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用太宰声线读《人间失格》——最后一张照片

2023-02-25 12:17 作者:我真诚的呼喊  | 我要投稿

もう一葉の写真は、最も奇怪なものである。まるでもう、としの頃がわからない。頭はいくぶん白髪のようである。それが、ひどく汚い部屋(部屋の壁が三箇所ほど崩れ落ちているのが、その写真にハッキリ写っている)の片隅で、小さい火鉢に両手をかざし、こんどは笑っていない。どんな表情も無い。

 

第三张照片是最为古怪的,简直让人再也无法判定他的年龄。头上像是已经有了些许白发。那是在某个肮脏无比的房间中的一隅(照片上清晰可见,那房间的墙壁上有三处已经剥落),他把双手伸到小小的火盆烤火,只是这一次他没有笑,脸上没有任何表情。

謂わば、坐って火鉢に両手をかざしながら、自然に死んでいるような、まことにいまわしい、不吉なにおいのする写真であった。

他就那么坐着,把双手伸向火盆,俨然已经自然而然地死去了一般。这分明是一张弥漫着不祥气氛的照片。

奇怪なのは、それだけでない。その写真には、わりに顔が大きく写っていたので、私は、つくづくその顔の構造を調べる事が出来たのであるが、額は平凡、額の皺も平凡、眉も平凡、眼も平凡、鼻も口も顎あごも、ああ、この顔には表情が無いばかりか、印象さえ無い。特徴が無いのだ。

但奇怪的还不止这一点。照片把他的脸拍得比较大,使我得以仔细端详那张脸的结构。额头长得很平庸,还有眉毛、眼睛。鼻子、嘴巴和下颌。哎呀,这张脸岂止是毫无表情,甚至不能给人留下任何印象。它缺乏特征。

たとえば、私がこの写真を見て、眼をつぶる。既に私はこの顔を忘れている。部屋の壁や、小さい火鉢は思い出す事が出来るけれども、その部屋の主人公の顔の印象は、すっと霧消して、どうしても、何としても思い出せない。画にならない顔である。漫画にも何もならない顔である。

 

比如说,一旦我看过照片后闭上双眼,那张脸便即刻被我忘在九霄云外。尽管我能回忆起那房间的墙壁以及小小的火盆等等,可对于那房间中主人公的印象,却一下子云消雾散,无论如何也想不起来。那是一张不可能成其为画面的脸,一张甚至不可能画成漫画的脸。

眼をひらく。あ、こんな顔だったのか、思い出した、というようなよろこびさえ無い。極端な言い方をすれば、眼をひらいてその写真を再び見ても、思い出せない。そうして、ただもう不愉快、イライラして、つい眼をそむけたくなる。

 

于是,我又睁开眼看了看这张照片,哦,原来是这样一张照片啊。我甚至没有那种回想起了那张脸以后的愉悦感。如果采用一种极端的说法,即使我再次睁开了双眼端详那张照片也无法回忆起那张脸来,而只能变得越发怏怏不乐、焦躁不安,最后索性把视线掉向一边了事。

所謂いわゆる「死相」というものにだって、もっと何か表情なり印象なりがあるものだろうに、人間のからだに駄馬の首でもくっつけたなら、こんな感じのものになるであろうか、とにかく、どこという事なく、見る者をして、ぞっとさせ、いやな気持にさせるのだ。

即使是所谓的“死相”,也应该再多一些表情或是印象吧?或许把驽马的脑袋硬安在人的身体之上,就会产生与此类似的感觉吧。总之,那照片无缘无故地让人看了毛骨悚然,心生厌恶。

私はこれまで、こんな不思議な男の顔を見た事が、やはり、いちども無かった。

迄今为止,我还没有看见过像他那样不可思议的脸。

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