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漂洋过海!——京都文化日本语学校的“文化日”

2021-08-26 14:37 作者:京都艺术大学  | 我要投稿

KICL 京都文化日本语学校


漂洋过海!——京都文化日本语学校的“文化日”

海を越えて届け!― 京都文化日本語学校の「文化デー」

京都文化日本语学校每学期都会举办两次“文化日”体验课。京都文化日本语学校的教育理念不仅是“学习语言”,更是“用语言学习文化和历史等各种事物”,“文化日”正是这一活动的特色。

“文化日”活动始于2005年左右。最初在京都和菓子老铺“甘春堂”做和式点心,之后以在寺庙散步的形式举办。这种在校外进行体验教学的模式一直持续到2019年。2008年开始,所有学生都开始听课,从2010年开始,由教师在校内进行事前学习,然后学生前往体验设施等进行进一步的学习。2019年下学期,还推出“茶道、和菓子制作、日本舞蹈、型染友禅、清水烧绘画、绳编、烫箔”等内容的系列活动,让留学生广泛体验日本文化。但是,2020年度由于新型冠状病毒感染扩大的影响而中止。今年也没能作为校外活动体验设施举办“文化日”。于是决定在校内举办。我们准备了茶道、花道、和太鼓、和服等4个项目,其中2个项目是为了让难以进入日本的同学们,在本国也能在线参加而设计的。


京都文化日本語学校では学期毎の行事として、年2回「文化デー」という体験授業を開催しています。“言語を学習する”だけではなく、“言語で文化や歴史など様々なことを学習する”ことを教育理念とする京都文化日本語学校にとって、「文化デー」はまさにそれを特徴づけるイベントです。



2005年頃から始まったこの「文化デー」。初めは京菓子の老舗「甘春堂」で和菓子作りをして、その後にお寺散策をするといった形で開催されていました。この外部の施設で体験授業をするというスタイルは2019年まで続きます。2008年にはすべての学生が受講するようになり、2010年からは教員が学内で事前学習を実施してから体験施設へ送り出すなど進化していきました。2019年度の後期には「茶道、和菓子作り、日本舞踊、型染友禅、清水焼絵付け、組紐、箔押」といったラインナップで留学生に幅広い日本文化を体験してもらえるようになりました。しかし、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止に。今年度も校外活動として外部の体験施設にお願いして「文化デー」を開催することはできませんでした。そこで学内で開催することに。茶道、華道、和太鼓、着物の4つのプログラムを準備し、そのうちの2つは日本への入国が難しい学生が、自国にいながらオンラインで参加できるように工夫しました。



茶道——用五感来感受!


茶道、花道、和太鼓、和服的体验课程一样,在体验之前首先要进行事前学习。学生们从京都文化日语学校的老师向同学们介绍茶道的历史和三千家等的说明。



之后,来到瓜生山校园内的千秋堂。被绿树环绕的非常美丽的特别空间。在1楼的茶室“飒飒庵”里千家“業躰”(是指侍奉在宗元身边,通过严格的修行,被允许传承宗元茶道的一小部分指导者)的北见宗树先生迎接了我们。有时会对坐在榻榻米上的学生们说:“不用跪坐哦。”然后介绍打招呼的方法、解释画轴(壁龛里装饰的挂轴)以及喝茶的心得等。之后是京都文化日语学校的教员三宅阳子老师的点茶。平时,在日语课上教书的老师穿着和服点茶,那个与平时不同的氛围让同学们印象深刻。


茶道 -五感で感じよう!

茶道、華道、和太鼓、着物のどの体験授業でも同じですが、体験の前にまずは事前学習が行われます。学生たちは京都文化日本語学校の担当の先生より、茶道の歴史や三千家(さんせんけ)などの説明を受けました。

その後、瓜生山キャンパス内にある「千秋堂」へ移動。緑に囲まれたとても美しい特別な空間です。その1階にあるお茶室「颯々庵(さつさつあん)」で裏千家 業躰(ぎょうてい)の北見宗樹(そうき)先生が出迎えてくださいました。畳の上に座る学生たちに「正座はしなくていいですよ」とお声がけがあり、ご挨拶の仕方やお軸(床の間に飾ってある掛け軸)の説明、お茶の心得などのお話がありました。そのあとは京都文化日本語学校の教員でもある三宅陽子先生のお点前(てまえ)です。普段、日本語のクラスで教えてくれている先生が着物姿でお茶を点(た)てるという、そのいつもとは違った雰囲気に学生たちは感心している様子でした。


终于到同学们自己点茶了。按照顺序,首先吃和菓子。当天的菓子是银阁寺附近绿菴的“葛烧”。顾名思义,就是用葛根做成的羊羹,但也有不熟悉葛根这种食材的国家的学生。有笑着说说“好吃!”的同学,也有“我不太懂味道。”面带不可思议表情的同学。我们从北见先生那里学会了点茶的方法,然后自己尝试。有的学生很擅长,有的学生则在苦苦挣扎。在老师们的帮助下,最后大家都喝到了一碗香茶。


さていよいよ学生たちも自分でお茶を点てる番です。順序としてまずはその前にお菓子をいただきます。この日のお菓子は銀閣寺の近くにある緑菴さんの「葛焼(くずやき)」でした。その名のとおり葛をつかった羊羹なのですが、葛という食材に馴染みのない国の学生もいます。「おいしい!」と顔をほころばせる学生もいれば、「よく味がわからない」と不思議そうに味わう学生もいました。北見先生にお茶の点て方を習い、いざ自分たちでお茶を点てます。こちらも上手に立てられる学生もいれば悪戦苦闘する学生も。先生方のフォローもあり、最後はみなさん美味しくお茶をいただきました。



花道——让花看起来更美!


