listening practice day-8
健康志向(しこう)から注目されているご飯の糖質(とうしつ)を低減(ていげん)できるとうたった炊飯器について、国民生活センターがテスト行ったところ、一部の製品では広告など表示よりも低減の割合(わりあい)が低いことが分かりました。
国民生活センタは景品(けいひん)表示法の優良誤認(ゆうりょうごにん)にあたるおそれがあるとして、消費者庁(しょうひしゃちょう)に対して、事業者への指導を行うよう要望しました。
糖質(とうしつ)カット炊飯器はコメを炊く(たく)過程(かてい)で出た糖質成分を含む水分を排出(はいしゅつ)するなどの仕組みで炊いたご飯の糖質を低減する効果をうたった炊飯器です。
しかし、国民生活センターによりますと、全国の消費生活センターなどに効果が実感(じっかん)できないなど相談が、今年1月までの凡そ(およそ)6年間で250件寄せられています。
こうしたことを受け、国民生活センターは大手の通販(つうはん)サイトや量販店(りょうはんて)で販売されていた六つ製品を選んでそれぞれ二回ずつ炊いたご飯成分を分析するテストを行いました。
その結果、四つの製品では広告など表示している数値(すうち)を比べて、糖質(とうしつ)の低減の割合が低かったということです。中には脅威(きょうい)驚異(きょうい)の糖質最大54%カットを実現した夢のような炊飯器などと表示してないながら、テストでは低減の割合が10ほどだった製品もありました。
2023/3/28(Tuesday) pm 22:08