傘の、パリパリパリ。(叶子雨伞的噼里啪啦。)

そして、ブナの森の、ずうっと奥深くから、ドウドウドウ。ザワザワザワワ。(以及橡胶森林深处传来的哗啦哗啦哗啦、飒飒飒飒。)

「ああ、聞こえる、雨の音だ。」(“啊,听到了,是雨声。”)

「本当だ。聞こえる。」(“真的,听到了。”)

「雨の音だ。」(“是雨声。”)

「へえ。」(“是啊。”)

「うふふ。」(“呵呵。”)

野鼠達は、皆、にこにこ頷いて、それから、目を開けたり閉じたりしながら、ずうっとずうっと、特別メニューの雨の音に包まれていたのでした。(野鼠们都笑着点头,然后一会睁开眼睛,一会闭上,一直一直被特别菜单的雨声包围着。)

词汇

選りすぐり:精选

こしらえる:制造;筹款;化妆;虚构

真っ先:最先、首先、最前面

じっくり:慢慢地;仔细地;不慌不忙;踏踏实实

こっくり:(表示同样、赞成、明白等)点头;打瞌睡时头上下摇晃;菜烧得十分入味、味道合适;色彩调和素雅;骤然去世

コーン:坚硬物相碰时发出的声音及其样子;狐狸的叫声

木霊する:(山间)反响、回声

うっとり:出神、沉醉、心旷神怡、神魂颠倒

うんと:(俗语)很多、非常;使劲

ぶるん:猛地颤抖一下

口々に言う:每个人都说

ぺちゃくちゃ:喋喋不休、絮絮叨叨

どうにか:总算、勉强;设法

しいん:鸦雀无声、静悄悄

そこら中:到处都是、铺天盖地

语法

“出来たての音”

“动词连用形+たて”表示某动作刚刚做完或某状态刚刚出现,多为一些约定俗成的说法。“刚……”、“新……”


“四分音符一個につき、どれでも百リル”

“数量词+につき”表示单位数量中所占的比例。“每……的比例是……”


“メニューにこうか書くまいか

“动词う形+か~まいか”用于选择的场合,后项表示犹豫不决。“是做……还是不做……”


じゃあ、特別メニューってわけ

“じゃあ、……わけ”从对方的话所表述的事,推导出合乎逻辑的结论。

作业

1.读课文

2.看图写话:


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