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【日本小3道德】7#一、二、一、二

2021-07-26 18:00 作者:久我まさひ  | 我要投稿

いいち、にいっ、いいち、にいっ(一、二、一、二)

作者:北畑 静子(きたはた しずこ)

運動会で、二人三脚をすることになりました。背の順で、同じくらいの人が組になります。

(运动会上要两人三足。按照身高顺序,差不多高的人组队。)

千恵は、愛ちゃんと背の高さが同じくらいです。愛ちゃんは、皆とあんまりお話をしないし、走るのが遅いので、千恵は、(愛ちゃんと組んだら、嫌だな。)と思いました。すると、すぐ後ろにいる緑ちゃんが、「私、愛ちゃんと組むのは、嫌。」と言いました。千恵は、自分のことは棚に上げて、思わず言いました。

(千惠和小爱差不多高。小爱不怎么和大家说话,跑得也慢,所以千惠不想和小爱组队。这时,就在后面的小绿说道:“我不想和小爱组队。”千惠对自己方才的想法束之高阁,不禁说道。

「緑ちゃん、愛ちゃんに悪いわ。」

(“小绿,这么说对小爱不好。”

「それなら、千恵ちゃんが、愛ちゃんと組めば。」

(“既然如此,那么你和小爱组队吧?”

緑ちゃんはそう言って、横を向いてしまいました。

(小绿如此说道,面向了一旁。

結局、千恵は、愛ちゃんと組むことになりました。

(结果,千惠和小爱组队了。

(愛ちゃんが遅くても、私が引っ張っていけばいい。一番になろう。)

(就算小爱再慢,我拉着她就行了。成为第一吧。

その日、千恵は、愛ちゃんを誘って帰りました。千恵は言いました。

(这天,千惠邀请小爱一起回家。千惠说道。

「愛ちゃん、頑張ろうね。今日から練習しよう。」

(“小爱,一起加油吧。从今天开始练习。”

愛ちゃんは、何も言わないで、困ったような顔をしました。

(小爱什么都没说,露出了一副困扰的表情。

千恵は、ランドセルをおいて、愛ちゃんの家へ行きました。そして、早速練習を始めました。なかなか上手くいきません。二、三歩行くと、転んでしまいます。何回目かに転んだ時、愛ちゃんは膝小僧を擦りむいて、泣き出してしまいました。千恵は困ってしまいました。

(千惠放下了书包,去了小爱家。然后,马上开始了练习。怎么都不顺利。走个两三步就摔倒了。摔倒了不知道第几次的时候,小爱的膝盖擦破了,她哭了出来。千惠很困扰。

その様子を、通りかかった近所の山田さんが見ていました。

(住在附近的山田恰巧路过,她目睹了这一幕。

「『一、二、一、二。』と声を出して。いいかい、遅い方に足を合わせるんだよ。そうすれば転ばない。転ばなければきっと上手くいくよ。」

(“‘一、二、一、二。’喊出声音。听好了,要配合慢的一方。这样的话就不会摔倒。不摔倒的话一定能顺利的。”

そう教えてくれました。千恵は、愛ちゃんに、「『一、二、一、二。』って声を出すから合わせてね。」と言いました。ゆっくり「いいち、にいっ、いいち、にいっ。」と、やってみると、確かに転びません。でも、「いち、に、いち、に。」と、少し速くすると、すぐに転んでしまいます。

(她如此说道。千惠对小爱说道:“我来喊‘一、二、一、二。’,你要跟上。”千惠试着慢慢喊“一~二~一~二~”,确实不摔倒了。但是,稍微加快一点喊“一、二、一、二。”马上就摔倒了。

その次の日も、二人は練習しました。何回も何回もやってみましたが、やっぱり上手くいきません。でも、何回かに一回、それも一歩か二歩だけですが、二人の足が、ぴったり揃って前に出ることがあります。

(两人翌日也练习了。尝试了好几次,果然还是不顺利。但是,几次当中有一次,并且是一步或两步,两人的脚刚好一起向前迈出。

「今の上手くいったね。もっと続けられるといいね。」と、千恵が言うと、愛ちゃんも、「うん。」と頷きました。

(“刚才做得不错。还能再持续下去就好了。”千惠说道,小爱也点了点头。

千恵たちは、運動会までの十日間、毎日練習し、当日がやって来ました。二人三脚が始まりました。いよいよ千恵たちの番です。

(千惠他们在运动会前的十天内,每天练习,然后迎来了运动会当日。两人三足开始了。终于轮到了千惠他们。

四組、八人がスタートしました。千恵たちは、少しずつ遅れていきます。千恵は焦って、愛ちゃんを引きずるようになってしまいます。すると、その時です。愛ちゃんが、突然、「いいち、にいっ、いいち、にいっ。」と、ゆっくりゆっくり声をかけ始めました。その声に、千恵は足を合わせ、愛ちゃんのリズムで走りました。前の組が転び始め、気が付くと前から二番目になっていました。二人は、同じリズムでゆっくり走り続けました。

(共四组八人开始了。千惠他们渐渐慢了下来。千惠很焦急,想要拉着小爱。正在此时。小爱突然缓缓地喊道:“一~二~一~二~”千惠听着小爱的声音,配合着她的节奏跑着。前面的小组开始摔倒,察觉到的时候,两人已经是第二名了。两人在相同的节奏下继续缓缓跑着。

そして、ゴールの少し手前では、何と先頭に立っていました。千恵と愛ちゃんは、本当に一番になったのです。二人は手を取り合って喜びました。運動会が終わる頃、愛ちゃんのお母さんが千恵のそばに来て、「どうもありがとう。千恵ちゃんのおかげだわ。」と言いました。千恵は、びっくりして言いました。

(然后,快到终点前的时候,两人竟然位居第一。千惠和小爱真的取得了第一。两人高兴地牵着手。运动会结束时,小爱的母亲来到了千惠的身边,说道:“实在是太感谢了。多亏了千惠。”千惠惊了一下说道。

「違うの、そうじゃないの……。」

(“不是这样的……”

お母さんは、不思議そうな顔をしました。千恵は、こう言いたかったのです。

(母亲露出了一副感到不可思议的表情。千惠刚才是想这么说的。

「違うの、そうじゃないの。愛ちゃんのおかげで一番になったの。」

(“不是这样的。是多亏了小爱才取得第一的。”


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