【日本小2道德】11#生日

誕生日(生日)
作者:東 君平(ひがし くんぺい)
今日は夏子の誕生日です。
(今天是夏子的生日。)
お母さんは、アルバムを見ながら、生まれた頃の話をしてくれました。
(母亲一边看着相册,一边给夏子讲她刚出生时的事。)
「夏子が生まれた時は、とっても小さくて、そのままでは助からないかもしれなかったの。」
(“你出生的时候非常小,就这样下去的话也许活不了了。”)
「ふうん。それで、どうしたの。」
(“是吗?然后呢,怎么样了?”)
「それから夏子だけ病院の保育器の中にいたのよ。」
(“然后只有你一个人待在医院的保育箱里。”)
「保育器ってなあに。」
(“保育箱是什么?”)
「赤ちゃんの命を守り育てる箱なの。その中に四十日も入っていたのよ。」
(“是守护婴儿生命的箱子。你在里面待了长达四十天。”)
「そんなに長く。」
(“那么久。”)
「そうよ。毎朝、お母さんのお乳を哺乳瓶に入れて、病院に届けたの。」
(“是啊。每天早上,我把母乳装进奶瓶里,然后送到医院。”)
「お母さん、大変だったのね。」
(“妈妈,好辛苦啊。”)
「それよりも、自分の子供なのに、一度も抱けないのがとても寂しかったわ。それに、もしものことがあったらと思うと、心配で心配で仕方がなかったの……。」
(“比起这个,明明是自己的孩子,却一次都抱不了,非常寂寞呢。而且,一想到如果出了什么事,就担心得不得了……”)
暫くして、お母さんは、「それがこんなに大きくなって嬉しいわ。お誕生日おめでとう。」と、明るく言いました。
(过了片刻,母亲明朗道:“不过你现在已经长那么大了,我很高兴。生日快乐。”)
夏子は、お母さんから誕生日のとても素晴らしいプレゼントをもらったんだなあと思いました。
(夏子觉得自己收到了来自母亲的非常棒的生日礼物。)

