水族館のラッコ 16歳の誕生日を祝う 国内飼育は3頭のみ 福岡
国内の水族館では3頭しかいないラッコの1頭で、福岡市の水族館で飼育されている雄の「リロ」が16歳の誕生日を迎え、記念のイベントが開かれました。
誕生日を迎えたのは、福岡市の水族館「マリンワールド海の中道」で飼育されているラッコのリロです。
国内の水族館では3頭しかいないラッコの中で唯一の雄で、30日で16歳になり、人間でいうと60代後半くらいに当たるということです。
誕生日の記念イベントはラッコ用のプールで行われ、リロが立ち泳ぎでダンスを披露したあと、好物のいかや帆立を凍らせて固めたケーキや、殻付きの貝などがプレゼントされました。
リロは、プールの中の岩などに何度も打ちつけて割ったあと、おいしそうに食べていました。
東京から来たという30代の会社員は「頑張って割るところが目の前で見ることができて最高でした。お祝いできてよかったです」と話していました。
福津市から訪れたという7歳の男の子は「えさを食べてるところが可愛いなと思いました。楽しいお誕生日になってほしいです」と話していました。
飼育員の秋吉未来さんは「殻付きの貝を見せたときは驚いたような表情をしてくれました。1年間元気で過ごしてくれてありがとう、これからもよろしくねという気持ちです」と話していました。