花道体验课在事前学习之后,池坊花道会的德持老师讲解花道的历史和工具等,并进行了如何插花才能让花看起来更美、实际在眼前进行演示。花材有向日葵、大水莞、黄莺、匙葉草、玉竹。德持老师一边说明花的个性和插花的要点,转眼间就完成了插花。学生们也将使用同样的花材进行尝试。


留意传授的注意点进行尝试,诸如插花时需创造空间、注意前后左右的平衡、花的方向等。德持老师会仔细观察每个人的作品,尊重每个人的个性,同时也会对每个人的作品进行修改,“这里要有深度才会有广度”。稍微调整花的方向,缩短长度,花的表情就会改变。每位同学都因优点受到表扬并获得建议。


每位完成各自的作品,互相比较互相拍照,似乎对完成的作品都很满意。


華道 -お花をもっと美しく見せよう!


華道の体験授業では事前学習のあと、池坊華道会の徳持(とくもち)先生から華道の歴史や道具などのお話があり、どう活けたらお花が美しく見えるか、実際に目の前でお花を活けるデモンストレーションが行われました。花材はヒマワリ、フトイ、ソリダコ、スターチス、ナルコユリ。徳持先生は花の個性や活ける際のポイントなどを説明しながらも、あっという間に活けこみを完了。学生たちも同じ花材を使って挑戦します。


先ほど教えてもらった空間を作ることや前後左右のバランス、花の向きなどに気を配って進めます。徳持先生は一人ひとりの作品を丁寧に見て回り、個性を尊重しつつも「ここはこう奥行きを出すと広がりが出るね」などと手直しをされます。少し花の向きを調整したり、長さを短くすることで花の表情が変わります。どの学生にも良いところを褒めてアドバイスをされていました。


それぞれが思い思いの作品を仕上げ、お互いの作品を見比べたり写真を撮ったりと、完成した作品に満足した様子でした。



和太鼓——感受日本的节奏!


和太鼓邀请了京都艺术大学和太鼓教育中心的教授高木克美担任讲师,就和太鼓的历史、材质、种类、部位名称等进行讲解。“和太鼓是古老的乐器,只要敲就会响,但是没有音阶,所以很难再次发出同样的声音。今天就让我们一起体验一下演奏太鼓的乐趣吧!”髙木老师说。首先为我们教授基本的打法。接下来是对鼓本体的说明。关于大鼓的尺寸和鼓身的素材,为了发出声音,鼓身的内侧是怎么雕刻的,太鼓的横切面样品和大鼓使用的皮革等的介绍。



之后,同学们在和太鼓研究中心所在的校内设施“鼓堂”,实际聆听了高木老师和野田悟老师的演奏。对那种震撼力和压倒性的回响无法掩饰我们的惊讶。听着响彻身体的演奏,鼓堂被热气和兴奋的空气包围了。在这种氛围下,接下来是全体学生的演奏。设置了10多台大小各异的太鼓,学生们随着老师的口号一起敲起了太鼓。在老师的示意下,按顺序敲旁边的鼓。直到汗流浃背、气喘吁吁、筋疲力尽时才结束。


学生们看起来很疲惫,但他们的脸上都带着笑容。是大家齐心协力体验的和太鼓课。


和太鼓 -日本のリズムを感じよう!


和太鼓では京都芸術大学 和太鼓教育センターの教授である髙木克美先生を講師にお迎えして、その歴史や和太鼓の材質、種類、部位の名前などのレクチャーを受けました。「和太鼓は古くからある楽器で、打てば鳴るのだけど音階はないので、もう一度同じ音を出すことはとても難しいです。今日は一緒に太鼓を演奏する楽しさを経験しましょう!」と髙木先生。まず最初に基礎的な打ち方を教えてもらいます。そして次は太鼓本体の説明です。大太鼓についてサイズや胴(どう)の素材、音を響かせるために胴の内側はどのように彫られているのか、太鼓をカットした見本や大太鼓に使われている革などの紹介がありました。


その後、学生は和太鼓研究センターのある学内施設「鼓堂」で実際に髙木先生と野田悟先生の演奏を聞きました。その迫力や圧倒的な響きに驚きを隠しきれません。身体に響く演奏を聴いて鼓堂は熱気と興奮した空気に包まれました。その雰囲気のまま次は学生全員の演奏です。さまざまな大きさの太鼓が10台以上セッティングされ、学生たちは先生の掛け声に合わせ一斉に太鼓を叩き始めました。先生の合図で順に隣の太鼓に移っては叩き続けます。汗を流し、息を切らせ、くたくたになったところで終了となりました。


学生たちは疲れた様子でしたが、その顔には笑顔が浮かんでいました。みんなで心を合わせて一体となる体験をした和太鼓授業でした。



和服——腰带挑战!


