「足す」と「加える」の使い分け
一、意味
加える:あるものに関連の物を合わせて、まとまった全体にする。
足す: あるものに同じ種類の物を加えて、不足の分を埋めて、全体を増やす。
▲コーヒーに砂糖と牛乳を加える。(甘いカフェオレを作る)
▼コーヒーに砂糖と牛乳を足す (まだ少し苦いので、甘くする)
二、目的
加える:以前と異なる状況或いは影響力を作り出す(質的な変化)
足す: 全体として変化しないが、以前より満足のいく状況を作る(量的な変化)
▲新しいメンバーを加える。そしてチームを作る。(チームが強くなる)
▼新しいメンバーを足す。そしてチームを作る。(人数が増えたことに満足している感じ)
▲新曲を加えて、CDを発売する(新鮮味が出て、よく売れる)
注意すべき点:
1、打撃・制裁・刺激・圧力などの抽象的なことは「加える」を使う。
2、ただ数量的な変化だけ、他の以外に何も起こらない場合「足す」を使う。
三、例文
1、人に打撃を加える。
2、ガスタンクにガスを足す。
3、預金通帳にお金を足す。
4、庭の池に水を足す。