在教室里学习了和服的种类、与西服的区别、穿和服时使用的语言等之后,来到宽敞的教室里进行体验课。服部和子和服学院的服部有树子老师对和服做了简单的说明之后,马上进行和服腰带的工作坊。这次的腰带工作坊,男女学生各一位作为模特,由老师示范穿至腰带环节,剩下的学生参考人体模特穿和服的腰带,给模特系上腰带。


一边仔细观察人体模特所穿和服的腰带,一边团队讨论思考。由于过于集中,不小心说出母语时,日语学校的老师会温柔地说:“用日语哦。”正是在体验课中学习日本文化和语言的情景。各个小组在奋斗的过程中,但在不经意间仍能达成共识。请老师演示了正确的系腰带的方法。



着物 -帯にチャレンジ!


着物の種類や洋服との違い、着物を着る時に使う言葉などを教室で学んだあと、広い教室に移って体験授業が行われました。服部和子きもの学院の服部有樹子先生から簡単に着物についての説明があったあと、早速、帯のワークショップが行われました。今回の帯のワークショップは、学生の男女一人ずつがモデルとなり帯の手前まで先生に着付けてもらい、残りの学生たちがマネキンに着せられた着物の帯を参考に、モデルとなった学生に帯を締めていくものです。


マネキンが着ている着物の帯をじっくり観察しつつ、チームで相談し合って考えていきます。集中するあまり、うっかり母国語が出ると「日本語でね」とやさしく日本語学校の先生が声を掛けます。まさに日本文化と語学を体験授業の中で学んでいる光景でした。それぞれのグループが奮闘しながらも、何となく形になったところで答え合わせです。先生に正解となる帯の締め方を実演していただきました。


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即使是新冠疫情也想传达!隔海相连。


今年的“文化日”,是直至2019年的“学生们送到校外体验”的项目,不仅仅是“准备各种各样的校内举办的活动”无法展开,对于随着新冠疫情扩大无法入境日本的学生来说,在各自的居住地体验课程变的非常困难。但是,去年我们开发了一套可以本地在线学习的完成型课程,并对其运用进行了完善,因此下午开始的在线体验课得以顺利地进行。



在4种体验中也有“动”,远程参加也能感受到乐趣,在线体验课选择了和太鼓与和服。怎样才能在网上获得充实的体验,这是一个很大的挑战。两者都不只是听课,而是用家里的东西来体验。和服的话,可以代替腰带和带子的围巾和浴巾等要准备好才开始。



コロナ禍でも伝えたい!海を越えて繋がります。

今年の「文化デー」は、2019年度までの「学生たちを外部の施設に送り出す」というものから、「さまざまな準備をして学内で開催する」というだけではなく、新型コロナウイルス感染拡大により日本に入国できない学生たちに、それぞれの国に居ながら体験授業を受けてもらう、というとても難易度の高いものとなりました。しかし、昨年度に母国にいながら学べるようオンライン完結型プログラムを開発し、その運用をブラッシュアップしてきたおかげで、午後からのオンラインでの体験授業では問題なく順調に開催することができました。



4つの体験の中でも「動き」があり、遠隔で参加してもおもしろさが感じられるのではないかと、オンライン体験授業には和太鼓と着物が選ばれました。どのようにしたらオンラインで充実した体験をしてもらえるか、それは大きな挑戦でした。どちらもただ講義を受けるだけでなく、家にあるものを使って体験します。着物では帯や帯紐の代わりになるマフラーやバスタオルなど用意をしてもらって開始です。



最后服部老师把自己穿的和服的半领特写给我看。那是祇园祭的“长刀鉾”的图案。日语学校的老师解释说,这些衣服只能在这个季节穿。但是,“只有在这个时期才能穿的特别的东西”,却很难传达。在那里听课的校长村田晶子老师慢慢地介绍了节日和被称为“鉾”的东西。在屏幕上感到不可思议的学生们,很快就变成了理解安心的表情。



就这样,未入境的学生们也和面对面接受体验课的同学一样,虽然身在海外也进行了体验。

最後に服部先生がご自身でお召しになっている着物の半衿(はんえり)をアップで見せてくださいました。それは祇園祭の長刀鉾の柄でした。この季節にしか着ることができないものなのだ、ということを日本語学校の先生が説明します。しかし“この時期にだけ着ることのできる特別なもの”ということが、なかなか伝わりません。そこで授業を見守っていた校長である村田晶子先生が、ゆっくりとお祭のことや鉾と言われるもののことを説明していかれました。モニターの中で不思議そうにしていた学生たちは、やがて理解ができたような、安心したような表情に変わっていきました。

こうして未入国の学生たちも対面で体験授業を受けた学生たちと同じように、海外に居ながら体験授業を受けたのでした。





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